ホームセンターで5年前に購入したリア-ボックスの鍵の部分が壊れた。直そうと分解してみたけど、ほぼ不可能であることが理解できた。ちょっと小さいから大きいのが欲しいと思っていた矢先だったので、思い切って9000円の名も知らぬメーカーの物をネットで購入。
さっそく取り付けて使い勝手を確認していたら、なんてことだ、鍵をかけていても一瞬にして持ち逃げできる構造ではないか。非力な女性でもドライバー一本で一瞬にして鍵も壊さずに取り外すことができるだろう。
大陸製ってのは外見は上手に真似してはいるけど、ブランド品の設計思想までは理解していないのか、あるいは安かろう悪かろうで平気なのだろうか。これじゃあセキュリティーもクソもあったもんじゃない。
このタイプのBOXは直付けではなく、必要なときはBOXごと台座から外れるようになっていて、旅に出て宿に入るときなどに便利だ。だからこそ魂の入っていない構造だと危険極まりない。腹立たしいけど自分のリサーチが甘かったのだから仕方ないか。
しかしまあ、頭を一ひねりしないと外れないように改造すれは良いわけだ。アイデアはいくつか浮かんだのでホームセンターに出かけたけど、欲しいパーツがない。700円ほどのパーツで妥協して取り付けてみる。
途中で仕様変更をくり返しながら出来上がったものは、確かに頭を一ひねりしないと外れない。と書けば上出来に聞こえそうだけど、実は取り付けるときにも頭をひねるハメになった。
簡単にできると始めたのに、終わってみたら10時間もかかっていた。それでも自分のケツは自分で拭けたわけだ。こういうのもボケ防止の一環として……みたいに自分を納得させてみる。