5枚童話の最後が書けず、夢に委ねた解決策は徒労に終わった。夢は覚えていたけど、まるっきり役立たずだった。ずるをしようとしたんじゃない。ぼくの夢だかられっきとした作者には違いないはずだ。
夢の中で、ぼくは二児のパパだった。生業は売れない陶芸家だけど、暮らし向きは悪くない。というのは、スナイパーの裏家業を持っているからだ。当局からの依頼を受け、誰かを暗殺して高額な報酬を得ているのだ。
今日もフィクサーとマルシェで会うことになっている。人目につかない場所より、むしろ人混みの中で会う方が安全なのだ。
ぼくはライフルを用意し、ハンググライダーを広げた。マルシェにはこれで行くのが最も早く、静かに到着することができる。てか、ハンググライダーなんかでマルシェに行ったら、目立ちすぎぃ! 存在がバレバレじゃん。
というわけで当局のフィクサーはすぐにぼくを見つけた。本日のミッションは、この人ゴミの中での射撃だという。
「決して気づかれないように任務を遂行しろ」って、できるわけないだろうが。しかも、万引き犯を見つけ次第撃つなんて、できるわけない。そんな任務があるはずない、あるはずない、あるはずない……というところで夢から覚めた。
夢があてにできなかったので、ぼく本体で童話を仕上げたが、出来上がったものは公募先の要求するテーマと微妙にずれていた。5日でどうにかなるものでもなし、まあしかたない。
とりあえず受付だけはしてもらえたので、今宵は「おめでとうございます。あなたの作品がグランプリを受賞されました」という電話がかかってくる夢でも見るとするか。
夢の中で、ぼくは二児のパパだった。生業は売れない陶芸家だけど、暮らし向きは悪くない。というのは、スナイパーの裏家業を持っているからだ。当局からの依頼を受け、誰かを暗殺して高額な報酬を得ているのだ。
今日もフィクサーとマルシェで会うことになっている。人目につかない場所より、むしろ人混みの中で会う方が安全なのだ。
ぼくはライフルを用意し、ハンググライダーを広げた。マルシェにはこれで行くのが最も早く、静かに到着することができる。てか、ハンググライダーなんかでマルシェに行ったら、目立ちすぎぃ! 存在がバレバレじゃん。
というわけで当局のフィクサーはすぐにぼくを見つけた。本日のミッションは、この人ゴミの中での射撃だという。
「決して気づかれないように任務を遂行しろ」って、できるわけないだろうが。しかも、万引き犯を見つけ次第撃つなんて、できるわけない。そんな任務があるはずない、あるはずない、あるはずない……というところで夢から覚めた。
夢があてにできなかったので、ぼく本体で童話を仕上げたが、出来上がったものは公募先の要求するテーマと微妙にずれていた。5日でどうにかなるものでもなし、まあしかたない。
とりあえず受付だけはしてもらえたので、今宵は「おめでとうございます。あなたの作品がグランプリを受賞されました」という電話がかかってくる夢でも見るとするか。