屯田物語

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傲慢なコラムニスト

2011年04月19日 | 東日本大震災


映画評論家の淀川長治さんが語ったことがある。

・・・
わたしはその青年と握手したくて右手を出したが、
彼は右手をポケットにいれたまま左手で軽く握りかえしてきた。
わたしは「なんと失礼な若者」だと思っていたのだが・・

しかし、あとでその青年の右手は義手であったことを知って、
彼の態度を誤解した自分自身が情けなかった。


両陛下が福島の避難所を訪問された。
そのとき、床に跪かれて語りかける両陛下に、胡坐をかいて答える被災者がいて、
コラムニストの勝谷誠彦氏が礼儀知らずと切り捨てたが、
もしかして、その方は膝が不自由であったかもしれない。そんなふうには考えなかったのであろうか。
亡くなった義父は若いときから片足に障害があって正座ができなかった。

それにしてもこんなことで避難民を非難する傲慢な態度は許せない。

ところで、勝谷誠彦氏の3月22日有料配信日記では、

信じがたい情報をいくつか。しかし決して「噂」ではない。
当初「行方不明」と言われていた福島原発の東電の職員は冷却装置を誤作動させたまま、郡山市まで逃げていたという。
そこで酒を呑んで騒いでいたところを目撃されてバレてしまった。
もちろんいま現場では命懸けの作業が続けられている。
しかしやがて初動のこういう出来事はきっちり検証すべきだろう


そのとき東電職員は現場で死亡していたのである。
勝谷氏はわざわざ「噂」ではないと断りながら 悪質な「ガセネタ」 を流してしまった。

福寿草がまぶしいくらいである。