らんかみち

童話から老話まで

童話公募は夢で乗り切る

2014年05月31日 | 童話
 5枚童話の最後が書けず、夢に委ねた解決策は徒労に終わった。夢は覚えていたけど、まるっきり役立たずだった。ずるをしようとしたんじゃない。ぼくの夢だかられっきとした作者には違いないはずだ。

 夢の中で、ぼくは二児のパパだった。生業は売れない陶芸家だけど、暮らし向きは悪くない。というのは、スナイパーの裏家業を持っているからだ。当局からの依頼を受け、誰かを暗殺して高額な報酬を得ているのだ。
 今日もフィクサーとマルシェで会うことになっている。人目につかない場所より、むしろ人混みの中で会う方が安全なのだ。

 ぼくはライフルを用意し、ハンググライダーを広げた。マルシェにはこれで行くのが最も早く、静かに到着することができる。てか、ハンググライダーなんかでマルシェに行ったら、目立ちすぎぃ! 存在がバレバレじゃん。

 というわけで当局のフィクサーはすぐにぼくを見つけた。本日のミッションは、この人ゴミの中での射撃だという。
「決して気づかれないように任務を遂行しろ」って、できるわけないだろうが。しかも、万引き犯を見つけ次第撃つなんて、できるわけない。そんな任務があるはずない、あるはずない、あるはずない……というところで夢から覚めた。

 夢があてにできなかったので、ぼく本体で童話を仕上げたが、出来上がったものは公募先の要求するテーマと微妙にずれていた。5日でどうにかなるものでもなし、まあしかたない。
 とりあえず受付だけはしてもらえたので、今宵は「おめでとうございます。あなたの作品がグランプリを受賞されました」という電話がかかってくる夢でも見るとするか。

童話公募に向け、夢の中で書くぞ

2014年05月30日 | 童話
 某童話公募に向けて3日前から5枚の物語を書いている。最後に童話らしき物を書いて1年を無為に過ごしたので、たかが5枚とはいえ書けるかどうか不安はあれど、なんとかなりそうではある。
 前半は月並みな話なので、最後にアッと驚く着地をして見せたいところだけど、これが上手くいかない。

 そもそも5日やそこらで一つの物語を完結させようと思うのが虫の良すぎる話で、日ごろから書いてないと凡庸なストーリーすら浮かばない。どこかで聞いたような話ですら展開できない。かくなる上は飲んで寝るしかない、いや、練るしかない。

 霊長類たるヒトの見る夢の役割は現実の整理だといわれているらしい。腹の立つこと、苦しいことの逃避であるとともに、解決の模索だんだろう。楽しいことは、うつつで反芻したらいいけど、現実の嫌な出来事が夢の中で消化してしまえるならそれに超したことはない。つまり夢というのは、自己防衛手段の一つなんだろう。

 物語の結末は夢に委ねることにした、といっても書く努力を放棄したわけじゃない。目覚めて書くのか、それとも夢の中で書くのかという違いだけだ。それで、たいていの場合は夢の中で書いた方が奇想天外でずっと面白い。ただ、目覚めたら思い出せないってのが難点ではある……な。

ソバ・ハチミツは蕎麦より栄養価が高い?

2014年05月29日 | 暮らしの落とし穴
         

 そばの実が入り始めた。短日性の品種で何度もトライしてことごとく失敗したあげくの長日性品種だから、回り道も甚だしい。知ってはいたんだけど、長日種の選択肢が少ないのと、情熱が醒めてきていたからね。

 写真は赤い部分が実になる。本来は白で、やがて緑から茶色を経て黒化するんだけど、なんの加減か赤い実から黒くなるものがある。全部がこうだときれいだろうな。
 白くて可憐な花からは、さぞかし麗しい香りが、と思いきや、これがなんと鶏糞の臭いそっくりだからいやになる。その臭いに誘われてかどうか、ハエの仲間もやってきて受粉を助けてくれる。
 そばの花には、雌しべの短い短柱花と雌しべの長い長柱花があり、同じタイプの花では受粉できない。別の株で別のタイプでなくては受粉できない困難があるので、ミツバチだけでは心もとないからハエにも一役買ってもらおうってことかい?

 鶏糞の臭いがする花からハチミツだってぇ? と訝る向きもあるか知れないけど、ハチミツになったら実の香りに近づく。色は濃褐色で、味は非常に濃厚。一なめしたら頭の栓が吹っ飛ぶ感じ。
 ダメな人は全く受け付けないと思う。マニア受けする風味なのと、薬効に期待して買う人がいるので、価格は安くない。島の養蜂家を唆してはみるんだけど、「レンゲやアカシアが一番じゃろ」と、すげない。ま、まあね、ニュージーランド人はキウイの花のハチミツを好むらしいしね。

バラは剪定がいのち

2014年05月28日 | 暮らしの落とし穴
            


 バラ祭りでゴージャスの花に囲まれて2日を過ごしたら、なんだか花疲れしたっていうか、しばらくバラは観なくても良いかなって気がする。

                           


 バラ公園では花の時期が過ぎると、ずいぶん思い切った剪定をする。ほとんど丸坊主になるんじゃないかと心配するくらい。
 うちの庭にも、去年の母の日に買ったバラを植えているが、剪定の仕方を知らないので野放図にしていた。ここにきて咲き始めたけど、花が落ちたら剪定にトライしてみようか。

なんでもかんでも原発事故に関連付けるのって・・・

2014年05月27日 | 暮らしの落とし穴
        

 そばは順調に育っているけど、そばの花というのは同じ株では受粉できないらしい。ブルーベリー、サクランボなどのように違う品種同士でないと受粉できないわけじゃないけど、雌しべの長い花と雌しべの短い花の組み合わせでないと実を結ばないといわれている。虫媒花なので蜂でなくてもいいんだけど、この時期だから蝶はまだ少ないからね。

 先日、アマチュアの養蜂家に聞いたところ、ミツバチが急激にいなくなったらしい。全国で同じ現象が起きているというから、なんだかどえらいことが起きているんじゃなかろうか。
 ダイオウイカの水揚げってのもあるし、初鰹がやってこないってのもある。エルニーニョの影響という説もあるけど、ぼくは原発が停止したせいじゃないかと邪推している。

 原発を冷却するために海水を使っているわけで、日本中で50基もフル稼働し続けたら沿岸の海水温も上がるわなぁ。それが3年間停止して環境が急変したってことはないんだろうか。
 いや、それだったら福島第一原発から漏れ出している汚染水の方が問題か。地下水がどんどん海に流れ込んでいるんだから、もっと悪い海洋汚染のデータがあっても変じゃないのに、「黒潮の流れに乗って希釈された」という。分からんことだらけだ。