らんかみち

童話から老話まで

駆け込み需要の最後は

2014年03月31日 | 暮らしの落とし穴
 街は大変混んでいて、まさか増税前の駆け込み購入に走っているんじゃないよね、と高をくくっていたけど、郊外の大型商業施設に到着したとき、懸念が的中していることに気付かされた。駐車場が大混雑している!
 
 スーパーではLL牛乳や紙おむつを大量購入している若いご婦人がいる。ホームセンターでは、カセットガスボンベを大きいカートに積めるだけ積み込む爺ちゃんを見かけた。もしかして、プロパンガスや都市ガスの契約をしていないのか?

 ぼくはといえば、数百円の電機部品が必要になっただけで航空運賃より高額な通行料金の来島海峡大橋を渡らねばならなかった。
 つまらない物を買うだけじゃ元を取れないので、それなりの物を買うつもりではいたんだけど、終わってみたら1000円以下のウィスキー4本を抱えているだけだった。

 我ながら情けないけど、買い貯めって、どうしてもできない。ガスボンベなんて賞味期限は考えなくても良いし、パンパースも使い切れなかったら譲渡できる。ガソリンを貯蔵するのは何らかの法に触れそうだけど、ドラム缶1本なら1年で使い切れそうだから買い貯めするのも理解できる。かといって、自分でする気にはなれない。危険すぎるしぃ! まぁ、その程度の人間ってことで……。 

愛媛県産チーズが主流になる日

2014年03月30日 | 酒、食
               

 愛媛県内でチーズを作っているだってぇ! 愛媛県の南予地方に内子町というところがあって、愛媛県の真ん中というか臍に位置する綺麗な町だ。標高が高いせいか気候的には、うちの東予に比べて寒いといえる。なるほど、それで酪農も盛んだしチーズが作れるのか。

 昨日はその内子町で作られたカマンベールタイプのチーズを買ったんだけど、本格派の本物だよ! ノルマンディー産のカマンベールに伍する底力がある。700円は高価だけど、それなりの価値はあると思う。だが、売れないよね。少なくとも当地では、熟成が停止された缶詰の方が食べやすい、と好まれるんじゃないかな。

 今日はこのメーカーのリコッタを買ったけど、明日はモッツァレラを買ってみる。水牛の乳から作られたモッツァレラを食べたことないけど、自分で作ってみる限りでは、フレッシュタイプのチーズに善し悪しはないと思っている。だから期待はしていないけどね。

 このメーカーのカマンベールには素性の良さを感じる。がしかし必ず売れ残るだろうから、一週間ほどして半額になって買い込むつもりでいる。
 でもね、その時期からが食べ頃なんだよ。アンモニア臭がし始める頃からが本当の旨さが味わえるってもんよ。アンモニア臭がだめなら、白カビの生えた皮の部分を避けて内側のトロ~リとなった部分をスプーンですくって食べたらいい。でも当地には、そんなことまでして食べる人はいないだろう。早く売れ残らないかな♪

3.5合炊きの炊飯器を、ついに手に入れた

2014年03月29日 | 酒、食
              

 ことのところ炊飯器の調子が悪くて、1合だけ炊いてはおにぎりにする、みたいなことを1日に2回から3回くり返してきた。おかげで、おにぎりの腕前は向上したけど、もう限界だ。
 と、そんなところへ、価格comでウォッチしていた炊飯器を、ネコを使っているショップが最安値を付けたじゃないか。もうほとんどが飛脚の運送で離島料金が発生していたから、迷わず発注した。

 ずっと迷い続けていた理由は、炊飯器の容量がネックだったから。5.5合炊きでは大きすぎる、かといって3合炊きでは小さすぎて扱いが難しくなる。
 たとえば、炊き込みご飯の素っていうのは3合炊き用が多い。3合炊きの炊飯器でそれを炊くと混ぜるのに一苦労する。「素」の味付けは薄味に設定してあるらしく、2.5合を炊いてちょうど良いが、それでも混ぜる困難から開放されることはない。

 3.5合炊きがあったらなぁ、といつも思っていたけど、最近になって販売され始めたようだ。でもまだ少数派なので、安価かつ送料無料で手に入れるのに少しばかり苦労した。
 味はまだ分からないけど、これまでの製品より悪かろうはずがない。それが日本製炊飯器の定評であり、国内メーカーの矜持であるはずだから。

よだれ貝、エスカルゴペースト

2014年03月28日 | 酒、食
             

 プチ朝市に出かけて心惹かれたのはサザエとヨダレ貝。サザエも頃合いの大きさで後ろ髪を引かれたものの、初物のヨダレ貝をゲット。500グラムで200円だから、サザエよりはリーズナブルではあるけど、決してコストパフォーマンスの高い貝だとはいえない。

 サザエをチョイスしなかったのは、サザエの中にヤドカリが入っているのを一つ発見してしまったから。気味悪いほどデカイヤドカリで、まだ生きているじゃないか。
「お兄ちゃん、このサザエ見てみ、なんか変やで」と、日ごろ見かけない店員さんに声をかけたところ、「あ、やどかりですね」といいながら引き抜こうとする。おい、やめんかい、ヤドカリを買いに来たんちゃう!

 まあそんな経緯もあってのヨダレ貝なわけだが、こいつは砂抜きするのにサザエより時間がかかるかもしれない。今日買ったのは砂抜きができていたけど、こいつは洗うときにも茹でるときにも卵の白身のような透明な粘液を出す。茹でたらゆで玉子の白身のようになるが、ありがたいもんじゃない。
 風味はサザエよりも磯臭さを宿し、身は固め。ジビエに興味のある人ならお勧めだが、そのまま茹でたのではイマイチ。弁当などに入っているものだと、ある程度は磯臭さが消えているから、次回は酒を入れて茹でてみるか。

 今回は茹でてからバターで炒めて塩胡椒で味を付け、醤油をたらすことで香ばしさを演出してみた。ん、悪くない。ワタの部分もバターによって旨味が倍加している。
 こいつはポテンシャルを秘めた貝ではあるけど、手間がかかるな。でも何度かやっているうちにノウハウがつかめてきた。
 味付けにはエスカルゴペースをも良いんじゃないかな。エスカルゴペーストってジェノベーゼのことだよね? バジルソースのニンニク強めって感じなんだけど、もしかしたらフェンネルソースも合うかも。さっそくフェンネルの種を蒔かなくっちゃ!

♪高杉ぃ~高杉ぃ~!

2014年03月27日 | 暮らしの落とし穴
             

 昔のテレビCMに、♪高杉ぃ~高杉ぃ~♪というのがあって、与作が木を切るためにロープを伝って木から木へと飛び移るシーンが映されていた。漫才のネタになって「高過ぎるんやったら、おりてこんかい!」と、ボケ役が怒る。

 森林については素人だけど、林野庁の所有している森林より、製紙会社などの所有する私有林のほうが多い、ということは聞いたことがある。CMの映像は住宅会社の管理する森林の、実際の保全シーンだったんだろうか。

 神社の木を切るにあたり、宮司さんにお祓いをしていただいたのは昨日のこと。当日は雨で作業ができず、今日からスタートした。まずはメインであるエノキの巨木を伐採するところから始めた。作業をするのは森林組合の与作、じゃなかった、職人さんたち。
 この作業は庭師の友だちにも打診したが、「勘弁してください」という答えを、無理からぬことと受け止めた。

 大人二人が抱えるくらいだから、木の根元の周囲は3メートルを超えているだろうか。高さは、15メートル、いやもっとあるかな。とにかく、素人から見たら伐採なんて途方に暮れるような巨木。与作、じゃなくて森林組合さんはどうやって切るんだろう。
 作業をずっと見守っていたいけど、彼らにとっても発注者に見られているのは変なプレッシャーだろうし、こちらも終日の付き合いはできない。今日のところは「安全第一でお願いしますね」と声をかけるくらいにしておいた。