屯田物語

フォレスターとα6000が
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ちろる

2004年12月23日 | 旭川の風景
「ちろる」は旭川にある喫茶店のなかでも相当の老舗である。
店内の飾りはシンプルで民芸調の落ち着いた雰囲気が好きだ。
わたしが高校一年のとき休みで帰旭した兄から彼女へデートの連絡を頼まれていた。
彼女は同じ高校の三年、休み時間に恐る恐るそのクラスにいって彼女を呼び出してもらい兄のことづてを伝えるのである。
上級生がじろじろ見ているので、ちょっと恥ずかしく顔が赤くなる。
兄と彼女の待ち合わせ場所はいつも「ちろる」であった。

あれから46年も経った。
くりくりと可愛い目をした彼女のことはよくおぼえている。
いま「ちろる」でコーヒを飲んていると昔の出来事がさっと蘇ってくる。
そういう懐かしい時間に甘えて、つい長居をしてしまうのである。