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童話作家の後藤みわこさんが、「大阪に行って、とんぺい焼きを食べた」とフェイスブック上で発言しておられた。そういえば、ぼくも大阪市内に勤めていたころ退社してから仲間たちと居酒屋でとんぺい焼きを肴に飲んでいたよな。えっ、まさかとんぺい焼きって、関西だけの食べ物だったの?
知らなかったなぁ、全国的に食べられているんだとばかり思っていたよ。明石焼きなんてのは、同じ玉子料理でも地名が冠されているから関西だけのたこ焼きっぽいジャンクフードって認識はある。しかも「明石の蛸は立って歩く」という伝説もあるしね。
とんぺい焼きにノスタルジーを刺激され、さあ作ってみましょ、と思い立ったは良いけど、どんなものだったか覚えていない! たぶん会社の同僚にとんぺい焼きのファンがいて、彼のお裾分けを食っていたんじゃなかろうか。
仕方ないのでネットを検索して、ああこれこれ、という風情のものを作ったのが写真のお好み焼きっぽい何か。
豚バラ肉の薄切りを炒め、ちょいと塩胡椒で味を付けてから細ネギの小口切りを盛り、オムレツ風に焼いた玉子でそれを包む。作業としては滞りもなかったし、味も悪くはなかった。しかしこれって、お好み焼きソースとマヨネーズ、それと青のりミックス味で食べているだけじゃないか。
とんぺい焼きも色々あるんだろうけど、B級グルメって、たまに食べるから美味しく感じるんだね。若いころならいざ知らず、自分の歳になったら一年に一度で十分かな。
日本全土でB級グルメから卒業するころなんじゃなかろうかと考える。実際そういう流れになっているというしね。それが健全な先進国としての有り様だと信じている。