らんかみち

童話から老話まで

ちょうちんブログ撲滅!

2007年02月28日 | 社会
 あんまり乗り気がしなかったエッセイに応募してみました。応募資格のあるコンテストに全部出してみたら「数打ちゃ当たる?」かも知れませんが、サラ金なんかの公募だと、いくら賞金が大きくても腰が重くていけません。選り好みするわけでもないですが、うっかり入選でもしたら、いったいどんなシーンで使われるのかな? と考えてしまいます。
 
 それに、「あなたの『たばこ百景~けむりのゆくえ~』エピソード募集」という公募があるんですが、この募集趣旨は「愛煙家の擁護」にあるようなんですね。なので、「寝たばこで火事を起こして一家離散。体調をくずして入院したら、肺癌と喉頭がんを併発していて、余命いくばくもないと宣告された」などといった、ぼくの好きな教訓話は書けないわけです。
 
 嫌煙を擁護する立場で投稿してみようかとも思ったりしますが、応募するには必ず個人情報を添付しないといけません。これがまたいやじゃないですか。だから消費者金融とかには応募したくないわけですよ。場末の飲み屋なんかで、「いま債務者の追い込みをかけとってな、成功報酬が30パーセントや!」なんて話を漏れ聞くと、更にモティベーションが下がるというものです。
 
 サラ金だけじゃないですよ。ある商品を購入してクレームを付けたら、ぼくの個人情報を検索されたことがあります。ちゃんと返品も返金もできましたが、ちょっと気分が悪いですよね。ましてぼくなんて、某ウィスキーメーカーをこき下ろした日記を書いていたりするので、うっかりそんなところに応募できない事情もあります。
 
 でも世の中にはしっかり自己主張している方々もおられて、儲かりもしないのに大手の会社を相手取って真っ向から告発しているブログに出会うこともあります。ところが最近はGoogleさんの検索精度が上がったせいか、逆切れとか、逆恨みしているみたいなブログがヒットしにくくなってしまった気がします。
 
 仮にピアノ買取とか引越しとかをGoogleで検索したら、ヒットするのはほとんどがちょうちんブログで、ネガティブで生な情報が得られないのです。つまり、ぼくがエッセイに応募するのと同じで、企業がブログの体裁をとって世間をたばかっているんですね。
 こんなこと書いているようなぼくが企業になびくのは潔しとできませんから、気乗りしない公募に向けて書かないのです……というのを書けない言い訳に使っているのは、既にお察しのことと思います。

ブルセラ病はどこからきたの?

2007年02月27日 | 暮らしの落とし穴

殺処分で愛護団体抗議 大阪の「ブルセラ症犬」(共同通信) - goo ニュース  

 ブルセラ病っていう犬の病気があるなんて、NHKの報道で今日始めて知りました。下衆なぼくは聞いた瞬間、ブルーマ・セーラー服のことかと思いましたが、そうではなくて、他の種類の動物にも人にもうつる結構うるさい感染症だというじゃないですか。

 NHKの報道ではさっぱりわけが分からないのですが、なんでこんな病気が日本で発生したのでしょう。それもはっきりしないみたいですが、法定感染症であっても、あの施設が自分たちで解決できるというならそうさせてあげれば良いと思います。ただしよそに感染が拡大しないなら、犬たちが本当に苦しまないのならです。

 でも理解できないのは、動物愛護の観点から殺処分はかわいそうだ! と主張しているところです。プロのブリーダーは、トイプードルの赤ちゃんに障害が見つかると、涙をのんで早いうちに安楽死させるじゃないですか。心情的には賛成はできないですが、そうやって犬は改良? されてきたし、それが犬たちが世界中で繁栄している要因の一つでしょう。

 殺処分はかわいそうだといいますが、犬たちが食べているのは他の動物の肉じゃないんでしょうか。鳥インフルエンザに感染もしていないのに、何十万羽という鶏が処分されることに対して、動物愛護団体は何か抗議したんでしょうか。その養鶏場の経営者の心情を察したのでしょうか。牛や豚を殺して食った口で「かわいそう」なんて、うしろめたくてぼくには言えません。

 考えたくはありませんが、もしもあの団体が病気の犬たちのために寄付金を募るつもりなら、あらぬ誤解を生むからやめたほうが良いと思います。寄付などに頼らずに自分たちで解決すべきです。それが不可能なら犬たちは行政の手にゆだねて安楽死させてやってほしいです。

 保健所だって犬たちを殴り殺すわけじゃないでしょう。動物を飼うのなら、そうやって死んでいく彼らに思いを馳せて、自らを苦める覚悟を持つべきではないのでしょうか。まかり間違っても、今日の反対行動が、テレビ報道されて世間から同情を買うためのパフォーマンスでないことを祈ります。


恥の文化がウィルスを蔓延させる?

2007年02月27日 | PC WEB

 毎日のようにデーター流出がメディアで報道されて、オレのパソコンも大丈夫かいな!? とアドウェアを検出できるソフトでスキャンしたら2匹ほどに巣食われていました。いったい何をするソフトかなと調べてみたら、どうやら広告を表示したり、どんなキーワードでどこのサイトを見ているかを調べているようです。

 どうということが無いといえばそうなのかも知れませんし、このソフト自体は警告が出ているにもかかわず、ぼくが自分でついうっかりクリックしてダウンロードしたものだから、文句は言えないのです。

 でもなんとなく気持ちが悪いのでさっさと駆除したんですが、気を付けないといけないのは、「りそな銀行」で検索したら偽のサイトに行き着いたことです。

 ニュースでは聞いていたし、当のりそな銀行さんからも注意を促すメールが来ていたのに、ついうっかりクリックしてしまいましたが、あの銀行の残高は0円に近いからどうってことは無いので、ざまあ見ろです。

 くだらんことで勝ち誇っても恥をかくだけ。本当にネットをやるときには慎重にならないと、きっちりしてそうなサイトでも、実際は闇金融関連の組織が作ったサイトで、無料のソフトをありがたく頂いたら、それがスパイウェアだったなんてことが最近多いのだそうです。そういった悪質なソフトはノートンやトレンドみたいな対ウィルスソフトには引っかかりにくいそうです。

 ぼくが今日見つけたのは日本原産の原始的な虫だったんですが、それでも対策ソフトに引っかからないのは、日本人はウィルスに感染しているのを恥と感じて、報告をする人が少ないからだそうです。ここでも美しい日本の「恥の文化」が息づいているんですね。

 冗談ぬきで独立行政法人「情報処理推進機構」などで勉強しないと危険です。


問題爺のバックアップ

2007年02月25日 | 酒、食
 場末の飲み屋の名だたる悪爺たちの中にあって、最も勇名を馳せているのは本日取り上げるはずだったA爺で、彼を取材するために場末の飲み屋をたずねたけどいませんでした。
「Aさんほんまに殴られて怪我したんかな?」
 噂には聞いているけど、ちゃんとした裏付けがほしくてその場に居合わせた酔客たちやマスターに聞いて回ったのですが、皆さん異口同音に「さあ知らんな。まあどの道しばらくは現れんやろな」といった冷ややかな答えが返ってくるばかりです。
 
 それも分からんでもないなと思うのは、A爺は差別発言が大好きな方で、自分以外の人に対してはあるとあらゆる差別を考えついて、面と向かって口に出すのですが、ぼくに言わせたら「アンタもその被差別のうちのどれかに該当せんか?」と言いたくなるのにです。
 
 背が低いとかひ弱だとか、誰でも数え上げたらきりがないほど弱みとかコンプレックスみたいなものを抱えているじゃないですか。あのハンサムな歌手の平井堅さんだって、子どもの頃から今に至っても、自分の日本人離れした顔にコンプレックスをぬぐいきれないというし、タレントのベッキーちゃんだって「外人はお父さんだけで十分です。私は日本人なんです!」と言っているじゃないですか。
 
 差別発言は相手の感情を逆なでします。そりゃあ「足が臭い」と指弾されたなら石鹸で足を洗って清潔な靴を履けば良い訳です。「お前の頭は白髪だらけやな」といわれたら「オレの白髪がお前になんか迷惑かけたんか? もしそうなら白髪染めする金くれや」と切り返せます。
 差別された人が逆上するのは、自分の努力ではどうしようもない部分を断罪されるからでしょう。
 
 そうやって相手を貶めることによってアドバンテージを主張する人は多いです。しかしA爺にそんな魂胆はありません。単に相手をしてもらいたいだけなのです。それが証拠にきつく注意するとしおらしく頭を下げ、それで満足するのです。酔っ払っていながらも疎外感から開放されないのでしょうかね。
 
 他の多くの問題爺がそうであったように、A爺も場末に復帰できる保証は無いようです。身から出た錆かもしれませんが、独特なキャラだっただけにさびしくはあります。あ、でも感傷に浸っている暇はありません。新メンバーが二人も場末にエントリーされました。一人は立派にA爺のバックアップとして活躍しそうですし、もう一人は新たな境地を開拓してくれそうなご婦人ですが、この報告はまた後日ということで。

耳栓ジジイの場合はこうして出入り禁止になりました

2007年02月24日 | 酒、食
「♪逃ぃげたぁ女房にゃ未練は無いぃがぁ~……」
と、テーマソングを歌いながら場末の飲み屋の暖簾をくぐるのは、人呼んで「耳栓ジジイ」と忌まれている御仁です。今年70歳を迎えたというのに、夜毎ぶっつぶれるまで飲んで、次の日に仕事に出かけるんだから大したもんです。

 で、なぜ「耳栓ジジイ」なのかといえば、耳栓が必要なほどうるさいんです。声が大きいのもさることながら、辺りかまわず傍若無人に自己主張するのは聞くに堪えません。
 もっとも、どれくらいうるさいかは彼と相対するときの物理的というより、心理的距離感が大きく関係するのでしょう。つまり「うるさい」というのは相対的なものなのです。ぼくにとっては100デシベルに感じても人によれば80デシベルに感じるかも知れませんし、120デシベルに感じても不思議ではありません。
 
 このように数値で表せない、絶対的な基準が無いものを言葉に表そうとすると、何かに例えるしかありませんが、「うるさいを、五月蝿い」と表記したところで今の人にはピンと来ないでしょう。なのでもっと分かりやすく表現してみます。
 
「別れてくれって、なんでや?」
 彼が定年を迎えたころ、長年連れ添った奥さんが別れ話を切りだしてきたそうです。
「理由はな、あんたのそのやかましさに耐えられへんなったからや!」
 その話を彼の口から聞いた人たちは一様に「うんうん、分かる分かる」とうなづいたのでした。それで奥さんに逃げられ、冒頭のテーマソングを歌うに至ったというしだいです。
 
 とにかく場所もわきまえずうるさいので、この界隈で彼が楽しく飲める店はだんだん少なくなってきました。先日、そんな数少ない飲み屋で彼とばったり会ってしまう不運に見舞われました。
「あ、HALのやつが来た。おまえオレのこと嫌うてるやろ。そやからおまえが来たらオレ帰るわ」
 そういうならさっさと帰れば良いものを、いつまでもごちゃごちゃうるさいので、とうとうママさんが切れて、彼は出入り禁止を食らってしまいました。

 ちなみに、ぼくの友だちのテル爺なんかは、自ら出入り停止を科しているし、ぼくも誰かに誘われなければ行くこともない店です。
 テル爺や耳栓ジジイを軽く受け流すほどの度量や包容力がないといえばそうともいえますが、「悪客は良客を駆逐する」ので、店側も大変なのでしょう。呑み処「場末」がしょっちゅう店を閉めるもんだから、近所の店に場末の客が流れて迷惑をかけるのです。
 次回はそんな元気で危険な爺さんの一人が、どこかで誰かに殴られて大怪我した話です。

童話の公募先がありません

2007年02月22日 | 童話
 童話講座の前にメンバー全員が集まって桜草の咲き誇る庭を見せていただき、その後そば屋さんで会食をしました。こうしたイベントがあると、普段はなかなかそろわないメンバーさんも一堂に会するから不思議です。
 
 それにしても、お師匠さま以下全員がハイソでセレブな方ばかりで、場末の飲み屋に出入るしているぼくのように下卑た男にとっては、なかなかに付き合い辛いのも事実なのです。

 でもある奥方いわく「いくら育ちの良いお嬢様でも、子どもを育て上げたあかつきにはみんなナニワのおばちゃんに鍛え上げられているのです」と教えてくださって、アニメのジャリンコちえを思い出したぼくは、そこはかとなく肩の荷が下りたのでした。
 
 せっかくなので桜草の写真をアップしたいと思いましたが、良い写真が取れなかったので大黒さまのオブジェに差し替えてみました。いうまでもありませんが、ぼくではありません。と、断らなければならないほど、当たらずとも遠からずです。
 
 さて童話講座ですが、ぼくの「犬がウンチを食べてサナダムシがお腹に……」の作品は酷評されました。
「この作品の公募先はございません」
 お師匠さまの、いつになく手厳しいご託宣をいただきまして意気消沈しておりましたら、「あ、ナンセンス路線で書き直したら良いかも」と、パンドラの箱にこびりついている「希望」とやらを忘れないお師匠さまなのでした。
 
 考えてみれば童話を公募する企業の側としては、企業イメージをアップさせる美名の下に世間をたばかりたいわけですから、明るく清潔で希望のある物語を書かねばならないのは言うまでもありません。
 ぼくみたいにホモサピエンスの思い上がりとか、大自然の無慈悲などをモチーフに書いたものなんて公募以前なんですね。
 
 さんざんな目に遭った今日ですが、ぼくの実験的な作品は、ナニワのおばちゃんたちに足蹴にされたと思って、腐ることなく次の創作に励みたいと思っております。

今夜もまた反省

2007年02月21日 | 暮らしの落とし穴
 人って、孤独でいるよりは、まだ悪魔とでも一緒にいる方が安らげるのかな?って思うのは、思いがけず悪魔が弱みを垣間見せたときですが、たいていの場合それは錯覚か、あるいはあなたがすでに悪魔の術中にハマっているのです。
 
 第一印象であなたが嫌悪感を持ったなら、その相手はいつまで付き合ってもクズです。何十年付き合っても駄目は駄目だと分かっているのに、酒の上だけでも付き合うなら、それが相性というものでしょう。
 
 また今夜もやってしまいました。クズ連中に誘われて、めったに行かない飲み屋に顔を出したら、いましたいました、ぼくの嫌いなおっさんが!
 ぼくは彼のことが嫌いですし、彼もぼくに嫌われていることを知っているのですが、彼の方はぼくを嫌いじゃないのです。
 
 世の中ままならんもんだなって思うのはこういう瞬間ですよね。好きな女の子にはいたずらしてみたり、いじめてみたり、つれないそぶりをしてみたり、子どものころには相手をさんざん傷つけたのでしょうが、実際のところ、未だに悔いを残しているのはぼくの方だけかも知れません。

 あのころぼくが好きだっ女の子は、ぼくのことをどう思っていたんでしょうね。気が付かなかったのか、それとも気が付かないふりをしていたのか、どちらにしてもぼくの熱情はその程度のものだったのでしょう。やっぱり悔いが残ります。

もう後には引けない歯医者の恐怖

2007年02月20日 | 暮らしの落とし穴
 歩いて1分の歯科医院、仮にA医院としておきますが、先生の技術は優秀で、歯をすぐに抜かず、できるだけ温存するという考え方にも共感できます。それに歯科衛生士の女の子たちも、エヘヘ、美人ばっかりです。
 
 そんな彼女たちの魅力をもってしても行きたくない理由とは、手袋なんです。医療用のどこでも使うゴム手袋を先生も衛生士さんも着用してくれて、それ自体は当たり前なんですが……洗ってないようなんです。つまり、隣のブース患者さんの治療が終わってぼくのところに来て下さるまでがあっという間なのに、手袋はカラカラに乾いてます。
 
 衛生士の女の子にいたっては、前回につけていた手袋に開いていた穴が、1週間たっても同じところに穴が開いていて、シミのような汚れも同じところにあります。ということはですよ、隣のおっちゃんの口の中をいじり回した同じ指そのままでぼくの口の中をナデナデしてくれているんじゃないかと疑うわけですよ。そりゃお隣さんが美人だったらぼくも文句を言わないどころか……。
 
 昔のことをとやかく言うのはよして、前向きに考えよう……と思ったら、今度の歯科医院の先生が、なんとA医院の先生とそっくりだったんです。思わず名前を確認するほどでしたが、こちらの先生は「親知らずを抜きましょう。奥歯を削りましょう」と、A先生とはまるっきり逆のことをおっしゃるのです。そういうわけで、この先どんなことになるのか不安ですが、もう後には引けなくなってしまったぼくなのです。

歯医者は選べ!

2007年02月19日 | 暮らしの落とし穴
 富山の置き薬の鎮痛剤がたまたま冷蔵庫にストックされていたので、昨夜の歯ぐきの激痛も何とか鎮めることができ、今朝目が覚めたときにはまだそのご利益は残っていたようです。
 なので歯医者を受診するかどうか迷ったのですが、のどの痛みもまだ解決してないので、歩いて10分のところにある最近開業した歯科医院をたずねました。そうです。歩いて1分のところにある歯医者さんの前を素通りしたのです。
 
 実は歩いて10分の範囲には、ぼくが確認しているだけで歯医者さんは三軒あります。もし30分の範囲で探したら、いったい何軒の歯医者さんが見つかるでしょうか。それほど乱立しているにもかかわらずつぶれないのは、いかに日本人が歯を大事にしない、あるいは歯が良くないかという証拠かもしれません。なのにほとんどの歯医者さんは予約制という売り手市場なのです。
 今日たずねた歯医者さんもそういった高飛車な体制をとっていて、「ちーと待ってもらわなならんよ」と受付の女の子に言われました。
 
 ところで最も診てもらいたくない医者とはどんなタイプの先生でしょうか。嘘をつく先生、脅す先生、それとも患者をキャッシュディスペンサーとしか考えてない先生でしょうか。内科とかならいざ知らず、歯科医に限っていうなら、ぼくは不器用な先生だけには診てもらいたくありません。その点で歩いて1分の歯科医院の先生の技術は素晴らしいものでしたし、設備もまあまあで人あたりも好感の持てる先生なのです。それに短くない付き合いなので昔のカルテも残っているでしょう。
 
 ぼくの順番がいつ回ってくるか分からない待合室で、やっぱりあの歯医者に行くべきだったか……。と、ちくちく後悔しておりましたが、あの歩いて1分の歯科医院にはどうしても納得できないところが一つあって、それが初めての医者に身を任せる危険を冒した理由なのです。
 
 長くなるのでまたあした

歩いて一分の歯医者が遠い

2007年02月18日 | 暮らしの落とし穴
 頭が痛い、お腹が痛い、歯が痛いのうち、一番辛いのはどれでしょう。多分その時に患っている痛さが一番辛いと、誰でも思うでしょうね。ちなみに今のぼくは歯がいたくて非常にイライラします。あらゆる痛みの中でも歯痛が最もひとをイライラさせるのではないでしょうか。

 正確に言えば歯の痛みではなく歯ぐきの痛みなんですが、苦しさの度合いでは大同小異です。まだ食事にはさしたる支障がないのが救いではありますが、明日の朝はこの痛みのゆえに目が覚めるでしょう。でもその前に今夜眠れるか知らん? と酒に頼る覚悟をしています。
 
 実を言うと歯は健康なほうで、虫歯もないし親知らず二本を失ったくらいなのですが、歯医者いわく「そういう体質のひとに限って歯ぐきが弱い場合が多い」のだそうです。ぼくの場合も肩こりとか不摂生で歯ぐきが腫れ、そこに雑菌が入って悪化するみたいなパターンが多いです。
 
 今回もそういったことがきっかけに違いないのですが、根本的な原因はバイオリンにあります。昨年の9月にバイオリン教室をやめた理由の一つがこの歯ぐきの痛みで、それからずっと治療に行ってません。歯医者が歩いて一分のところにあるというのにです。
 ひとは、というよりぼくは切羽詰らないと腰が重くて動けないタイプなのです。ゥワー! しかしこりゃたまらん! 酒が回ってきたらものすごい痛くなってきました。絶対に明日は歯医者に行きますぅ!