住民のための行政施策について、地方議会でも議員たちが厳しい議論をし、意見交換や質疑に集中しているだろうと思っている有権者市民もいるだろうが、実際はそうではない。
選ばれた議員さんの中には選挙の際は、それなりに住民のために頑張りますと訴えていても、いざ当選したならば、多くの議案審議や議論の場があるにも関わらず、ほとんど発言せず、委員長の「質疑はありますか・・?」の問いに、いつも「なーし!」と言うのを常に習慣の様にしている議員がいる。
そんな議員がいる中で、私はいつも出来るだけ多くの質疑を心がけているのだが、珍しい出来事が数年前の所属委員会で起きたことをご報告したいと思う。
七名の委員で構成されている常任委員会だが、その日の出席者は初めから五名で、理由が定かではないが二名は欠席であった。
私が口火を切って多くの議案審議を済ませて、行政側の提案通り委員会では可決した後、事務調査と称する通告制の委員会所管の行政課題を、私が質疑している時に、その事件は起こったのである。
いつの間にか副委員長である保守系議員が席を立っていて、定足数と言われる過半数ギリギリの委員しか質疑に参加していなかったのであるが、私の質疑が続く中で、もう一人の保守系議員が急に席を立ち、委員会室から出て行ったのである。
いつも委員会での質疑は殆んどしない人で、委員長が「質疑はありませんか?」と質疑を促しても「なーし!」と言うだけの議員であった。
委員長が「ちょっと待って下さい」「定足数を割りましたので、議事を中断します」と言ったので初めて、私は気づいたのである。
この議員の退席で、議事を続ける最低条件の「定足数」を下回り、委員会の継続が出来なくなったのである。
私はこの退席議員の真意を憶測だが察知したのであるが、委員長に丁寧に、この委員の再度の出席を促す様にとお願いし、再会を待ち、数十分後に質疑を終えることが出来たのである。
この事件は、どう考えても可笑しな事件であり、議員の職務である議会出席と委員会への参加の義務を怠り、「職場放棄」を意識的にしたものなのである。
その後の議会運営委員会で、私は事件を報告し、当該議員に真意を正したところ、「自分は私の演説を聞きたくなく席を立った」と言う確信犯であった。
あきれた発言であり、全く子どもの発想の様な行動であり、どう考えても議員としては許されない態度であった。
しかし与党議員であることで、こうした失態や職場放棄や未熟な行動も、特別の叱責や注意を受けることも無く、議員として今も在籍し続けているのである。
普通の会社や組織だと、こんな低次元の職場放棄や行動をしたならば、同僚や上司の信頼を失い、職場にはいられない立場になっても仕方が無い状況であった。
でも議会では許されてしまう。そんな議論なしの議員が多く存在するのである.
選ばれた議員さんの中には選挙の際は、それなりに住民のために頑張りますと訴えていても、いざ当選したならば、多くの議案審議や議論の場があるにも関わらず、ほとんど発言せず、委員長の「質疑はありますか・・?」の問いに、いつも「なーし!」と言うのを常に習慣の様にしている議員がいる。
そんな議員がいる中で、私はいつも出来るだけ多くの質疑を心がけているのだが、珍しい出来事が数年前の所属委員会で起きたことをご報告したいと思う。
七名の委員で構成されている常任委員会だが、その日の出席者は初めから五名で、理由が定かではないが二名は欠席であった。
私が口火を切って多くの議案審議を済ませて、行政側の提案通り委員会では可決した後、事務調査と称する通告制の委員会所管の行政課題を、私が質疑している時に、その事件は起こったのである。
いつの間にか副委員長である保守系議員が席を立っていて、定足数と言われる過半数ギリギリの委員しか質疑に参加していなかったのであるが、私の質疑が続く中で、もう一人の保守系議員が急に席を立ち、委員会室から出て行ったのである。
いつも委員会での質疑は殆んどしない人で、委員長が「質疑はありませんか?」と質疑を促しても「なーし!」と言うだけの議員であった。
委員長が「ちょっと待って下さい」「定足数を割りましたので、議事を中断します」と言ったので初めて、私は気づいたのである。
この議員の退席で、議事を続ける最低条件の「定足数」を下回り、委員会の継続が出来なくなったのである。
私はこの退席議員の真意を憶測だが察知したのであるが、委員長に丁寧に、この委員の再度の出席を促す様にとお願いし、再会を待ち、数十分後に質疑を終えることが出来たのである。
この事件は、どう考えても可笑しな事件であり、議員の職務である議会出席と委員会への参加の義務を怠り、「職場放棄」を意識的にしたものなのである。
その後の議会運営委員会で、私は事件を報告し、当該議員に真意を正したところ、「自分は私の演説を聞きたくなく席を立った」と言う確信犯であった。
あきれた発言であり、全く子どもの発想の様な行動であり、どう考えても議員としては許されない態度であった。
しかし与党議員であることで、こうした失態や職場放棄や未熟な行動も、特別の叱責や注意を受けることも無く、議員として今も在籍し続けているのである。
普通の会社や組織だと、こんな低次元の職場放棄や行動をしたならば、同僚や上司の信頼を失い、職場にはいられない立場になっても仕方が無い状況であった。
でも議会では許されてしまう。そんな議論なしの議員が多く存在するのである.