ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

ゴミを減らそう!

2006年03月27日 | 日本の課題
 日本国中、何処に住んでいてもゴミ処理問題は多難かつ将来に向けて真剣に考えねばならない課題であることに間違いはない。

 毎日の一般家庭から出されるゴミの量は、一人当たり一日500gから1キロ程度であるのだが、これがまさに「チリも積もれば山となる」であり、全国中の自治体がゴミ処理問題で悩んでいるのである。

 わが京田辺市も、ゴミ減量化推進委員会や行政の環境衛生部門である「甘南備園」と称するゴミ焼却場とリサイクルプラザと最終埋め立て処分場「碧水園」を中心に、ゴミ収集、処理、焼却、リサイクル、リユースなどに奮闘されているところである。

 私も一市民として、また市議として、わが市のゴミ処理計画に、前述のゴミ減量化推進委員や環境市民パートナーシップ会員として、また議会では建設経済委員会のメンバーとして、多種多様な角度からの質疑や提案を通して、何とかゴミの減量化への妙案はないものかと模索しているのである。

 今日は、わが市のゴミの最終処分場である、京田辺市環境衛生センター「碧水園」(一般廃棄物最終処分場)の運営審議会が開かれ、説明と現場視察、また質疑を行ったのである。

 埋立容量62000㎥の施設が約6年前に完成し、埋立期間15年の予定で使用され出したのだけれど、プラスチックゴミの処分がチップ化し業者へ搬出されたり、焼却炉の助燃材として焼却炉で燃やされてしまうことになり、埋立処分されるものは、陶器やガラス、不燃金属としてのプルトップなどと川さらえなどを行った際の溝土と覆土等に限られたため、年間でも1500㎥程度となっている。

 すなわち、この状態だと予定の3倍近く長持ちしそうで、一見結構な様にも思うのだが、ごみ焼却炉の焼却灰はフェニックス計画などと言う名の「大阪湾への埋立投棄」をしているし、プラスチックゴミも「サーマルリサイクル」とやらの燃料化で誤魔化されているのである。

 ゴミの3Rと言われる「循環型経済システム」を目指す、リデュース(排出抑制)、リユース(再使用)、リサイクルと言う理想の「ゴミにしない、ゴミを出さない」工夫や技術の導入、それ以前の無駄なものを購入しない、また自然に還元されないものを作らない、売らないと言った「元から絶つ」考えや試行が、まだまだされていないのである。

 この私達が住む「地球」を私達現代人が、特にここ50年間で、取り返しのつかない位、汚し、ゴミだらけにし、まだ汚染し続けているのである。

 CO2の削減だけでなく、地球の自然環境と生態系に負荷となる物質やゴミの排出を極力減らして、将来も住み続けることのできる地球を保全する責任が、私達現代人にはあるのである。

 便利やかっこよさ、また効率や見栄ではなく、自然界の一員としての人間の生活を見直して、不必要な物を排し、大切な自然を大切に保全していくことが、一番の私達の使命ではないだろうか。

 次代を生きる子ども達、孫達と共に、世界にアッピールした「京都議定書」の少なくとも目標達成への努力とゴミ減量化への知恵と工夫を続けようでは有りませんか。
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