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秋山沙走武「沐浴」 空知管内浦臼町の野外彫刻(1)

2024年09月28日 22時23分46秒 | 街角と道端のアート
 
 王子江おう す こう絵画展を見た帰り、空知管内浦臼町の街をぶらつき、鶴沼公園にも立ち寄りました。
 石狩川の河跡湖のまわりにある公園で、ボート乗り場やキャンプ場、温泉があります。  
 
 
 温泉の横から湖に下っていく道の入り口、国道275号から見えるところに、この像が立っています。
 
 秋山沙走武すすむ(1930~2001)は、仏像制作に用いられてきた乾漆という技法を得意とする彫刻家で、長く道教大函館校で教壇に立ちました。
 全道展会員としても活動しました。

 台座に北門信用金庫 寄贈という文字が刻まれています。
 北門信金は滝川の金融機関ですが、秋山の作品を相当数購入しています。

 1992年の作のようです。

 筆者はオーソドックスな裸婦像以外は見たことがありません。
 この像は、片足をすこし踏み出しており、動感を表現しています。
 首をすこし左にかしげ、髪を両手でさわるしぐさをつけたところに、親しみやすさが醸し出されています。

 立派なクモの巣が張られていたのですが、取り払ってきたほうがよかったかな…
 




 湖へと降りていくと、もう1体彫刻があったので、次項で紹介します。

 
過去の関連記事へのリンク
秋山沙走武「望 ’83」 歌志内の野外彫刻(3)
秋山沙走武「泉」 岩見沢の野外彫刻(3)
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