屯田物語

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天国と地獄

2008年10月18日 | 映画


「天国と地獄」がきょうBSで放送されます。
容疑者を尾行する横浜中華街のシーン、その通行人として撮影に参加、
といえば恰好いいのですが、要するにエキストラです。
真夏のじっとりと蒸し暑い夜、麻薬患者を狙う容疑者と彼を追うアロハシャツの刑事たち・・
緊迫のシーンですが、実際に撮影したときは一月の寒い夜でした。

真冬なのでワイシャツのしたに長袖の下着を着込んでいたが、
それを脱げという厳しいお達しがあって、
通行人の服装ひとつにも妥協しない、さすが黒沢明だということです。
もっとも、撮影中はがたがた震えてね、皆で文句いってました。



撮影のあと、駅前のラーメン屋でタンメンと餃子、そしてビールを飲んでも、
千円(本日のアルバイト料)でお釣りがあった時代でした。

旭川の彼女に連絡していたので、
「天国と地獄」が封切りになると、一族郎党引き連れて観に行ってくれました。
でも、わたしをみつけることが出来なかったというから、
(実はわたしもまだ確認できてません)
きょうはDVDに録るつもりなので、
じっくり捜せば、45年前のわたしがそこに歩いているかも。。

「天国と地獄」は第一級のサスペンス映画です。
モノクロ作品ですが、カバンが燃えてピンク色の煙が立ち昇るシーンは感動します。