らんかみち

童話から老話まで

ソフトバンクで危うく大損するところでした

2007年06月15日 | PC WEB
 もうそろそろワンセグ携帯が安くなったかなと、ソフトバンクの携帯ショップを訪ねました。すると愛想の良いおにいちゃんが、昨日入荷したばかりという最新のアクオス携帯を見せてくれたんですが、お値段はいかほど? と聞いてひっくり返りました。78000円もするんです。
 ふた月ほど前にauさんで2万円弱だったものが何でって思いますが、良く考えたら電話とテレビがくっついた最新テクノロジー満載のメディアなんだから、むしろ安いのかなと勘違いしてしまいました。
 
 でも良く良く考えたらノートパソコンがそれくらいで買えるんですから、やっぱり法外な高値だと断じてかまわないと思います。しかも毎月基本料金と通話料金を払ってるわけだから、つまりインクという消耗品に高値が付いているプリンターなんかと同じ感覚でものを考えたら、携帯端末なんて只でもおかしくないですよね。
 
 それなのにですよ、「ソフバンは基本料金が980円だし、ソフバン同士は無料通話のメリットがあります」といって、最低でも月々980円+3250円を払えとおっしゃるんです。もし中途で解約したらいくら払うことになるか聞きませんでしたが、2年も先には当の機種なんてゴミ同然の値段になってるでしょうに、あんまりですやん!
 
 まあそれはそれとして本題はこの先の難所でして、まず質問してみてから理解できてないようだと質問の意味を説明しないといけないんですが、他の携帯キャリアの店員さんにもまして今日の店のお兄ちゃんには難儀させられました。
 
「ちょっと調べてきますが、お時間はよろしいでしょうか」
 時間はいいんですがね、こんなところで席を立ったりしてまだ先は長いんだよ、と言いたくなりましたが、様子を見ていたら10分くらいで戻ってきて、
「あ、それも分からないのでもう少しお待ちください」
と、せっかく戻ってきたのに、ぼくの一言でまた電話をかけに行きましたが、おいおい、まだ続きがあるんだって。

 ほどなくして戻っては来たものの、またぼくの一言に、
「あぁ~、それも……調べてきますぅ」
 3回目はさすがに電話をかけて問い合わせるのに気が引けたのか、スタッフ全員が集まって結論を出したようでした。
 しかし戻ってきた彼の目は、ぼくを見ていながら実際には遠いところに焦点を結んでいるように思え、早く出て行って欲しいという気持ちが、でたらめな答えに如実に現れていました。表情を失った彼を見てぼくもさすがに気の毒になり、丁重にお礼を述べて退散したのです。
 
 決して難しいことを聞いているのではなく、カタログに老眼鏡をかけないと読めないほどの文字で書かれていることを確認したいだけなんです。例えば、
「WEBにアクセスするときのプロバイダは当然Yahooさんですよね?」と聞いたら、
「その通りです」と、自信満々に答えてくれたんですが、
「お値段はいくらかかります?」と聞いたら調べてくれ、
「間違ってました。お客さまがご自身でプロバイダを選ぶことになるそうです」
というような簡単な質問と答えなのに、ここに到達するまでに1時間近くもかかるんです。

 で、結局ぼくの場合はドコモから当面どこにも乗り換えられないことが確認できたわけです。のみならず、ソフトバンクを選んで得をするのはごく一部の「恋人たち?」だけで、ぼくは大損しそうだと結論が出ました。さんざんしんどい目してすでに大損してますが……。