らんかみち

童話から老話まで

公募の落とし穴

2008年06月30日 | 童話
 さっき童話公募にメールで作品を送ろうとしたら、なぜかうまくいきません。もしかして時間切れ? いやたしかに本日消印有効とあるので、少なくとも日付が変わるまでは大丈夫なはずと思い直して、いろいろやったら送れました。
 それで送信済みを確認したら、ありゃ~! 住所も名前も書いてない。かっこ悪いけど再送信したら、今度はタイトルをまちがえてる! 
 
 もういいかげん自分のあほらしさに嫌気がさしてきました。昨夜の猫みたいに、切羽詰って危ない橋を渡ると痛い目に遭うのは必定です。それにしても母は、「どろぼう猫が入ってくるなら犬でも飼うか?」なんて、おれは犬以下ってことかい!

猫にマーキングされました!

2008年06月29日 | 暮らしの落とし穴
どしゃ降りの雨が続いて、どうやら野良猫も餌にありつけないのか、当家に忍び込んできました。そいつとバッタリ目が合ってぼくも驚いたんですが、猫のやつも相当あわてたらしく、玄関の網戸を自分で閉めてパニクッてました。
 
 痛い思いをさせてやったらしばらくは来ないだろうとは思ったものの、「窮猫人を引っ掻く」のたとえの通りになっても怖いので、少しの間見てたら網戸を上手く開いて出て行きました。
 
 被害らしい被害は無かったんですが、猫がパニックになっておしっこをちびったらしく、玄関が臭くてたまりません。香料でもまいたら少しはマシになるかとやってみたら、香料に含まれるアルコールが猫のおしっこと相乗効果を起こし、まるでジャコウネコのようなえもいわれぬ香りが……てなわけないですね。とにかく臭いったらないんですよ(>_<)

安ウィスキーにはまった

2008年06月28日 | 酒、食
 一ヶ月の断酒期間を終え、喪が明けるように酒びたりになっているんですが、飲む酒の嗜好がすっかり変わっていて自分でも驚きます。この前まで赤ワインだったのに、今はなぜか安ウィスキーに食指がのびるんです。
 
 その理由は分かりませんけど、いろいろ飲み比べてみて分かったのは、サントリーの安ウィスキーに関していえば、どれを飲んでみても基本的には同じものだ、ということで納得しました。
 
 サントリーの安いのはいい香りだし、甘くて舌触りもいいの、ホワイトリカーに混ぜてみたら、薄いサントリーウィスキーになってくれました。それをロックで飲んでるんですが、今のところはどうしてだか不満に感じません。次の断酒までこれでいってみます。

地球にECOしょ!

2008年06月27日 | 暮らしの落とし穴
 もうずいぶん昔の話ですが、会社の宴会でクラシックのフルート曲を演奏したら、「あんたの発表会やあるまいし!」とブーイングが起きました。アルビノーニの名曲だったんですが、残念ながら受けません。
 で、仕方なく、当時ちまたではやっていた、「♪サカナサカナサカナ~」という曲を演奏したら、「魚屋の前でやってくれ!」の一言が、演奏よりウケたという悲しい思い出があります。
 
 過去のトラウマは置いといて、中四国ローカルでは今こんな曲がはやってるんです。

 ♪地球の温度が上がってる
  こわーいこわーい 温暖化  「おんだんか~」
  地球の温度を上げない為に
  減らそう減らそう CO2 「シーオーツー」
  私の住んでる地球 いのちの星を守りたい
  だ・か・ら・(以下、繰り返し3回)
  地球にECOしょ ええことしょ
 
  セリフ
 
  ひとつ、エアコン温度は適切に!!
  ふたつ、蛇口はこまめに閉めましょう!!
  みっつ、車の発進ゆっくりと!!
  よっつ、買い物するならエコ製品
  いつつ、いつも持ちましょ エコバッグ!!
  むっつ、こまめに抜こう コンセント!!

 ♪地球の温度が上がってる~(ダ・カーポ)

 南海放送:「地球にEcoしょ!」

 初めてこの歌を聴いたときは、もうぶっ飛びました。乗りの良い曲をバックに歌われる歌詞ですけど、こんなひねりのないストレート、しかも押し付けがましい内容でて良いの? と耳を疑ったくらいです。
 でも、「人を説得できるなら、言葉は単純であればあるほど効果的だ」という言葉がありますが、ぜひ聴いてみてください。一度聴いたらその単純さゆえに忘れられなくなります。

ラストフレンズ総集編

2008年06月26日 | エンタメ
「モトクロス」っていうキーワードでドラマ「ラスト・フレンズ」の総集編を観て、初めは甘ったるいラブストーリーを想像してたんですが、あれってホラーに近い怖さを感じるドラマですね。
 
 それにしてもルカを演じてるのが上野樹里さんとは気がつきませんでした。役者ってのはすごいもんだなぁって、メイクやなんか含めて感心します。でも総集編では意味不明な部分が多くて、改めてじっくりと観直そうと思ってます。

1円デジカメの実力を検証

2008年06月25日 | PC WEB
1円デジカメの実力を検証


 1円のデジカメを買いました。というか、オークションで1円で落札して送料を950円払うのと同じカメラがバッタ市場に売っていたんです。

 30万画素なので、ぼくが最初に手にしたデジカメ、カシオQV10と同じ程度の性能でしょうか。でもこちらは動画も13秒撮影できる優れ物で、税込み838円のコストパフォーマンスです。
 ゴミになりそうな気がしたんですが、これに付属しているムービーソフトを普通に買おうと思えば5500円! このソフトのためにデジカメを買ったようなものです。
 
 このカメラの威力ですが、ブログに掲載するんだったら十分かなと思いますし、実はこれ、ウェブカメラにも変身できるんです。実際にキャプチャーしながらこれを書いてます。WEBカメラ機能だけなので音声は記録できませんが、どうでしょう、わりと使えるんじゃないかと思います。

ウォシュレットの故障に直面して

2008年06月24日 | 暮らしの落とし穴
 うちのトイレはウォシュレットなんですが、これってお尻の調子が悪いときには重宝するな~とか思いつつ、故障はしないんだろうか、機械だから故障しないってことないよな、じゃあもし故障したら……と不案がよぎるや否や、本当に故障しました。
 
 どの時点での故障が最悪なのか考えたくありませんが、少なくとも今朝の故障はカテゴリーでいえば低い方だったと思います。だって座ったまま放水が止まらなくなっただけなんですから。仮にこれが夜中に起きたとしたら、朝起きてトイレが水浸しっていう、とんでもない惨事に発展しますよね。
 
 でもそんな恐ろしいことではなく、立ち上がれないだけなんですから、これはもう故障のうちでも赤子の手をひねるようなもの。まずは何度も「停」を押してだめだったから「乾燥」を押したら、放水が止んで温風が出始めました。これで良いんじゃないか、思ったのも束の間、温風は自動で止まらないんです。
 
 仕方ないから「ビデ」を押したら、弱い水流が前方をくすぐってくれるんですが、これも「止」が効きません。「お尻」に戻ってスイッチを押したら、これはちゃんと定位置に噴射してくれるんですが、やはり止まらないんです。
 
 運の悪いことにこういうときにかぎって来客があるんですよね。何度も呼ばれたんですが、返事をして出ないというのはあり得ないじゃないですか。それだったら初めから居留守を使った方が誠実というものです。呼びかけには無視を貫いて、ひたすら事態の収拾に努めたんですが、何をやっても無駄でした。
 
 コンセントを抜いたら済むことかなと気がついて探したんですが、これがまたどこにあるのか分からないんですよ。座ったまま体をひねっていたらあちらこちら痙攣しだすし、お尻はふやけてくる感じがするしで、だんだん事の重大性が理解でき始め、ドラブルから10分近く経った頃に、ようやくリセットスイッチが見つかりました。
 
 自分の家のトイレだから何とかしようと頑張りましたが、もしこれが公衆トイレだったらぼくはどういう判断を下したでしょうか。責任感とか、公共意識なんて吹っ飛ぶんじゃないかと、考えただけで恐ろしくなります。

初めての漁船レストア

2008年06月23日 | 暮らしの落とし穴
My Yanmar Diesel


 釣り船をどなたかくれないかな~と指をくわえていたら、本当に船をいただくことができました。小型船舶操縦士の免許をとった甲斐があったというものです。
 
 船を見ると、メンテナンスの途中で断念されたのか、ペイントがはがされている状態です。エンジンもかなり錆びてますし、始動のためのバッテリーもありません。ですがこのタイプのものは「振りかけ」といって、手でフライホイルに勢いをつけて始動したものです。要領さえ知っていれば小学生の男の子くらいならかけられるので、ぼくも子どものころ学校の行き帰りに他人様の発動機をかけて遊んだものです。
 今思えばとんでもないことやってたもんだな、と反省してますが、近頃じゃそういう悪ガキ、というより子どもそのものがいないので、安心して船を放置できそうです。
 
 今後はこの船を自分の手でレストアしていかないといけないんですが、まずは子どものころの気分で、ワクワクドキドキしながらエンジンをかけました。雨水に浸かっていたらしいのですが、あっさり始動して軽快な音を響かせてくれました。

活け造りの味は技術だよ

2008年06月22日 | 酒、食
「たった今釣れたばかりだよ~」と、近所の方が30cmほどの真鯛を2尾くれました。
 ウムッ! これはスーパーで買えば……なんて、ついつい値踏みする貧乏性のぼくですが、もしこれが養殖モノだったらいくらでしょう。
 実は、養殖でも天然でも、この辺のスーパーでは値に大きい違いはないんです。もっともこのサイズで、という但しが付くんですけどね。
 
 じゃあ天然と養殖の違いはどこで判断するんだ? といわれたら、これは難しい問題です。もっとも確実なのは、鼻の穴の数が2個だったら養殖、4個以上だと天然といわれてますが、必ずしも100パーセントでもなさそうですし、アイシャドーの鮮やかさも個体によって差がありそうです。養殖モノは色が黒い、という伝説に至っては、この辺りの海では逆の現象が見えたりして、全くあてになりません。
 結局は自分でさばいてみないとわからないっていうところまで養殖技術が進歩しているようです。
 
 えっ、食べてみりゃ分かるだろう? いえ、その判断が一番あてにならないんです。造りの技術で、見た目にも味にもはっきり差が出るようで、要するにぼくの技術では、胸を張って美味しい活け造りとは主張できない悲哀が、写真から伝わるかと思います。

お大師さん泥棒

2008年06月21日 | 暮らしの落とし穴
 うちに来られたお大師さまは量産品だと貶めるつもりはないんですが、このタイプのお大師さまは当寒村にも何十体となくおわすはずです。もちろんただの偶像ではなく、十字架やイコンと同じで、皆がこの前に集いて般若心経を唱えるための、信仰の対象としてのアイドルなわけです。
 
 どういった使い方をするか具体的には、「今日は皆さんでお大師さまに○○をお祈りしましょう」と、5人組なんかのメンバーが集まって、
「不妄語、不綺語、不悪口、不両舌……」と、数珠を鳴らし終えた後は、
「○○さんところの姑はうんぬんかんぬん」とか、「うちの嫁はどうのこうの」なんて、ここぞとばかりにおしゃべりに興じるわけです。

 早い話が信仰に名を借りた井戸端会議で村の女性たちは親交を深めたんでしょう。今のお婆ちゃんたちが若いころは、洗濯機も冷蔵庫も無かったわけですから、子沢山の村の女性たちはにとって、こういった催しは貴重な息抜きだったにちがいありません。その名残がつい数年前まであり、何人かの持ち回りで行われていたようです。
 
 しかし物質的、時間的に余裕のある現代にいたっては、お大師さまの力にすがる必要もなくなって、「長い間うちがおだいっさん持っとったけど、手がだるくなったから、次あんたとこが持ってね」と、お鉢が回ってきた次第です。
 
 お大師さま信仰もかくして形骸化してしまったので、HAL家で打ち止めにしても、お大師さまをHAL家所蔵にしても、どこからも文句は出ないでしょう。でもそれはやっぱり罰が当たりそうに思えるので、こっそり菩提寺のどこかに紛れ込ませようかと目論んでます。