札幌圏の大学の枠を超えた恒例の合同写真展。
毎回少しずつ参加校が変わっていて、ことしは札幌学院大、札医大、札幌国際大、藤女子大、道教大札幌校、北星学園大、酪農学園大の7校だった。
今回は、合同企画のようなものがまったくない。
それぞれの作品が並んでいるだけだ。
ただし、それを物足りないとみるか、個々の作品が充実しているのでべつにかまわないとみるかは、意見のわかれるところかもしれない。
やはり目を引くのは藤女子の力強いモノクロ。
ただ、2人しか出品していない。
松崎美佳さんは、金村修を髣髴とさせる都市風景。こんなゴチャゴチャ感(これは、ほめ言葉です)を札幌で出せるとは思わなかった!
蛇口、排水坑、重なった段ボール…。乱雑さがたまらない。
内田優美さんは、先日の藤女子大写真展にも出していた、浜にロープや漁業道具が散乱する光景。
全体的に風景のスナップが多い中で、宮澤元さん(札医大)「見つけた」は、若い女の子の氷上が魅力的。
押田達朗さん(同)は青系の色でまとめた冬景色が美しい。
三橋夏希さん(札教大)のシンプルな心象風景も、すでに発表した作品ではないかと思う。
宮崎茜さん(同)はモノクロ。すごいアンダーで荒れる海をとらえているが、こういう暗さは若者特有のもので、共感を覚える。
平塚彩さん(札学院大)「浜仕事」は、ホタテ水揚げのようすをドキュメンタリーふうの組写真でまとめた。焼きにメリハリがつけば、なお良いと思う。
山下綾美さん(北星大)はモノクロ8枚のスナップ。舗道にこぼれた水を撮った1枚が気に入った。
越智良太さん(酪農大)「Jack Knife Marionette KATAGIRIISM III」は、モノクロ27枚からなる組写真。被写体はすべて、チェーンを手に、サングラス、革ジャン姿の男性だ。かっこよくキメているが、どうも可笑しさのほうが先に立ってしまう。でも、それは、この作品の美質だと思う。
全体を見ると、ナイル川、浅草、台湾、パリ、広島県廿日市など、旅先の写真がずいぶんと多かった。
2009年4月15日(水)-19日(日)10:00-19:00(最終日-16:30)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4 サッポロファクトリー・レンガ館3階)
■7th EX
■07年 EX6
■EX2週目(06年、画像なし)
■EX-05(06年、画像なし)
■Third-EX (04年、画像なし)
■写真展EX-内から外へ(02年)
毎回少しずつ参加校が変わっていて、ことしは札幌学院大、札医大、札幌国際大、藤女子大、道教大札幌校、北星学園大、酪農学園大の7校だった。
今回は、合同企画のようなものがまったくない。
それぞれの作品が並んでいるだけだ。
ただし、それを物足りないとみるか、個々の作品が充実しているのでべつにかまわないとみるかは、意見のわかれるところかもしれない。
やはり目を引くのは藤女子の力強いモノクロ。
ただ、2人しか出品していない。
松崎美佳さんは、金村修を髣髴とさせる都市風景。こんなゴチャゴチャ感(これは、ほめ言葉です)を札幌で出せるとは思わなかった!
蛇口、排水坑、重なった段ボール…。乱雑さがたまらない。
内田優美さんは、先日の藤女子大写真展にも出していた、浜にロープや漁業道具が散乱する光景。
全体的に風景のスナップが多い中で、宮澤元さん(札医大)「見つけた」は、若い女の子の氷上が魅力的。
押田達朗さん(同)は青系の色でまとめた冬景色が美しい。
三橋夏希さん(札教大)のシンプルな心象風景も、すでに発表した作品ではないかと思う。
宮崎茜さん(同)はモノクロ。すごいアンダーで荒れる海をとらえているが、こういう暗さは若者特有のもので、共感を覚える。
平塚彩さん(札学院大)「浜仕事」は、ホタテ水揚げのようすをドキュメンタリーふうの組写真でまとめた。焼きにメリハリがつけば、なお良いと思う。
山下綾美さん(北星大)はモノクロ8枚のスナップ。舗道にこぼれた水を撮った1枚が気に入った。
越智良太さん(酪農大)「Jack Knife Marionette KATAGIRIISM III」は、モノクロ27枚からなる組写真。被写体はすべて、チェーンを手に、サングラス、革ジャン姿の男性だ。かっこよくキメているが、どうも可笑しさのほうが先に立ってしまう。でも、それは、この作品の美質だと思う。
全体を見ると、ナイル川、浅草、台湾、パリ、広島県廿日市など、旅先の写真がずいぶんと多かった。
2009年4月15日(水)-19日(日)10:00-19:00(最終日-16:30)
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4 サッポロファクトリー・レンガ館3階)
■7th EX
■07年 EX6
■EX2週目(06年、画像なし)
■EX-05(06年、画像なし)
■Third-EX (04年、画像なし)
■写真展EX-内から外へ(02年)