らんかみち

童話から老話まで

ビデオテープを捨てるときに愕然と

2007年06月06日 | 暮らしの落とし穴
 ゴミとして捨てるのに気を使わねばならない物があるとしたら、それはビデオテープじゃないかと思うんですね。ひょっとして自分自身のドジな姿が残されてはいないかと心配になって、頭から早送りで再生しながら確認したりするんですが、ちょっと目を離した隙に数分の映像が過ぎ去っていて、また元に戻って……。
 そんなことに労力を注ぎ込んで終ってみたら100本分くらいの不要テープが目の前に山を成していました。
 
 目の前のテープの内容は全て自分には関係の無いものだと断言できるんですが、問題なのはテープの背中に貼られているラベルです。「若奥様の昼下がり、絶頂震度! 放課後のヒミツ、等々」捨てるにしてもこのままではイカンでしょう。
 なのでラベルをはがそうと頑張ったんですが、普通の手段では到底不可能であることが判明しました。
 
 先ず試みたのはドラーやーの熱を加えて糊を柔らかくすることでしたが、一枚はがすのに3分くらいガーガーと炙るとなると、3分×100個=300分ですから、5時間も地球温暖化に貢献するわけにはいきません。
 次に試したのはシンナーです。5本くらい並べておいてラベルにシンナーを流し、その上にラップをして待つこと10分。これはとても気持ちよく綺麗にはがすことが出来るのですが、臭くてやってられません。
 
 遅々として進まない作業にいい加減イライラしてきました。いっそのことビデオテープクラッシャーなんて商品が売られてないか、作業を中断してネットでいろいろ検索してみたんですが徒労に終りました。
 そこで仕方なく自分でテープを破壊する装置を考案しようと、どれくらいの力や衝撃を与えれば良いのか検証にかかりましたが、普通にやったのではアフリカゾウにでも踏んでもらわない限り壊れないほど強いのだと判りました。
 そこで、どっちみちごみ焼却場で燃やすんならと、ぼくが選択したのは火を使う方法だったんですが、長くなるのでまた明日。