ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「サプリメント」って効きますか?

2011年10月19日 | 感じたこと
 先週、少し腰痛気味になって、このままでは仕事にも差し支えると感じたので、たいそうにならないまでにと近くの整体院へと足を向けて約一週間が経って、ようやく痛みも和らいで、やっぱり専門家の治療が的確だと、それなりに治癒へ向かうものだと、改めて感心するやら、快調になってきて喜んでいる。

 先週に二回と、今週二回、計4回通院して、毎回腰の部分に暖かい電気を当ててから、ベッドで両腰に電極をつけてビリビリと電気を感じながらの刺激でしばらく経った後、若い整体師?と言えばいいのか、先生が全身、特に痛みを感じていた患部を中心に、手で揉み解して下さって、仰向けに寝たりうつ伏せになったりと、指示通りに体を動かして、最後は椅子に座って、腰の辺りをつまんだりもんだりで、立ったり座ったりを繰り返すという風な治療を二日に一度づつぐらい行っていただいたのであった。

 今朝も治療院に足を向けて、約30分程の治療中だったのだが、隣のベッドに横たわった別の患者さんの女性が、先生に対して親しげに質問されていたのを耳にしたことがきっかけで、「サプリメント」についての疑問、考え方、実際を考えたりしたのであった。

 「サプリメント」と言えば、いまや毎日毎日、新聞、テレビを通してだけでなく、雑誌や電車のつり広告なども含めて、ありとあらゆる広告媒体に、何らかの形でコマーシャルされていることが多く、食品なのか、お薬なのか、それとも栄養剤かしらないが、多種多様なものがあって、その服用の目的も、腰痛にはじまって、ダイエット用?、栄養補助食品、その他の病気や日常的な元気を保つための作用を期待してのものまで、ほんとうにたくさんあるたいなのである。

 私自身は、以前にもガリバー通信で書いたと思うのだが、もし痛みを和らげるためなら、医師の診断による処方箋での、服用焼く塗り薬や湿布薬が必要だと思うし、元気を取り戻したいと思うのなら、しっかりと栄養バランスを考えた上での、食品、食事をしっかりとすることに尽きると感じているのだが、現代の世の中ではそうではなくて、サプリメントの服用なども大いに流行っていると言っていいようなのである。

 整体治療院での、ある患者さんの女性の先生への問いかけは、「サプリメントって先生、効くのでしょうか?」だつたのであるが、先生は間髪入れずに「そうですね、効くと思う人には効きますが、効かないと思っていると効かないでしょう!」という、珍答とも言うべき、見事なお答えだったのである。

 私は、横で聞いていて吹き出しそうになったが、その会話は続いて、彼女がこう言ったのであった。「○○先生は、それは趣味の領域ですね」と言ったそうで、すなわち、やはり好きか嫌いかであって、薬効効果の次元とは違った返答をされたというのである。

 また別の先生も、「あんなに高いサプリメント代を負担するなら、医療費、すなわち医者に通院したり治療を受けたりする方が、絶対的に効果、結果が得られますよと、当然の如く、医者や専門家としての自信とブライドのせいだけではなく、きっぱりとではないが、ほとんど「サプリメントの効果」については、「ない」と言っておられる様であった。

 でも、多くのサプリメントと称する各種の服用する食品か薬品の様な代物は、たぶん結構売れている様で、連日、無料サンプルとやらも含めて宣伝されていて、「今すぐお電話下さい!」の類も含めて、宣伝が繰り返されているところを見ると、間違いなくたくさん購入されている実態があるのだろう。

 一ヶ月分、特価で5千円前後の商品が多いのだが、高齢者を中心とする年金世代が一番消費しているのではないかと思っているのだが、仕事からは引退したりして、日々の生活の中でテレビや新聞をじっくり見たり、暇つぶしに読んだりしている方々が多いと思われるのだが、こうした「サプリメント商法」に、まんまと引っかかっていると言っても過言ではあるまいと、やはり思うのである。

 私の様な「サプリメント大嫌い人間」でも、腰痛や健康のためのサプリメント如き宣伝を何度も耳にしたり、見ているので、いつの間にか、「グルコサミン」「ヒアルロンサン」「「コンドロイチン」など、よくわかんないけれど、効用成分らしいカタカナ名称を覚えてしまっているのだから、治療院やクリニックの待合室などで、患者同士が「●●薬品の×××がいいらしい」などという情報交換が盛んに行われていて、口コミも大いに手伝っての「サプリメント商戦」が盛んになっていると言えよう。

 ともかく、医者の言うことが正しいとは言えない面もあるし、商売敵とも言えるので、どちらが正しいとは言い切れないかも知れないのだが、日本の現状の「サプリメント騒ぎ」は、ひょっとしたら「無用の長物」なのかも知れないと私は思っているのだが、皆さんにとって生活費の余裕や医療以外の自己治癒を目指す思いでの「投資」としての「サプリメント」だとすれば、できる限り、「趣味」の領域の範囲でとどめておいた方が賢明だと言わざるを得ないのである。

 サプリメントは、効くと思う人には効くし、効かないと思う人には効かないのだから。(笑い)
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