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北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■もみじ窯 香西信行作陶展 (10月28日まで)

2007年10月27日 00時42分44秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 香西さんは札幌の陶芸家。空知管内栗山町に穴窯を持っています。  ことし、築窯11年目にして積み替えたそうです。  その成果が、冒頭の画像「自然灰窯変壺」です。  つぎに、側面から見た画像を掲げます。             おなじ壺で、朱色、水色、灰色…と、めまぐるしく色が変わっています。  筆者は、窯焼きについて無知ですが、それにしても、朱色と水色がおなじメカニズムで生じるとはとても思えま . . . 本文を読む

もうすぐ雪の季節

2007年10月27日 00時03分17秒 | つれづれ日録
   きょうは、ことし一番の、雪虫が発生した日でした。  ほんとうに雪が降ってくるみたいに、上から舞い降りるふうに、たくさん宙に浮いていました。  白の点々は、すべて雪虫ですが、見えますか?          きのう、きょうと、赤に加えて、黄色の紅葉も目立つようになりました(画像は、北区の若草公園)。  もちろん市街地の話で、手稲山はほとんど凋落して、灰色の山容を見せています。  これ . . . 本文を読む

07年10月25・26日

2007年10月26日 23時46分31秒 | つれづれ日録
 秋晴れがつづき、仕事のあいまをぬってギャラリーまわりに励む日々。  25日は 札幌時計台ギャラリー(野本醇展、中谷有逸展)→ ギャラリー大通美術館→ さいとうギャラリー→ スカイホール(香西信行作陶展)  ギャラリー大通美術館の「第53回森田哲隆絵画展」は写実の風景が中心。夜景などを細かい筆で描き、なんだか三越に来ているようだった。  26日は北区を集中的に。 ギャラリー粋ふよう→ アガ . . . 本文を読む

■中谷有逸展 (10月27日まで)

2007年10月26日 23時40分57秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
   中谷さんは帯広在住の版画家。  札幌で毎年展覧会をひらく道東の作家はきわめて少なく、中谷さんはありがたい存在です。  今回は、この1、2年取り組んでいる「碑・古事記」のシリーズをならべました。  鉄粉などを用いた重厚な抽象の作品群です。日本の古典文学の、それぞれの場面を表現したものというより、もっと自由に画面を展開しています。  段ボール片や、テーブルクロスなどに使うビニールなどを切り抜いて . . . 本文を読む

「絵画の場合」始まっています!

2007年10月25日 22時24分31秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 この秋、注目すべき現代アートの4大展覧会といえば 「SCAN DO SCAN」  (札幌宮の森美術館) 「Born in HOKKAIDO」(道立近代美術館) 「絵画の場合」   (ポルトギャラリーなど4カ所) 「かたちの復権」  (本郷新記念札幌彫刻美術館) と筆者が勝手に決めましたが、このうちキンビの「Born…」以外はすべて始まってますね。  「絵画の場合」は、第1弾の「渋谷俊彦個展」 . . . 本文を読む

■酒井浩慶展 (10月28日まで)

2007年10月25日 22時23分47秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 酒井さんは、木で立体を作る札幌の男性。ことしで40歳ぐらいのはずです。毎年、ミヤシタで個展をひらいています。  筆者は昨年も見ていますが、どうもピンとこなかったので(えらそうで、すいません)、このブログでは紹介しませんでした。  ご本人にうかがうと、やはり、というべきか 「もともと自分は、彫るのが好きなんだけれど、去年は『なんでおれはこんなことをやってるんだろう』という感じで、手がぜんぜん動かな . . . 本文を読む

安斎重男の"私(パーソナル)・写(フォト)・録(アーカイブス)" (東京07-12)

2007年10月25日 22時23分14秒 | 道外で見た展覧会
 東京旅行に関するエントリは10日の「川合玉堂展」以来、途絶えていましたが、わすれているわけではありません。  六本木の国立新美術館で見た最初の展覧会は、安斎さんが1970年以来撮り続けてきた「現代美術の現場」の膨大な写真を並べたものでした。  何千枚あるのでしょうか、多いところでは、6段とか10段がけになって、壁面をうずめつくしています。  中央の柱には、イサム・ノグチやナムジュン・パイクといっ . . . 本文を読む

♪公園までの道、風に転がる枯れ葉と並んだ07年10月24日

2007年10月24日 23時56分03秒 | つれづれ日録
 雲一つない快晴!  仕事前にまわったのは  キヤノンギャラリー →道銀札幌駅前支店ギャラリー →ポルトギャラリー(絵画の場合) →CAI 現代芸術研究所(絵画の場合) →工芸ギャラリー愛海詩(えみし) →ギャラリーミヤシタ(酒井浩慶展) の6カ所。  「愛海詩」からミヤシタまでは、円山公園のなかを通りながら、ぶらぶら歩いた。  公園は紅葉真っ盛り。  レンズを上に向けて撮影している姿もちらほ . . . 本文を読む

■藤山由香絵画展「風の音」(10月27日まで)

2007年10月24日 23時47分13秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 題のない、額のついてない抽象画が15点ほど、アリアンスフランセーズの壁にならんでいます。  藤山さんは、札幌の若手画家。ギャラリーミヤシタでは常連ですが、ほかの場所での個展ははじめてだと思います。    案内状に、冒頭画像の手前の作品がえらばれていたので、白っぽい絵が多いのかなあ…と予想して見に行ったら、青を基調にした絵が意外と多かったです。              ただ寒色を塗り重ねるの . . . 本文を読む

■藤田恵美子展(10月23日で終了)

2007年10月24日 23時46分28秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
   道内で皮革工芸というと、函館の道展会員である明本モト子さん、美工展の事務局長を長く務めた高木晶子さん(札幌)、現展の亀島ヒサ子さん(江別)、札幌の喜井豊子さんといった顔ぶれがすぐに思いつきますが、筆者の知らない人ですごい作家さんって、まだまだいるんですね。(←たんにヤナイが不勉強なだけです)  藤田さんは、札幌在住。主宰する「ヤンピー工芸 藤の会」の展覧会は毎年のように開いていますが、個展 . . . 本文を読む