らんかみち

童話から老話まで

オープン・オフィスを選んだ理由

2012年07月31日 | PC WEB
 パソコンを買い換えると同時に、現在使用中のオフィス2000から2010にアップデートしたかったが、エクセル、ワード、パワポのセットで20000円を超えるんだよね。日本製(というか日本メーカーの外国製)のパソコンならプリインストールされていて少しだけお買い得感がある。でもそれですら高嶺の花ってことなんだな。

 結局、オフィスなしの台湾メーカーのノートパソコンにしたんだけど、マイクロソフト・オフィスの代わりにオープン・オフィスを使うことにした。無料なんだけどマイクロソフトとの互換性の点で二の足を踏んでいた。というのも、公募なんかだと「ワードで作成されたもの」と制限があったりするからだ。

「ワード」というのを「拡張子が.docという意味である」と拡大解釈をするなら、オープン・オフィスのWriterだってマイクロソフトのワードと互換性がある。どうしてもWordじゃないとだめだというなら、Writerで書きWordに読み込ませて保存すればいいだけのこと。

 これにて一件落着かというと、そうじゃなかった。オープンオフィスはちゃんとインストールできて動きもスムーズなのだが、使い方が分からん! 10年も前のワードしか知らないので、今のワードを使ってみても同じ印象を持つのかもしれないが、インターフェースに戸惑うというより設定系で迷う。

 Windows7 だって実は良く分かっていない。Vistaを経ていないせいかもしれないが、マニュアル本を買ってしまった。オープン・オフィスのマニュアル本も売られてはいるようだが、書店で見つけることはできなかった。
 でも大丈夫。徳島県庁さんが93ページにも及ぶWriterのマニュアルを作成し無料で公開してくださっている。徳島県庁の職員さんのために作成されたものなのだが、オープン・オフィスを導入したことによって徳島県庁は1億円の経費削減ができたという。

 Wordはデファクト・スタンダードだけど、拡張子「doc」がスタンダードになったと考えていいのだろうか。マイクロソフトのオフィス2010は優れた統合ソフトらしいが、優れ過ぎてついて行けないとこぼす人も多いらしい。
 公募がクリアできるなら、あとは回覧板とか損長新聞を発行する程度なので、優れたWordはいらない。そんなことより、ATOKとGoogleIMEの合体したような日本語入力システムがほしいぞ!
 

池の鯉が盗まれる平和な土地

2012年07月30日 | 暮らしの落とし穴
 昨年末からこの春先まで奇妙な事件が多発していた。スクラップ同然の自転車が盗まれ、300m先で乗り捨てられる。バイクが盗まれ、ひょんなところで発見されて戻ってきたと思ったら、合い鍵が作られていたらしく、再度盗まれたがまた戻ってきた。飲食店から包丁が盗まれて電気屋で発見された。
 他にも店舗狙いの空き巣が多発し、業を煮やした経営者が監視カメラを設置して賊の写真撮影に成功したものの、犯人が特定できるような写りではなかった。しかしストロボの閃光に恐れをなしたか、その後同様の被害は報告されていない。

 ホシが挙がらないのでぼくも立場上嫌みの一つもいわれたわけだが、駐在さんは針のむしろが痛かったはず。犯人像をプロファイリングしてみるんだが、土地勘のある若い男と出た。しかし村人の中には「外国人説」に傾く人もある。滅多なことをいわないでほしいがなと願っていたのに、血気盛んな人が外国人を雇用している事業所に怒鳴り込んだらしい。

 外国の方々は日本に出稼ぎに来ているわけで、畑を作ったり潮干狩りをしてやりくりしている。バイクのパーツを盗むような暇はないはずだ。遊びで自転車を盗んで乗り捨てている時間があるなら残業で稼ぐはず。だから一連の事件は地元の若造の仕業だと思うのだ。がしか、今回の事件はどうだか分からない。

「おい損長、うちの庭の池で飼うとった錦鯉が消えとるじゃないか」と、村人から苦情の電話が。「鯉に羽が生えてとんで逃げたと思うか」と、はらわたが煮えくりかえっている様子が伝わってくる。
 錦鯉というからには高値がつくのかと思いきや、それほどの上物でもないらしく、「食うために盗られたにちがいない」とおっしゃる。

 なるほど、鯉の洗いなら今の時候にぴったりだ。浴衣のお姉ちゃんなんかを前に、きりりと冷えた純米吟醸をちびりとやりながら、これまたよく冷えた鯉の洗いをつまむ。たまらんねぇ、これが、これこそ日本の夏って、粋だねぇ!
「バカ者、犯人は外国人に決まっておろうが!」
 被害者のお怒りの声で我に返ったが、排外的な推測ならだれにでも真っ先に出せる。だからこそ後回しにしたい結論なのだ。

 グローバル化っていうけど、都会だけのことじゃなく、人口密度の低い田舎から先に外国人の比率が大きくなるってことはないのだろうか。外国人を雇用できる産業があればこその話だが、うちの村はその条件に適合しているかもしれない。
 ま、しかしだ、庭の池の鯉を盗むような幼稚な犯罪が成立するってのは、平和といえば平和な田舎なのかねぇ……。

絹かわなすの美味しさ

2012年07月29日 | 酒、食


 半年ほど前から「絹かわなす」の浅漬けがお気に入りなんだけど、うかつにも愛媛県の特産品だとは知らなかった。どんなナスかというと、泉州産水なすに近いかもしれない。水なすは生で食べてサクサクした食感が魅力だが、絹皮かわなすも水なすほどのさくさく感ではないけど生で食べられる、かも。
 水なすの最高級はハウスものだと主張する人がいる。露地物より皮が薄くて上品な味わいだから、というのがその理由らしい。

 絹かわなすの漬け物は食べていながら、その全体像を知らなかった。たまたま入ったスーパーに一個100円で売られていたから二個買った。ダチョウの卵くらいあるので糠漬けには向いてないと思ったけど、うちの畑のなすより美味い!
 絹皮を名乗るだけあって皮がとても薄くて柔らかい。まるでハウスものの水なすみたいだ。サクサク感はそれほどでもないが、生のまま食べて幸せを感じる。

 絹かわなすは愛媛県西条市で自家消費のためだけに栽培されてきたらしい。煮て良し焼いて良しなんだが、浅漬けが最高だろう。全国的に普及しなかった理由はわからないが、たぶん泉州水なすと同じく、他の地域で栽培するのが難しいのだろう。
 西条市というところは石鎚山の蓄えた地下水が豊富で、海の中に真水が湧き出すという。この恵まれた条件下で絹かわなすは育つのだろう。

 糠漬けにしてみたけど、この樽だって25cmはあるのに、一本の絹かわなすを漬けるだけでせいいっぱいだった。糠漬けも悪くないんだが、浅漬けのやり方がまだわからない。時間がたっても変色しないようにするのが難しい。焼きミョウバンは使ってみるが紫色は定着しても白い部分が酸化してしまう。
 たとえこれらが解決したとしても、絹かわなすは水なすと同じで自家栽培は難しいと思う。ただでさえ水を食うナスなのに、水なすや絹かわなすなんて、塩田で栄えたカラカラ天気の続く当地では厳しいよね。


節電の正義の話をしよう

2012年07月28日 | 暮らしの落とし穴
 まだまだ耐えられるぞ! と、この暑さの中でもエアコンに頼らない生活をしている正義漢、というより、単なるへそ曲がりのぼくも節電について考察してみる。
 いや、なにもマイケル・サンデル教授が提示するようなの究極の選択で悩んだりはしていない。家庭内で最も電気を食っているのはどの機器で、それをどうすれば効果的に節電できるのかという解を求めたいだけなのだ。

 多くの家庭ではエアコンが総消費電力の25パーセントくらいを占めるらしい。次が照明で15パーセント程度。冷蔵庫も同じくらいというから、もうすでに半分以上じゃないか。テレビは10パーセントということで、これは「日本の平均的な家庭の消費電力」とされている。しかし季節にもよるだろうし、北は北海道から南は沖縄県まで同じ比率であろうはずがない。当然オリンピックイヤーも除外して考えるべきだろう。

 個々の家庭でも消費電力の円グラフは違うはずで、うちはまだエアコンを入れてないということは、照明の一部はLEDのセンサー付きだし、そもそも大した照明器具はないから、今のところ冷蔵庫がトップランナーということになるのか。
 エアコンについてはいずれ音を上げて「陥落」宣言を出すだろう。この夏をエアコン無しで乗り切ろうなんて硬骨漢じゃない。まして「健康のためなら命も惜しくない」という武闘派でもないのだ。

 ということは、ほぼ世間様と同じ状況になるはずだが、うちのパソコンの電力消費率はどれくらいだろう。なにしろ10年前のデスクトップなので、パソコン内では3つのファンが回っている。しかも動作に時間がかかる、ということは電気を長時間食っているということ。
 実はこのパソコン、もうWEB検索すらままならない状態になったのだが、ノートパソコンに買い換えた理由は、つとに節電のためである。



 どちらかというと安物の範疇に入るノートパソコンをチョイスしたのだが、インテル第三世代corei5という省電力CPUが搭載されていて、ファンがない! これで大幅な節電になるのは間違いないが、ボディーの上に手を置いてキーを打っていると、案外熱を持つ。というわけで卓上ファンを横に置いて冷ましながらの作業だ。

 ディスプレイは思ったより小さく見にくいので、テレビに出力しながらのマルチディスプレイ環境を構築してみた。しかしこれだけでは即戦力にならない。ノートパソコンのデータが空っぽだからだ。そこで旧来のパソコンとネットワークを組み、データや設定などを移動させる。

 なんとかブログを更新するところまでこぎつけてみると、部屋がとんでもなく暑いじゃないか。こりゃエアコン入れんと持たんな、ってことでONっ! 設定移行やデータのコピーなんかに数日はかかるだろうし、あれはどこに置いたかな、みたいな事例を考慮し、当面はデスクトップパソコンも常時起動させておく必要があるだろう。

 なんかね、ここに至って「節電のためなら電気も惜しくない」みたいな本末転倒が起きているんだけど、これは節電という正義のために犠牲にしなくてはならないことだから、仕方ないんだ。いやそれにしても暑い、いや熱い、パソコンが熱いんだよ!

逢魔が時のものがたり

2012年07月26日 | 童話


「ぼんやりと明るさの残る夕暮れ。昼と夜が、じわりと入れかわっていく。人が"逢魔が時"と呼ぶ時刻」
 英語に訳せばtwilightだろうか、日が落ちたから昼間ではないが、明るさは夜のそれではけっしてない。そんな昼と夜のすき間のような時間帯に、子どもたちはあちらの世界とこちらの世界を行き来する。それは、あるいは心のすき間なのだろうか。巣山ひろみ先生の新刊「逢魔が時のものがたり」には、そんな子どもたちの体験する不思議なものがたりりに満ちている。

 少年は、病気がちな弟に母親が付きっ切りで看病するのが気に入らない。自分の楽しみを弟に邪魔されているという思いが積み重なり、ついに「弟なんかいらない!」と叫んで家を飛び出す。おりしも逢魔が時。少年の心の隙間に鬼が忍び込んでくる。
「いらない」と兄弟にいわれた子、母親にネグレクトされた子、同級生に疎外された子。いじめる側の心には鬼が住み着き、鬼は「いらない子」を連れ去ってしまう。昨今の凄惨な現実を暗示するかのように物語は展開するが、児童書では予定調和で終わらねばならない。

 短編のオムニバスだが、彼女の世界観が貫かれた作品集である。怖い話ではなく、ほろりとさせられる読後感に主眼を置いているヒューマンドラマだろう。
 さっき読んだ二編は数年前に合評したことがある。あの時点で相当な推敲がされた完成度の高い作品、という印象だったから出版されて不思議はないが、学研教育出版だってぇ! 普通に本屋の棚にあったから驚く。

 表紙に使われている絵は二つ目の作品の挿絵になるイメージだ。不気味さが伝わる絵だが、こちらも読後感は柔らかい。ん、しかしこの作品の一部に、合評で指摘した間違いが……まあ最近では大御所も堂々と間違って使うから許されるのかも知れない。
 一編一編が珠玉のような作品なのはいうまでもないとして、児童書らしく装丁もしかりしている。素晴らしい本を上梓なさったもんだ。

瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ

2012年07月25日 | 暮らしの落とし穴


 一月以上も前のことだったろうか、バイクを駆って広島方面に出かけたとき、マラソンランナーの集団とすれ違った。気温も高かったこともあってか、出会う全ての人がヘロヘロになり、歩いている人も多い。ああ、この辺りが最後尾なんだなと、時間的なことを考えて即断したのだが、どこまで走ってもヘロヘロの集団が途切れない。
 10Kmほど走ったところでも彼らの姿は消えないので彼らの最後尾を見ることを断念し、違うルートを走ることにした。後で知ったのだが、「しまなみ100キロマラソン」という、福島市内から今治市内までの100Kmを走り切る催しだった。

 普通のマラソンだったら時間制限があって「ハイここまでが完走扱いね」と、制限時間が来ても走り続けている人(歩いているかも)にリタイアを促すだろう。しかし100キロマラソンというのは「自己責任で走りきってね」というスタンスのようだ。
 ぼくがへんろで歩いた最長距離でも50Kmくらいだと思うから、100Kmというのがどれほどの距離か。背中にノートパソコンなどの入ったザックなど担いでいないとはいえ、1日で100Kmは走れんぞ!

 10月に入ると「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」といウォーキング大会がある。3日かけ、最長プランで80Kmを歩くのだが、10Kmを一日歩くだけのビギナープランもあって、3000人を超える人が応募する人気イベントだ。
 遍路道を共に歩いた友人が余命いくばくもないと知ったとき、彼を偲んでぼくもこのスリーデーマーチに紛れ込んだことがある。参加費は払っていないからゼッケンはもらっていないし、逆打ちスリーデーマーチだった。反対向いて歩いたわけだが、ゴール地点は皆さんと同じ道の駅だった。

「さあ今治方面へ行かれる方はこちらの送迎バスに乗って下さい。さあ、ご主人も早く乗って乗って」と促されたが、ゼッケン持ってないから乗るわけにはいかない。路線バスに乗ったら、スリーデーマーチに参加したご夫婦と一緒になった。
「皆さんと同じはいやなので、島に宿をとることにしたんです」とおっしゃっていたが、出発地点に戻るための早朝バス便がないことが判明。しかも翌日はどしゃ降り。1年を通じて雨の降らない次期だが、運が悪いこともある。まあそれも思い出には違いなかろう。

 多島美を愛でながら歩けるので、遍路のため四国に渡る前に足慣らしとして歩く人もいるらしい(ロシアから来たお遍路さん談)。ぼくもまた歩いてみたいが、日数にかかわらず参加費は2000円か、う~ん、ジモティだからねぇ……。

石窯で食パンを焼いてみた

2012年07月24日 | 暮らしの落とし穴


 ついこの前まで蕎を捏ねていた鉢でパン生地を捏ねてみた。写真のは2kgだが、三人がかりで3kgの粉に卵やバターを惜しみなく使って5ケースと半分、ロールパン数個を焼いた。斤という単位が今ひとつ理解できないのだけど、だいたい6斤くらいの量なんだろうか。

 オーブンはもちろん石窯で、焼き上がりはロールパンで20分、食パンで50分もかかった。裏窯は設計に問題があり、6斤ほどのパンを焼くのに3時間ほどの窯焚きが必要で、燃料も薪がかなり必要だ。
 このクソ暑いのに窯焚きだってぇ? そう、このクソ暑いのに焚き火をして熱中症になるリスクと引き替えに、美味しいパンが焼けて……というわけでもないんだよね。

 パンは思ったよりきれいに焼けたんだけど、ホームベーカリーで焼いたのより美味しいかといったら、ホームベーカリーを愛用している人から待ったがかかると思う。四角いケースに入れて熱で焼くのなら、なにも遠赤外線の石窯でなくても良いわけだ。

 自分たちで石窯を作っておきながら、石窯のご利益を否定するなんて有り得ない話だが、デメリットを伝えないのは不作為の罪ではなかろうか。石窯を使うことを美化するののなら、不便な暮らしに見合うだけの喜びを提示できなければ絵に描いた餅に終わるだろう。

 はっきりいうが、総務省の主導で田舎に石窯を量産して、地域活性に貢献できるのか。石窯をオペレートしたとして、上手くいかなかったら誰が責任をとるというのか。国家主導で進めた原発ですら重大事故が起きたというのに誰も責任をとらない。まして石窯など推して知るべしだ。

 石窯が各地に増殖したところで大して邪魔にはならないから文句を付ける人もいないだろう。ぼくだって石窯を作りたかったのだから偉そうにいえる立場にないが、地域おこしのカラクリが見えてきた今となっては、安易な気持ちで石窯の予算を獲得するなといいたい。
 麦の消費量が米のそれを超えた今の日本ではあっても、石窯が定着できるとは思えない。当地のような田舎でパンを主食にしている人などほとんどいないのだ。

 村にあるパン屋のQちゃんところは石窯で焼いている。しかも良くあるパン屋のパンとは味がずいぶん違う。ここのところが付加価値として認められ、地元販売よりネットショップで繁盛している。
 やるならここまでの覚悟がないと石窯なんて操れない。素人の我々が思いつきで始めたものを地元に定着させるなんて至難だろう。一部の気合いが入った地域を除いては。

キュウリ入りハンバーグは、どやっ!

2012年07月23日 | 酒、食
 まいにちまいにち、ぼくらは畑の、糧にやられて、いやになっちゃうよ、というわけで、たまにはハンバーグでも食ったろやないか。しかしここでもキュウリを蔑ろにすることはできない。合挽肉、玉ねぎ、パン粉、卵、などと一緒にキュウリのみじん切りも混ぜた。

 ちょっと水っぽくなりすぎて形をまとめるのに苦しんだが、市販のハンバーグ用スパイスソルトに頼ったので、味、香りとも悪くない。しかし、一口食べて切り口をみると、あらら、キュウリの青さもみずみずしく、誰がみてもキュウリだと判別できそう。スパイスが良く効いていてキュウリの青臭さは感じないが、ここまでやるんなら皮をむくべきだった。

夏野菜たちとの節電合戦

2012年07月22日 | 暮らしの落とし穴
 キュウリ攻勢はいくぶん下火となり、危機はしのげたと思っていたら今度は茄子と南瓜が台頭してきた。攻勢とはいかにも大げさじゃないか、と笑われる向きもあるだろうけど、キュウリは二日も取り損ねると無駄に成長してしまう。南瓜も広い葉っぱに隠れて収穫し損じることが多く、これまたとんでもない大きさと固さになって食べられない。

 本日は南瓜との前哨戦というわけで、ポテトサラダのポテトの代わりに南瓜を使ってパンプキンサラダ。退院したばかりの母の手先になって作ったんだけど、馬鈴薯のように皮をむく必要がないので楽できる。といっても種はは取り除かないといけないので、全体の労力は同じなのか。
 自家栽培トマトも入れたので水っぽくなったけど、思ったよりいける。パンプキンサラダは、カボチャ、トマト、キュウリといった夏野菜を一気に消費できる優れもの。今夏の定番だね。

 おっと、ご近所さんからゴーヤ攻撃が始まったぞ! だがこちらも迎え撃つ体勢はできている。すなわち、ナスを入れたゴーヤチャンプルーだ。
 色んなメーカーの「ゴーヤチャンプルーの素」を買って使ってはみるが、麦味噌の熟成したのと米味噌をブレンドした自作の「素」がお気に入り。今のところエアコンは使ってないが、夏野菜を糧に限界まで節電に挑む所存である。

バイクナビ、取り付けてはみたが

2012年07月21日 | 釣り船とバイク


 バイクにナビゲーションを取り付けるのは苦労する。まずは電源をどうするかだが、車のようにシガーライターがあるなら考えなくてもいい。しかしバイクの場合はそんなものついてない。
 フューズボックスのある高級車ならそこから電気を取り出せばいいし、もしかしたら予備電源が用意されているかもしれない。しかしぼくのバイクは高級でもなければ新しくもないので、ナビの電源はブレーキランプなどと共有させてもらうしかないのだ。

 散々悩んだ挙げ句、ホーンの電源を拝借することにした。警笛のことだが、鳴らす練習はしたことがあっても、実は一度も走行中に使ったことがない。
「そこどけっ!」みたいな高圧的なビッビーは鳴らされたくないから、鳴らしたくもないのだ。使わないものなら問題はなかろうと思ったのだが、これがとんでもないことだった。

 配線はヘッドライトを分解し、その中のコネクターからホーンへ行く電線を探し出して分岐する。その作業自体は簡単だったが、この結論に至るまでが悩ましかった。WEBを検索してもそんなことをやっているケースがヒットしなかったのだ。
 難関を乗り越えて電源を確保し、ナビを起動させたらちゃんと動くじゃないか。オレも大したもんじゃないか、と祝砲の意味でホーンをビッと鳴らした瞬間、ナビの電源が落ちてしまった。ホーンに電気を食われてしまったんだね。

 まあホーンを鳴らすことは今後もないだろうから完成ということにして走ってみたが、まるっきり使えない。ぼくのバイクは原付二種っていうカテゴリーなんだけど、このバイクナビは高速道路を走れるバイクを対象にしているらしい。しまなみ海道は上手くナビゲーションできないんだ。

 知らなかったわけじゃないんだ。原付バイクナビなんてものが存在しないことは知っていながら買ったわけで、これは許す。しかし、何回も何回もフリーズするんじゃねぇ! 
 走っているときにフリーズするんじゃなく、起動時に固まったら電源すら落とせなくなる。

 何だかんだとテストをしてみたし、雨も体験してノープロブレム。だけど色んなパーツを作る過程でBluetooth イヤホンを壊してしまったんだよね。代わりのを買ったら3980円って、本体が23000円なのに。奇妙な世の中になったもんだね。