らんかみち

童話から老話まで

水ナス専用醤油

2007年06月26日 | 酒、食
 何度も書いているように、ぼくは粗食にたえらるだけでなく、餃子は王将が一番で、マルゲリータはサイゼリア至高と考えておりました。ところがそれほど目をかけてやっていたにもかかわらず、サイゼリアはマルゲリータをメニューから削除するし、王将の餃子は翌日の口が変に臭いような気がしていけません。こういった憂うべき現状を何とかしたいと先日餃子専門店で食べたんですが、王将を凌駕しているとは言えない味でがっかりしました。
 
 カップラーメンを食いまくって、ミシュランよろしく五段階評価の星印をつけたことのあるぼくとしては、庶民の食い物こそが評価に値する味であり文化ではないかと思うのです。で、その根本を成しているのは塩であり醤油であり味噌なわけですから、当然ぼくは塩、醤油、味噌のフェチです。塩なんて出張する先々で買い求めたこともあるんですが、所詮は塩でして、味の違いが分からなかったので塩マニアは卒業しました。
 
 それで今は醤油マニアをやっております。たまり醤油、カツオだし醤油、昔ながらの手造り醤油といったものはもちろん、玉子かけ専用醤油、生醤油うどん専用醤油ときて、先日はセイロ蒸し蕎麦専用醤油なんてものまで味わってきましたし、今日なんか「泉州水ナスかけ専用醤油」なんてものまで買ってしまいました。
 味ですか? 良くできた水ナス漬けならどんな醤油をかけても美味しいですから、というか普通の味付け醤油(しょうゆ加工品)でした。
 ウルトラC級のグルメを自認しているぼくとしては、まあこんなものかなと納得しましたので、そろそろ味噌マニアを目ざしたいと思います。