札幌の抽象画家藤野さん、ことし2度目の個展。とにかく精力的です。今回も、新作が展示されていました。
一部の小品を別にして、すべて「宙」シリーズで統一しています。冒頭の画像は1990年代のものですが、手前の2点をのぞくとすべて2000年以降の作品。すごいエネルギーだなあと、あらためて脱帽です。
今回は、あらたに道内の鉄路に登場した特急スーパーカムイに乗るという目的もあったので、家族で深川に行 . . . 本文を読む
波多仲さんは北斗市在住。札幌での発表はひさしぶりのようだ。
絵画が13点。
世間一般の基準からいくと、けっして「うまい」絵ではない。
しかし、もしこれが「うまい」絵だったら、このような迫力は出なかったに違いない。
冒頭の画像は「死の種をまく人」。
戦争への呪詛、世界への諷刺といった言葉では収まりきれない、強力なエネルギーが画面全体に渦巻いている。
一度見たら忘れられない絵だと思う . . . 本文を読む
「早乙女」を、たまたま見たテレビ東京-TVHの「美の巨人たち」で特集されていたことも、たぶん筆者が山種美術館に足を運んだ遠因になっているのだろうと思う。
この絵は1945年作。
見事なまでに、あの戦争が、絵に影を落としていない。
戦争だけではない。川合玉堂の絵には、近代の日本を想起させるものは、なにひとつ描かれていないと言ってよい。
画題の大半は風景であり、点景で人物が描かれること . . . 本文を読む
8日は仕事。
出社前に
道立近代美術館(大倉集古館の名宝 日本美術の光華)→
札幌市資料館→
札幌市写真ライブラリー
に寄った。
札幌市資料館では
「第20回 上野の森美術館 日本の自然を描く展」
と題する絵画展がひらかれていたが、ロンドンの風景画が最高賞であり、誕生日のケーキのろうそくを吹き消す子どもの絵とか、いろんな絵が飾られていて、どこが「日本の自然を描く」なのか、とんとわからない . . . 本文を読む