「銃口」 を読み始めた。
昭和元年、北森竜太は旭川の大栄小学校4年生。
納豆売りをしている転校生中原芳子に対する担任坂部先生の温かい言葉に心打たれ、竜太は教師を志す。
三浦綾子の最後の長編小説であった。
昭和23年にわたしは大成小学校(小説では大栄小学校)に入学したから、
竜太の26年後輩にあたるのである。
昭和45年に大成は中央と統合し知新小学校と改称、
そして大成小学校の跡地にはイトーヨーカドーが建っている。
エゾリスに出遭うかと思って神楽見本林へ寄ってみた。
先日エゾリスを見かけたチョウセンカラマツの根元にしゃがみ込んで待ち構えていたが、
この日は姿をあらわさなかった。
日暮れにつれて三浦綾子記念館のあかりが明るくなってきた。
珈琲をいただきながら読書三昧、これぞ至高のひと時である。