らんかみち

童話から老話まで

だんだんは、もうだんだんだ

2009年02月28日 | エンタメ
NHKの朝ドラ『だんだん』の視聴率は前作の不評だった『瞳』の反動で視聴率はそう悪くないのだとか。一方でワースト3の視聴率だった『ちりとてちん』のDVD販売は、あの『おしん』の倍ほども売れて過去最高なのだとか。

『だんだん』は今ひとつ乗りの悪い出来なので次回の『つばさ』に期待したいところですが、荒筋を読んだ限りでは良いんじゃないでしょうか。
 でもタイトルがな~。『瞳』もタイトルとしてはいまいちだったし、ヒロインが里親というより里芋の香りを放っていたけど『つばさ』役の多部未華子さんは20歳。ちゃんと演技できるのか心配ですが、最近の子役は達者な子が多いから大丈夫でしょう。そこはかとなく楽しみにしてます。

freelottoに当たった、けど詐欺だった

2009年02月27日 | PC WEB
 スーパーアグリに続き、まさかのホンダF1撤退に衝撃を受けてのち、カワサキもバイクレースの最高峰であるmotoGPからの撤退を表明して、今年は暗黒ののモータースポーツ年になると思っていたら、カワサキが帰ってきました。
 
 motoGPの公式サイトのいうことだから間違いないと思うんですが、ページのトップに表示される広告で一気に信頼を裏切られた気分です。
「当たりました! 当選金の振り込み手続きはこちら」みたいな表示がされて、またかよ! こんなうまい話があるわけが無いと思いつつも、そこは小市民の哀しい性で、ついクリックしてしまいました。

 どうやら『freelotto』という会社で、住所やメルアドなどの個人情報を入力を促す日本語のフォームに引っ張り込まれます。あからさまに怪しい! いかにも海外の詐欺師が日本語のサイトを作って網を張っている匂いがプンプン。
 調べてみると、入力したら大量のメールが送られてきて「支払い手数料がかかるので、クレジットカード情報を入力してください」というようなことが書かれているらしい。いわゆる原始的な『フィッシング』と呼ばれる詐欺ですね。
 
 こんなのにひっかかる人がいるのかな、と調べてまたびっくり。けっこうだまされている人がいます。「嘘っぽいけど、もし本当だったら自分はとんでもない愚か者。このチャンスをの逃すまじ」。という心理を巧みについた(巧みとも思えんが)手口に、ついつい個人情報を入力してしまうようです。
 
 腹立たしいのでアメリカのFBIのメールアドレスとか入力してやろうかとも考えたんですが、下手したらこちらがFBIの咎めを受けやせんか? と心配になって調べたら、FBIも過去にハッカーの被害に遭ってサーバーが停止したとか。それでこの手の問題には非常に神経質になっているとのこと。やっぱりFBIのメルアドなんか入力しなくて良かった。
 
 それにしても腹立たしいのはmotogpの公式サイトです。『freelotto.com』で検索したらGoogleではヒットせず、それらしいサイトに行こうとすると「安全な接続ができません」といわれます。ところがyahoo!JAPNを使って検索したらトップにヒットします。しかもすんなり表示! 開いただけで何らかのウィルスに感染する可能性あり。慌ててツールを稼動させたところ、何もなくてホッとしました。
 にしても、まだまだGoogleにyahooは及ばないようです。ちなみにGoogleを検索エンジンに使っているらしいグーの結果は、Googleと良く似てました。

田舎にこそコンビニ

2009年02月26日 | 暮らしの落とし穴
ローソン、am/pm買収を発表 店名は残す方針(朝日新聞) - goo ニュース

 うちの島にはコンビニが三店ある、といったら「かつて三つあって、今は二つの間違いだろう」といわれるかもしれません。だけどローソンとサークルKだけじがコンビニじゃなし。コンビニの必須条件は深夜営業だといわれたら素直に白旗を揚げるけど、週刊誌、おもちゃ、酒、たばこ、弁当などが置いてあって、それぞれの値段が高ければコンビニと呼んでもいいでしょう。昔からある雑貨屋さんの一店がその役を担ってくれてます。

 とはいうものの、振込み、コピー、FAX、ATMなどのサービスが必須なら、やっぱりコンビには二つしかありません。都会から生まれたコンビニですが、郵便局が消えるかもしれないといわれている近い将来の田舎にこそ必須になります。この島だってそうで、本屋が無いからマンガの立ち読みはコンビニが頼り。市場が飽和しているというけど、田舎の雑貨店をコンビニ化していく余地はまだまだあるんじゃないでしょうか。ロイヤルティーを減らしてもっと拡大してくれコンビニ。

ドラマ『ラブレター』を観て魚を煮付けました

2009年02月25日 | 酒、食
 ドラマ『ラブレター』の第七話で里孫の美波が「みんなは、わたしと仲良くしたくない」と、殻に閉じこもるのを里爺がさとすシーンがあります。
里爺「この魚、食うてみぃ」
   里爺が美波に魚の煮付けを差し出し、戸惑いながら箸でひと口食べる美波。
里爺「うまいか?」
   うなずく美波。
里爺「ビングシいう魚やけど、そない大きいのは市場にはあんまり出えへん。食べたかったら自分で釣りに行くしかない。欲しいもんは待っとっても手に入らんのや。友だちもいっしょやで。おまえから歩み寄ったら、相手は必ず応えてくれる」

 ビングシてどんな魚やろ? 瀬戸内の魚ならたいていは知っているはずなのに聞いたことがなかったので調べたら、な~んや、タモリのことか。と分かりました。別名ムクダイ、またの名をモミダネ。タモリは田守、モミダネは籾種でしょうか。察するに田植え前後が旬の魚かもしれません。
 
 多くの名を持っているということは、それだけ愛されている魚ということ。実際ぼくも子どもの頃から今まで良く食べてますが、小骨がなくて白身の淡白な身のように思えるのに、深みのある味わいが特徴でしょうか。スーパーに行ったら三割引で売っていたので、ドラマに触発されて買いました。
 
 酒100cc、薄口醤油20cc、みりん20ccを調味料とし、生姜を薄切りにして煮付けます。味付けはこれだけです。もしかして、賊くずれの漁師もどきが作る魚料理なんて、どうせ残酷煮とかの野蛮なもんに違いない、と思われた方には猛省を促しておきます。
 たしかに海賊の末裔が漁にたずさわっている当地かもしれませんが、海賊然とした親父さんたちの魚料理は、繊細かつ手の込んだ薄味なんです。この島の料理屋で食べてもその印象はほぼ同じ。漁師の親父さんたちは、自分が釣った素材の持つ味をどれだけ引き出せるかに腐心しているんだろうと思います。
 
 このタモリというのは、鯛と同じくウロコが取りにくくて下ごしらえが厄介なうえに、生臭さも一人前。酒だけで煮るのは、生臭さをアルコールに吸収させて飛ばそうという寸法です。香水などと同じように、匂いの元はアルコールに溶けやすいからです。またアルコールの沸点は60℃なので、煮込んだら先に飛んでしまって酔っ払うことはありません。
 
 熱湯をかけて霜ふりをし、ウロコと血合いの臭みも取り、調味料を入れて魚を火にかけ、落し蓋をしたら待つこと10分。最後に山菜なども煮てみました。その結果は、調味料の味に良く反応してトロリとしたゼラチン質の皮には甘みがムギュッと染み込み、その身には旨みが閉じ込められて、みりんはいらなかったくらい深みのある味わいに仕上がりました。
 
 さてドラマですが、この第七話が小学生編のクライマックスかと思われます。里爺にさとされ、里親に付き添われてしぶしぶ登校したのは授業参観の日。そこでヒロインを待っていたのは……。
 韓国の動画サイトに、日本での放送そのままの動画が投稿されていたので、明日にでもリンクしてみます。


なんで外車の霊柩車に乗らにゃならん

2009年02月24日 | 暮らしの落とし穴
新型「おくりぐるま」を発売 光岡自動車の霊きゅう車(共同通信) - goo ニュース

 先月、おじさんの告別式に出たときもそうでしたが、霊柩車はアメリカGM社のキャディラックでした。菩提寺のお坊さんによると「あそこは高級な葬祭場です」
 そうかなぁ、高級を打ち出すならベンツ、あるいはロールスロイスのほうが良さそうに思うんですが、葬祭場はたいがいキャディラックですよね。もちろん理由があって、というよりアメリカに右ならえしただけのことじゃないでしょうか。

「アメリカ人は誰でも一生に一度は、あこがれのキャディに乗ることが出来る。なぜなら、霊柩車は全てキャディだからだ」といわれるほど、アメ車の最高峰とうたわれたキャディラックですが、今となっては破綻寸前の会社が生産する車でおくられるのは悲しいです。

「F1カーで曳いてやっちゃくれませんか。うちの息子はF1レーサーになるのが夢でしたから」
 本気でレーサーになれるとは思ったことなくても、男の子なら夢見たことが一度はあるはずです。「おくりぐるま」もいいけど、光岡さんならF1レプリカを作るなんて簡単なことでしょう。銀行が破綻するような何でもありの時代ですから、ぜひやってもらいたいです。

納棺される気持ちで読みたい

2009年02月23日 | エンタメ
日本映画史に新たな金字塔、普遍的題材に評価…アカデミー賞(読売新聞) - goo ニュース

 めったに映画を観ないというか、一人では映画館に入ることのできないぼくですので、当然ながらこの映画もテレビで放映されるまで観ることはないでしょう。だから日本映画史の金字塔とまでいわれる、アカデミー賞:外国語映画部門に輝いたことがどれほどすごいのかさっぱり分かりません。
 
 でも漫画の第一話をコンビニで立ち読みした限りではぶっ飛びました。たしか冒頭に雪の中でチェロを引く男が出てきて、そんなあほな、雪が楽器に与える影響を考えたらありえない! 自棄になってるとしか思えないんですよね。でもこのシーンで主人公のチェリストの心情を見事に描いたんです。言葉ではなく情景で心模様を説明したといえるでしょう。次の場面で、オーケストラの職を失った? ああ、やっぱり絶望してるんだ、と。
 
 もうすぐ終わるNHKの朝ドラ『だんだん』観てたらナレーションに腹が立つんです。語りは上手いと思うけど、そんなこと一々説明してくれなくても、ヒロインの仕草や表情で分からせろといいたくなるし、実際シーンを見ていたら理解できるところなので、視聴者をばかにした印象を受けてしまいます。おれっち子どもやないし、みたいな。
 
「納棺師なんて職業が本当にあるんですか?」と菩提寺のご住職に訊ねたら「聞いたことはあります」とのことでした。そう疑問を湧かせた時点で、してやったりなんでしょうね、この映画。
 原作となった『納棺夫日記』も良いとの評判で、主演の本木さんが映画化を熱望したのも頷けるそうです。しかしなんといっても脚本が優れてないとアカデミー賞の俎上に上ることすら出来ないでしょうから、脚本が出版されたらぜひ読んでみたいです。納棺される側の気持ちになって。

スライス病は寝転んでなおせ

2009年02月22日 | 暮らしの落とし穴
 昨日に引き続きゴルフの打ちっ放しでスライスボールを大量生産してきました。ボールを切ったわけじゃなくて、右利きの打者の打った球筋が右に大きくカーブするのをスライス、逆をフックなどと呼ぶんです。ぼくの場合はプッシュ病とスライス病の二つを病んでいるので厄介ですが、そうかこれが原因だったのか、と今は嘘のように快方に向かっております。
 
 まだ完治したといえるほどではないものの、原因は脊椎から頚椎にかけての歪みだったようです。なぜ歪んでいるのか、それもはっきりしています。寝転んでテレビを見るとき、左側を下に頬杖をついて来たからです。きおつけ!(気を付け)と言われたら右に首を傾げて、「何か文句でもあるのか」と先生に注意されそうな感じです。
 
 もともと右で打つので、首はやや右に傾くのが自然なんですが、ぼくの場合は極端に右に傾いていたようで、無理やり左に傾けてみたら真っ直ぐ飛ぶじゃないですか。余りにもあっけない幕切れ、じゃなくて解決に、これまで悩んできたぼくの20年はいったいなんだったの? アホらしくなりました。これから右手をついて寝転んでいたら自動的にゴルフが上達するんです。が、「♪まちぼうけ、まちぼうけ……」と、脳内に不吉な歌が響いたのも事実です。

遼くん効果が二十年早ければ

2009年02月21日 | 社会
 石川遼くんに刺激されたわけじゃないけど、ゴルフの打ちっ放しに行きました。最後にクラブを握ってから二年以上も経過していれば、打席に立ちはするものの素振りだけにとどめておくはずだったのに……ボールを見たらついつい打ちたくなってしまいます。
 
 島にゴルフコースはありません。18ホールを造成する余地が無いのじゃなく、ふるさと創生事業とかのばらまき予算で、ミニゴルフ場じゃなくヨットハーバー建設を目指したからです。だれがこんな島くんだりまで来てヨットに乗るか! などと言う前にゴルフ場などもっての外ですね。でも二十年以上も前のバブリーな頃には、打ちっ放し場が二か所あったんです。
 
 そんな昔を振り返りながら、ゴルフバッグから一番短いサンドウェッジを出し、不意に友だちに会ったような懐かしさで軽く一発。あらら、当たるじゃないの。もう一発。お、今度も当たった! 
 こうなるともう止まりません。気がついたらドラーバーを抜いてます。それも初めのうちはそろりそろりと打っていたものの、後からゴツイおっさんがやって来て後ろの打席でバシバシ打つもんだから、こちらもむきになってパワー全開です。
 
 息が上がってようやく、アホなことやってもた! 指は豆が出来る寸前、足腰はプルプル。でも驚いたことに案外と当たるし、筋力が落ちているはずなのに飛距離は落ちてないんです。
「ネットを越えて竹薮に落ちるけど、いいの?」
 打ちっ放し場の経営者が見に来たので確認すると、「後で拾いに行くから大丈夫」とのこと。
 こうして練習はさわやかに終えたはずでしたが、車に乗ろうとしたら足がつって10分ほど痛みをこらえ、逃げるように家に帰りました。明日、いや明後日が恐ろしい。
 
 ふるさと創生事業で着工したヨットハーバーはその後、小泉総理の時代になって予算が削られて頓挫しました。今はただの埋立地と化し、残土処理場として重宝しているようです。もしもミニゴルフ場建設にでも手をつけていたらどうなっていたことか……。ありえない計画だとは思うけど、ヨットハーバーでまだしも良かったのかも。

サイバークリーンセンターのパンクって、NHKのDos攻撃が原因?

2009年02月20日 | PC WEB
 昨夜のNHKクローズアップ現代でボットの脅威が取り上げられ、ぼくのパソコンもこのところ動作が鈍くなったので、何らかの虫が巣食ってるんじゃないかと、NHKの推奨するサイバークリーンセンターにアクセスしてみたところ、同じことを考えた人たちのアクセスが集中したらしく、肝心のbot対策ソフトにたどり着けません。きっと画期的な対策ソフトが開発されたに違いないと、今日になってしつこく試したらうまくいきました。
 
 その結果、何のことはない、トレンドマイクロのオンラインスキャンを、総務省・経済産業省 連携プロジェクトが買って駆除機能を追加しただけのもののようで、がっかりしました。でもおもしろかったのは、当のプロジェクトのTOPページに書かれていた言葉です。

「アクセス集中による接続遅延に対するお詫び (2009.02.20)昨晩NHKでボットウイルスに関する特集が放送されました。この関係でご覧になられた多くの方からのアクセスをいただいております。回線、サーバ共に増強をしておりましたが、昨日に続き本日もアクセスが困難な状況が続いております。アクセスいただきました皆様には、誠に申し訳ございませんが、数時間おいてアクセスをいただけますようお願い申し上げます」
 
 笑っちゃうというか、あきれるばかり。あの辞任した中川前財務大臣の弛キャラぶりに似て、緊張感を欠くこと著しい。こんなところの提供するサービスなんて使うだけ無駄かとも思ったんですが、試してもみないのに物は言えません。
 長い時間をかけてスキャンした結果ぼくのパソコンはシロと出たんですが、これがいま一つ信用できません。そこでしばらく使っていなかった無料の対策ソフト「Spybot - Search & Destroy」を動かしてみたら「DoubleClick」に入られてました。
 当の会社はGoogleが買収したらしいから、ぼくがyoutubeやGmailを使っている関係で、ある程度仕方ないのかなとは思うけど、WEB利用状況を抜かれて広告を出されるのは、いかがなものか。きっちり削除してやりました。
 
 総務省・経済産業省 連携プロジェクトの取り組みはまだ始まったばかりらしから、今回の酩酊じゃなかった迷走でもない、拙速ぶりにめげないで頑張って欲しいです。
 ただ、同じように駆除ツール開発業者に金を払うんだったら、寄付で運営しているSpybot - Search & Destroyに依頼したらどうだったですかね。というのも、もうすぐバージョン2が発表されるらしいから、最も信頼できる駆除ツールになる可能性があるんです。まだ遅くないから乗り換えたらどうでしょう。今のままではサイバークリーンセンターの駆除ツールは使いたくない。スキャンの速さと検知率がずいぶん違うように思えるからです。 

ドラマ「ラブレター」のダウンロード

2009年02月19日 | エンタメ
 昨日の続きというわけじゃないけど、またも島の話で、TBS系列のドラマ「ラブレター」がもうすぐ完結するのを待たずしてノベライズ本が発売されたらしい。純愛もので、ストーリーの掴みはざっとこうです。
 小豆島にある閉校寸前の小学校に転校してきたのは、自分の娘を亡くして喪失感に苛まれる島の夫婦が、亡き子の代替として施設から引き取ってきた耳の聴こえない女の子。彼女には里親と仲良くする気持ちなど無く、実の母を探すまでの仮の宿にするつもりだった。
 この設定だけですでに泣けますが、毎回のエピソードが一々涙を誘う非常に良く出来たドラマなので、ぜひ本を読もうと思ってます。
 
 ノベライズというのは何冊か読んだことありますが、ドラマを越えるものは少ないんじゃないでしょうか。というか、先に本を読んでいたら逆のことを言っているかも知れませんが。
 このドラマは最初から全て観ているわけではないし録画もしてません。なのでネットからダウンロードして観直そうと思うのに、1話が25分あるのでyoutubeなんかには置いてないようです。
 
 上手に探せば見つかるのかもしれませんが、中国の動画サイトに全話が見つかったので落とそうと試みたところ、これが非常にめんどくさい。日本のドラマを違法アップロードしておきながら、日本からのアクセスが制限されているのもその理由の一つです。
 もっともそれは、プロキシサーバーというのを通して接続すれば問題ありませが、1話が4つのファイルに分割されていて、別々に落としたものを再結合しないといけないだけでなく、中国語のテロップや字幕がくっついていてうるさい。
 せっかくうまく結合できたからといって、その画面サイズはワンセグ並なので、迫力も何もあったもんじゃない。DVDが発売されたら買えば良いようなもんですが、貧乏根性と変人魂が易き流れるのを許してくれないのです。
 
 ところで、この作業をしたぼくも違法行為に手を染めたことになるのでしょうか。たぶんそうだと思いますが、著作権侵害は親告罪です。「TBSさん、落として観ても良いですか?」と聞けば、「良いよ」とはおっしゃらないにしても、黙認してくれたら罪には問われないはず。それだけでなく、制作サイドにしても、ネットに乗ることでPR効果が期待でき、本やDVDがその影響で売れるのなら文句を言う動機も無いのでしょう。
 
 厳密に言えば、他人のフンドシで相撲をとっているとはいえ、中国のサイトに日本のテレビドラマがアップロードされた時点で、アップロードした人にも何らかの権利が発生しているのかもしれません。たとえば、「オレが訳して字幕を付けたったんや」みたいな。
 TBSさんがそういった行為を奨励していると言わないまでも、喜んで観させていただきます。全60話、つまり240回のダウンロードと再結合という、血のにじむような労働の対価として。