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北海道美術ネット別館

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■糸塚章子個展 (2025年2月12~17日、札幌)

2025年02月18日 20時45分03秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 北海道水彩画会(道彩展)の会員として事務所(事務局)を務める一方、北都館ギャラリーで個展を開き、今年で7回目となったそうです。

 いわゆる英国調の水彩よりも色調が濃くて強い表現ですが、従来多かったフォービスムふうの激しいタッチとも異なる表現で、札幌市内・近郊の風景や、静物などを描いています。

 冒頭画像は「綿毛舞う頃」。
 北大構内の、大野池やサクシュコトニ川があるあたりの風景です。
 ポプラの綿毛が舞って雪のように地面を白く覆うのは、6月ごろの札幌の風物詩です。
 決して描きやすい題材ではないと思うのですが、果敢にチャレンジしています。
 
 
 左は「ムラサキの木」。
 北大植物園の端のほうに、秋口になると葉が紫色を帯びる木が生えていて、糸塚さんは毎年この木を描いているのだそうです。
 
 中央の小品は「高島漁港」。
 その右側は「旧永山邸」。
 
 
 右の「夏色の池」は、北大第2農場が題材。
 第2農場は観光地でもあり、スケッチブックを開いて写生する人もよく見かけますが、糸塚さんいわく、この反対側の建物を描く人が多く、「みんなに背を向けて描いています」と笑っていました。

 左は「卓上のバラ」。
 落ち着いた雰囲気の静物画です。
 
 
 版画にも取り組んでいます。
 左から「サッポロ」「秋の木立」「冬の木立」。

 ユニークなのは、版画の下に、一般的なポストカードのほか、絵入りレシピも、各100円で販売されていたこと。料理が好きな人にはよろこばれそう。

 他の作品は次の通り。
 一輪
 サーモンピンクのばら
 ブーケ
 廃線のプラットフォーム
 百合が原公園
 アツコドール
 エドウィン・ダン記念館
 ランプとかぼちゃ
 第2農場裏
 福山醸造元
 柿とランプ
 北大ワイン研究センター


2025年2月12日(水)~17日(月)午前10時~午後7時(土日月~午後5時)
カフェ北都館ギャラリー(札幌市西区琴似3の1)

2024年の個展(ツイッター=現X)
糸塚章子個展(2018、画像なし)


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