子どもたちへの暴力防止プログラムCAPを市議会議員の研修として専門家をお招きしてワークショップ形式で行いました。
アメリカで1978年に女子小学生が登校中にレイプされた事件がきっかけで、教育者、心理療法家、医師、保護者、発達心理の専門家や演劇関係者たちが協力して、CAP(Child Assault Prevention)プログラムの原型が生まれたらしい。
私歯、数年前から二度、このワークショップの経験があり、議員研修として提案したもので、「子どもへの暴力防止プログラム」のワークショップを、議員研修として取り上げた前例は少ないと思うが、議員さん達に受講してもらうこととなった。
日頃は議員バッヂを胸に自信たっぷりの議会の先生方、すなわち議員の皆さんに小学四年生に戻っていただき、友達、大人、親、見知らぬ大人、先生を含む人たちから受ける予期せぬ暴力、すなわち「いじめ」「虐待」「ネグレクト」「性的嫌がらせ」「脅迫」「誘拐」「拘束」など、あらゆる暴力に対して、子ども自らが、どのように自身の人権を守れるかを、ロールプレイン方式で学び、体験するプログラムであった。
多種多様な研修講義やレクチャー、視察の経験ある議員さん達も、自らが小学生に立ち返って、「○○君」「○○さん」と姓ではなく名前で呼び捨てされて、手を上げたり素直に思いを答えたり、仲間と向き合って意見交換したりと、ワークショップ方式の研修を受けることは、ほとんど無かったと思われる。
まず大きくマジックで自分の名前を表記して、みんなからよく見える胸から肩にかけてのところに貼って、講義とワークショップは始まった。
CAPの専門トレーニングを受けた四人の女性たちが、今回の講師であり、ファシリテーターとして議会の「全員協議会室」で、いつもの硬い雰囲気とは異質な空気の中で、体を動かし、子ども達の体験する「暴力防止」のためのトレーニングとも言うべきワークショップを経験したのである。
近頃は、ほんとうに子どもの安全、安心を脅かす事件、事象が多発しており、防犯カメラやインターフォン、携帯GPSなどのハード面での機器や環境整備と共に、地域の大人たちによる見回りやサポート、緊急時の駆け込み場所など、多種多様な対策、対応がされているが、肝心なのは「子ども自身が暴力に屈せず、排除する」気持ちなのである。
そこでCAPでは、「安心、自信、自由」の三つのキーワードが阻害されたり、保障されない場合の善後策とでも言うべき、子ども自らが「いや」と拒否する心や、大声を出して「逃げる」心得、大人に「話す」ことの大切さなどを体験的に学ぶプログラムを学校、子ども会、教師集団などで展開しているのである。
議員という責務を担う大人たちが、少しでも子ども達の視点に立った「暴力」の恐怖と「暴力」を受けない防止策を、言葉と体で体験することの意義は大きいと確信している。
これからの社会が、他人への労わりと非暴力の姿勢で仲良く協働し、強く生きて行くことが出来るように、大人も子どもたちも自らを高める必要は同じではないだろうか。
アメリカで1978年に女子小学生が登校中にレイプされた事件がきっかけで、教育者、心理療法家、医師、保護者、発達心理の専門家や演劇関係者たちが協力して、CAP(Child Assault Prevention)プログラムの原型が生まれたらしい。
私歯、数年前から二度、このワークショップの経験があり、議員研修として提案したもので、「子どもへの暴力防止プログラム」のワークショップを、議員研修として取り上げた前例は少ないと思うが、議員さん達に受講してもらうこととなった。
日頃は議員バッヂを胸に自信たっぷりの議会の先生方、すなわち議員の皆さんに小学四年生に戻っていただき、友達、大人、親、見知らぬ大人、先生を含む人たちから受ける予期せぬ暴力、すなわち「いじめ」「虐待」「ネグレクト」「性的嫌がらせ」「脅迫」「誘拐」「拘束」など、あらゆる暴力に対して、子ども自らが、どのように自身の人権を守れるかを、ロールプレイン方式で学び、体験するプログラムであった。
多種多様な研修講義やレクチャー、視察の経験ある議員さん達も、自らが小学生に立ち返って、「○○君」「○○さん」と姓ではなく名前で呼び捨てされて、手を上げたり素直に思いを答えたり、仲間と向き合って意見交換したりと、ワークショップ方式の研修を受けることは、ほとんど無かったと思われる。
まず大きくマジックで自分の名前を表記して、みんなからよく見える胸から肩にかけてのところに貼って、講義とワークショップは始まった。
CAPの専門トレーニングを受けた四人の女性たちが、今回の講師であり、ファシリテーターとして議会の「全員協議会室」で、いつもの硬い雰囲気とは異質な空気の中で、体を動かし、子ども達の体験する「暴力防止」のためのトレーニングとも言うべきワークショップを経験したのである。
近頃は、ほんとうに子どもの安全、安心を脅かす事件、事象が多発しており、防犯カメラやインターフォン、携帯GPSなどのハード面での機器や環境整備と共に、地域の大人たちによる見回りやサポート、緊急時の駆け込み場所など、多種多様な対策、対応がされているが、肝心なのは「子ども自身が暴力に屈せず、排除する」気持ちなのである。
そこでCAPでは、「安心、自信、自由」の三つのキーワードが阻害されたり、保障されない場合の善後策とでも言うべき、子ども自らが「いや」と拒否する心や、大声を出して「逃げる」心得、大人に「話す」ことの大切さなどを体験的に学ぶプログラムを学校、子ども会、教師集団などで展開しているのである。
議員という責務を担う大人たちが、少しでも子ども達の視点に立った「暴力」の恐怖と「暴力」を受けない防止策を、言葉と体で体験することの意義は大きいと確信している。
これからの社会が、他人への労わりと非暴力の姿勢で仲良く協働し、強く生きて行くことが出来るように、大人も子どもたちも自らを高める必要は同じではないだろうか。