案内状には、阿部有未、竹田博、田村陽子、名畑美由紀、長谷川雅志、林教司の6人の名前が書いてあるけど、田村さんの作品がどこにあったのか、記憶にない。
会場では、札幌の染色作家長谷川さんの4メートル×2メートルの大作「天に向う」が、他を圧倒する迫力だ。染色を手がける人は多いけれど、筆者がこれまで目にしたなかでも、一、二を争う大きさだと思う。
毎年夏、渡島管内福島町でひらかれている「かがり火 . . . 本文を読む
抽象派作家協会というのは、なかなか勤勉な団体で、毎春に、同人に招待作家をくわえた展覧会を札幌市民ギャラリーでひらくほか、秋には同人だけによる展覧会を、時計台ギャラリーで開催しています。
同人の顔ぶれはここ数年不動。
五十音順に
あべくによし(旭川)
今荘義男(岩見沢市栗沢町)
後藤和司(札幌)
佐々木美枝子(同)
近宮彦彌(旭川)
外山欽平(函館)
服部憲治(苫小牧)
林教司(岩見沢市 . . . 本文を読む
ことし春、新道展を退会した札幌の阿地信美智さんの個展。
つい2カ月ほど前、STVエントランスアートでの個展を終えたばかりで、今回のインスタレーションは、それを終えてから制作を始めたそうです。すごい。
阿地さんは、これまでも時計台ギャラリーで何度か個展をひらいていましたが、いずれも3階のG室でした。
今回は、初のB室。この部屋で開催することを前提に、設計しています。
広い部屋に作品 . . . 本文を読む
いやー、おもしろかった。
シンプル。だけど、深い。そして、クスリと笑える。
所蔵品展ではあるが、今回の東京で、いちばんおもしろい展覧会だった。むつかしい知識などはいっさいいらないので、だれにでもすすめたくなる。
なお、あらかじめおことわりしておくが、ブラウザによっては表題が読み取れないかもしれない。「仙」の「」は、「涯」のさんずいの無い漢字である。
仙は、1750年生まれ。 . . . 本文を読む