らんかみち

童話から老話まで

どん兵衛天そばVS緑のたぬき

2013年03月06日 | 酒、食
 どん兵衛天そばと緑のたぬきはどちらが美味いのか食べ比べてみた。という以前に、どん兵衛が日清で、緑のたぬきがマルちゃんだっていうのが、今日初めて腑に落ちた。何度も食べたけど、メーカーなど考えたこともなかったのだ。

 どちらも天ぷらそばだけど、何割そばかというのは明記されてない。原材料名の表示には「小麦粉、そば粉」という序列だから、そば粉よりは小麦粉の方が多いのだろうと想像できる。これを「そば粉臭いうどん」と揶揄する向きがあるかも知れないけど、これはこれで蕎麦と呼んで差し支えないとぼくは思っている。

 レギュラーサイズのカップ麺を二つ食べ比べるのは少々きついので、ミニカップでのトライアルになるけど、それでも尿酸値の上昇には気をつけたい。そば汁というのは、100g中に500mg近いプリン体含有量を誇る鰹節を徹底的に使うので、ぼくにとっては実に危険な食品といえる。ちなみに牛肩ロースのプリン体含有量は、100g中90mg。
 
 どちらのカップも指示通りの湯量で3分間かけ、同時に食べてみる。まず麺の比較だけど、緑のたぬきは細くて白っぽい。どん兵衛はやや黒くて太い、といっても博多ラーメンの細麺くらいなのだが。
 麺の風味について優劣をどうのこうの言うつもりにはなれないけど、どん兵衛は崩壊感が良い。歯を立てたときに潔くスパッと切れる。緑のたぬきは崩壊感が少し未練がましく、お湯を注いで2分で食べたら「コシ」を感じるのだろうか。麺はどん兵衛に軍配を挙げよう。

 汁だが、どん兵衛は激甘の上に鰹節の香り(香料と思われる)が強すぎる。甘みで旨味を倍増させようという魂胆か。緑のたぬきの汁はごくナチュラルな印象で、やや風味が弱めの麺に合わせているのだろう。
 エビ風味のかき揚げ天は……どん兵衛がエビの殻を感じさせたように思うけど、似た感じで違いが良く分からなかった。

 総合評価としては、どっちでもええわ! うどんもそばも、メーカーは関東と関西で味を変えているだろうから、単純な感応テストで優劣を出せるものでもなかろう。まして個人的な趣味嗜好があるのなら、点数は付けられない。
 ただ一つ言わせてもらうなら、緑のたぬきの汁でどん兵衛の麺を食べたい。その逆はNGだと思うが、次回の検証ということで。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2017-09-24 02:33:15
判断する人が関東出身か関西出身か、食べ比べはどっちでやったか、はかなり大きく影響しそうですね。

僕は関西出身なので甘めのおつゆが好きです。
返信する
これはこれは (HAL)
2017-09-24 08:18:34
ずいぶん前の記事にコメントくださってありがとうございます。4年も前なら味が変わっているかもしれませんね。厚労省の食事摂取基準を受け、メーカーは少しずつ塩分を減らしているでしょう。また食べ比べしてみたいです。
返信する

コメントを投稿