らんかみち

童話から老話まで

お中元送りに躓く

2015年07月31日 | 暮らしの落とし穴
 お中元を送りに行ったんだけど、最近のギフトコーナーは自分で宛先を書かなくて良い。受付のレディーがipadみたいな端末を操作し、ぼくは彼女が入力していくのを確認するだけ。こりゃ楽ちんだ。

 しかしながら、ぼくの名前に一文字だけ説明を要する漢字がある。「ゆきはこれです」と説明して分かる人はすぐに理解してくれるけど、そこでつまずくと面倒なことになる。昨日のお姉さんがそうだった。

「ゆきは是ですか?」と聞くので「是ではなく『の』です」などと答えたら、ノ~! という事態にも至りかねない。「ひらがなの『え』みたいなやつ」と重ねたら「え?」となり、まんま『え』を入力なさる。

 モニターを見ながら丁寧に説明したら合点してくれたけど、タッチペンの入力を変換したら「芝」になっている。まあこれはこれで立派だけど、草冠じゃないんよね。
「じゃあ『乏』ですか」ってあんた、儂を貶めとるのかあ? いったいどう読むんだ! そりゃあ確かに貧乏はしているが、あんたに嗤われる筋合いはない。清貧といってくれ。

「在庫がありますから2、3日で届きます」と聞いたときには思いのほか疲れていた。自分で手書きした方が楽だったのかどうなのか……。

顎が凝っていた!

2015年07月30日 | 暮らしの落とし穴
 まさか胸の筋肉が凝っているとは思わなかった。大胸筋をマッサージしたら心臓も落ち着いた気がする。さらに凝った場所を探していると、あごの筋肉が凝っていることが判明した。

 このところ、物を噛むときに顎関節がガジガジ音がするなと気付いてはいたけど、よもや顎関節症を患っているとは思わなかった。
 今は顎の筋肉をマッサージして少し楽になった。上半身の筋肉がとんでもなく凝っていて、筋肉の表面の凝りをほぐしたら、その奥にまた凝りが見つかる。

 凝りと生活習慣との因果関係が取り沙汰される場合は少なくないし、それは肯定できる。でもぼくは小学生の頃から肩凝り症だったからね。しかも兄弟は肩凝り症じゃないから、食生活よりも体質との因果関係が疑わしい。
 
 だからといって、肩凝りが完治しないってわけじゃない。柔らかいマッサージを続けることで凝りが融解すると確信した。
 鍼が立つ程度の凝りなら、そうしてもらったら良いだろう。でも筋肉が骨のように拘縮してしまった人には、長い時間をかけて自分でマッサージするしかないんだよとアドバイスしよう。

出前一丁という字面に魅せられ

2015年07月28日 | 酒、食
             

 なじかわ知らねど心わびて、出前一丁が食べたくなった。地元のスーパーに買い出しに行ってみたものの、売ってない! なぜだ? タイ国では最も売れている日本の即席ラーメンだというに。

 コンビニならあるんだろうと甘く見ていたら、無い。とにかく地元の店には置いて無いんだ。出前一丁といえば即席ラーメンの古典じゃないのか。うまかっちゃんなんてのは新興宗教みたいなものだと思っていたのに、どこの店にもある。

 こうなったら何が何でも出前一丁を食わねばおさまらない。町の大型スーパーに出かけたら確かに置いてあったけど、その隣に出前一丁のカップ焼きそばを見つけてしまった。

 カップ焼きそばって、宇宙食みたいな代用品のイメージがあって好きじゃない。焼いてないだろって抗議したくなる。しかし、このパッケージに魅了されて初心を忘れ、ラーメンを買わないで焼きそばを買ってしまった。「出前一丁」という字面に満足したってことかね?

この夏の異変

2015年07月27日 | 暮らしの落とし穴
 ご近所の家は虫に好かれるらしく毎日ムカデが現れるらしい。うちもムカデは出るけど、対策に躍起になるほどでもない。蜂も巣を作るけどご近所さんほどでもない。そのかわりスズメ巣を作ったり、名も知らない小鳥が毎朝のように運動会を催している。てっきりカラスとばかり思っていたけど濡れ衣だった。

「カラスを懲らしめてやりたいけど、報復が怖いからできないんです」と、ホモサピエンスが鳥類に白旗を揚げている図は万物の霊長たる人類の名を汚す? 

 確かにカラスは迷惑な存在だ。トマトやズッキーニまで食い散らかすんだからいやになる。食うものに困っているんなら蜂の巣でもつつけよといいたい。
 でも明日、突然カラスが消えたら、一年くらいして異変が起きるんじゃないかな。いやもっと後、因果関係が分からなくなった頃に何かが起きる気がする。

 去年はデング熱騒ぎというのがあったけど、うちの田舎は対策をしてないと思うのに今年は蚊が少ないし、ハエも少ない気がする。蕎麦の花は鶏糞に似た臭いがするのでハエの一種が受粉を助けてくれるんだけど、今年は連中が少ないので蕎麦が稔実しにくい。

 何かが静かに進行、いや侵攻してきているのかもしれない。ゴキブリやハマンボすらいないんだ!

土用干しのリスク

2015年07月26日 | 酒、食
           

 天候不順やらなにやらで半日ほどだけど、ようやく梅を干すことができた。「土用の天日に干したら月にも干しなさい」というけど、夜露に当てる効果がどんなものか知らない。というか、干したのを味見をしてみたら、皮まで口の中で溶ける感じで、何もしなくても種だけになるほど。この梅干にこれ以上の何を望む必要があるだろう。

              

 この七折れ小梅を買ったとき、粒も熟度も揃っていてコンディションが素晴らしかった。梅干ってのは、ある一定のスキルがあれば後は梅自身によって味が決まってしまうものなんだろうか。もっとも、コンテストで上位を狙うにはそれなりの奥義というのがあるんだろうけど。リスクは犯したくないけど、一度は夜露に晒してみるか。