らんかみち

童話から老話まで

チコリーの軟白化にトライ

2015年03月31日 | 酒、食
     

 畑のチコリーが育ってきたので食べてみた。軟白させたものより苦くて繊維質だけど、基本的には似たような味だ。とくに中心部は軟白させたものとの違いが分かりづらい。
 軟白させるために根っこを引き抜いて歯を切断。根っこの先も切断しカップに水を入れてそこに漬けるだけ。この方法で収穫している人もいるけど、本来なら1月にする作業だ。光を遮断するために壊れた冷蔵庫に入れてみたけど、通気性が悪いと腐るらしい。

 本当のところはどうやるのか、チコリーをくれた人に聞いてみたけど、花を愛でるために栽培しているのであって食うためではないと。本当は知っているだろう、なんとか思い出してほしいと頼んだら、「籾殻で覆い給え」という答えが返ってきた。なるほど。

 ベルギー原産の野菜だけど、通年で国内栽培されていて夏にも手に入る。そういうものは工場で作っているらしく、ノウハウは公開されているようにない。だからそういうのを買えば済むわけで、自分で作るメリットがどれほどあるだろう。毎日チコリーを食べたいとは思わないからね。まあ試して合点がいけばそれはそれで嬉しいから。

 

ムスカリの侵略

2015年03月30日 | 暮らしの落とし穴
            

「それはムスカリですね」。見知らぬおばちゃんは、あんたとこに咲いていながら名前すら知らないのか、とでも言いたげな顔をなさる。それじゃあアーティチョークをあなたは知っているのかい、とぼくは指さした。おばちゃんがそれを見て一瞬怯んだのを、ぼくは見逃さなかった。どんなもんだい、って子どもの喧嘩じゃあるまいし、そんなことで勝ち誇ってどうするよ!

 雑草だと思っていた花は30年ほど前から栽培されるようになった、地中海沿岸あたりが原産の観賞用らしい。アーティチョークはもちろん自分で植えたわけだけど、西洋タンポポやムスカリはどこからやって来たんだろう。
 近所に花好きの人はいるけど、そこでは見かけないなぁ。どこかで草刈りをして、草刈り機の刃にくっついてきた種が落ちたということも考えられる。それとも誰かが、ぼくのやっているような托卵栽培を試しているんだろうか。知らないところで、なにかが静かに進行、いや侵攻しているのかも知れない。

雑草も役に立つんだ

2015年03月29日 | 暮らしの落とし穴
         

 写真の花を野に咲く雑草に分類するには可憐だなと調べてみたら、蔓日々草という観賞用の花であるらしい。ヨーロッパ原産らしいけど、帰化植物なんだそうな。白鵬でさえ帰化してないってのに、こいつらの蔓延りようったらどうか。もっとも、名前に「蔓」ってあるから蔓延るのも無理からぬこと。

 見知らぬおばちゃんがうちの畑の横でタンポポを摘んでいる。何にするのかと思ったら「これはセイヨウタンポポで、繁殖状況を調査している」と。いつから咲き始めたかと聞かれても、10年前には家が建っていた場所だからね。
 それにしても、セイヨウタンポポの根っこがコーヒーになるのは「ごちそうさん」で知ったけど、江戸時代に食用として輸入されたとは!

 ちなみにタンポポコーヒーって美味しいもんじゃない。ほうじ茶のようでもあり、焦げた豆のような香りでもあり、苦いってことはないけど本物と比べるもんじゃない。ただ、コーヒーフレッシュを加えたらコーヒーの香りに近くなるので、胃の調子が優れないときにはうれしいかな。
 雑草という植物は存在しないというけど、どんな植物もそれなりに役に立ってくれるんだなぁ。

食べたくもあり咲かせたくもあり

2015年03月28日 | 暮らしの落とし穴
        

 畑の草引きに躍起となっていて、ふと気がついたらタラの芽が出ていた。間違った部分でカッとして収穫してしまうと、もしかして次が出てこないんじゃないかと逡巡する時間がもどかしくも幸せ。

                        

 ブロッコリーも花が開いてしまったけど、思ったよりきれいだ。バックの菜の花が存在を主張しているけど、その向こうにはタアサイの花も咲いている。三つともアブラナ科なので良く似ている。それににしても、人間も鳥もアブラナ科のお世話になっているんだねぇ。

郷田王将の誕生

2015年03月27日 | エンタメ
 郷田真隆九段(44)が将棋の王将位を襲った。対したのは渡辺明王将(30)で、棋王戦では羽生名人の挑戦を退けた実力者。

 郷田ファンではあるんだけど、脂の乗った渡辺王将に勝てる気がしなかった。初戦から2連敗したときは、やっぱり男の曲がり角といわれる年齢になったらノリノリの若手には勝てないのかと思った。それが終わってみれば4勝3敗のフルセットで王将位を奪取。

 酒を飲み過ぎたらしく寝坊して失格になったこともある棋士だけど、今の時代にパソコンなどを使わず(使えないらしい)将棋の研究を続けられるって、すごい!