らんかみち

童話から老話まで

目の見えない子ねこ どろっぷ

2015年06月30日 | 童話
                

 お師匠さまがノンフィクションを上梓なさったそうで、「目のみえない子ねこのと暮らすことで、引っ込み思案だったつぐみが成長していく物語です」なんだそうな。

 先日マッサージしてくれた按摩さんは、たぶん極めて狭い視野で光は見えているんだろうと思う。それでもギターを弾くし、ヘルパーさんに頼りながらも一人で生活している。片方の聴力が落ちただけでも恐怖なのに、中途失明した人の絶望感は想像を超えて大きいと思う。

 犬や猫はもともと視力は良くなく、嗅覚に頼って生きているのだろう。飼い猫の場合は敵に襲われることもないわけだから十分にやっていけそうな気もするけど、いったいどんな内容なのか読んでみたい。

フェンネル・ダイエット

2015年06月29日 | 酒、食
 フローレンスフェンネルに付くアゲハ蝶の幼虫は、なすがままにしてやろう。食害は確かにあるけど、ある程度育つと鳥に食われてしまうようだ。そんなことより、ダイエットに効くとして太ったおばちゃんが葉っぱを摘んでいく食害が侮れない。

 この葉っぱはニンニク、塩、松の実、オリーブオイルと混ぜてソースにしても美味しいけど、刻んでサラダに入れたら甘みを感じるのだそうな。自分で栽培していながら知らなかった。甘いと感じるので空腹感は落ち着くけどカロリーは低い。だからダイエットのサポートになると。

「茎がコリコリして甘い。癖になりそうな味」と、勝手に収穫することを宣言したおばちゃん、本当に効果があるのか経過観察もしてみたい。
「調べてみたら生理痛に効くらしい」っておばちゃん、見栄張ってんじゃないぞ!

塩レモン豚

2015年06月28日 | 酒、食
 ひところ流行った「塩レモン」ってのをストックしてはいるけど、いったいどんなシーンで使って良いのやら。今回は「塩レモン豚」ということでヒレ肉に使ってみたけど、御利益がいまひとつ感じられない。まあ、悪くはないってことで、満足しておくか。

バイオレットかパープルか

2015年06月27日 | 酒、食
             

 アーティチョークが咲いた。でもこれが「パープル」なのか「バイオレット」なのか分からない。種の袋に印刷された写真と比べてみたら、どっちでもない気がしてきた。ましてや色で判断できない。

 そもそもパープルとバイオレットって、どちらが紫でどちらが青紫なのか知らないしぃ。で、ネットで調べてみたところ、どうも寒色系がバイオレット(青紫=すみれ色)で、暖色系がパープル(紫色)ということらしい。

 それは理解したけど、トゲのあるアーティチョークは注文していない。もしかしたらアーティチョークというのは個体差の大きい植物なんだろうか。
 でもアーティチョークの瓶詰めを作っている動画を見る限り、ほぼ同じ大きさの形も同じものを加工している。そうじゃないと機械に通しにくいわなぁ。

 ここまで違う花が咲くと、イタリアの種屋さんが、あちらこちらのアーティチョーク農家から種をかき集めて適当に詰めているんじゃないかと邪推したくなる。イタリア人だから、さもありなん。受け入れるしかないのだろう。

 それはさておき、紫衣(しえ)で検索したら僧侶の衣と分かったけど、パープルもバイオレットもヒットする。日本古来の色見本ってのがあるんだろうけど、なんだか混乱してきたぞ、マンマミーア!

ハードコアからハードボイルドに

2015年06月26日 | 暮らしの落とし穴
「hard boiled」といえば、英語の固くゆでたという形容詞が転じて、冷徹な文体の小説などをも形容するようになったとか。
「hard core」とは、コンクリートの心材に使う砂利などの不可算名詞が転じて、核心、そのものズバリということで露骨なポルノを形容するようになったとか。ぼくも筋肉にハードコアを持っているので、半年ぶりくらいで揉みイストの門を叩いた。

「あんた、右の首と左の首の形が全然違うじゃない!」
 ベッドに横になって首から揉みながら揉みイストがおっしゃるのも当然で、自分でマッサージしていたら、この一月で右首の凝った筋肉がハードボイルドくらいに軟らかくなり、ガチガチに収縮していた筋肉がふっくらしてきたからね。
 それでも、ようやくハードコアに到達できるようになったという段階に過ぎず、この鉱脈を掘り尽くさないと真の快癒は期待できない。

 そういった理由で、辛くはなかったけど揉んでもらったら、1時間半後には、この程度の按摩で今まで満足していたのかと驚いた。いや、満足していたわけじゃないけど、モミ爺とか整体とかに比べたらベターなんだと不満じゃなかった。

 自分で揉むようになって分かったのは、どんな優れた按摩さんでも限られた時間で他人の凝りの核心に触れるのは容易なことじゃないということ。一度や二度ではなく、三日にあげず通って一月ほどしてこそハードボイルドからハードコアに到達できるんじゃなかろうか。そこまで凝りを溜めてしまったんだねぇ。