先日、久しぶりに三年前から日本に留学していて、私とは五年来の友人である中国の内蒙古自治区からやって来ているナラングリという名の若い美しい女性が、わが家に名古屋からやってきたのである。
彼女は、私が1990年に初めて内蒙古自治区のダライノール近郊の町で出会って以来の交流を続けている、包海岩君の妹さんで、来日から二年間は京都の同志社大学留学生別科で日本語を学んでいたので、宇治市に在住していたのだが、現在は名古屋の大学に通学しているので、名古屋から夏休みの一日を京都まで来てくれたのである。
彼女は、内蒙古の地元で高校を卒業後、親元を離れて単身、大連の歌舞団の学校に入学し、モンゴルの民族的踊りを中心に、ウイグルの踊りや馬頭琴の演奏までやる、とても素敵なお嬢さんなのである。
現在は名古屋の大学で環境マネージメントを学ぶ傍ら、生活費と学費を稼ぐために、近くのスーパー銭湯でアルバイトに忙しい女子学生でもある。
昨年のクリスマスに、私が名古屋に彼女と兄貴を訪ねて、共にクリスマスディナーを、名古屋のモンゴルレストランで楽しんで以来の再会だったのだが、彼女はガリバーさんちに行ったら、餃子を作りますと言って来てくれたのである。
毎年夏に、私が数人の友達やモンゴルに行きたい仲間を集めて、彼女たちの住む町に近い大草原に行って、モンゴル草原の移動式住居であるゲルを中心に交流しながら四五日宿泊するのだが、この草原でも羊の解体料理と共に、必ず「餃子作り」はしている恒例の「モンゴル餃子」なのである。
しかし、今回は彼女の得意のレシピというべきか、日本ではあまり「羊肉」を食することがないので、羊肉とは違う、鶏肉と豚肉の二種類の「餃子」を作ることになった。
中国やモンゴルでは日本と違って、餃子は焼くより水餃子として茹でて食することが普通で、しかも主食として食べる時には、びっくりするほど作って、ともかく食べるわ、食べるわ。
そこで、今回もお祝い事の時に、日本では「巻き寿司」などを作ったり、注文して皆で食事をするが如く、モンゴルでも家族や友人を交えて賑やかに楽しい宴を囲む時には、とてもたくさんの餃子を作って食べるのである。
二種類の餃子の「ナラングリ風」は、鶏肉と玉ねぎを主にしたものと、豚肉と韮を主にしたものであったが、特色は煎り卵をほぐして、どちらの包みにも入れたことである。
薄力粉と水を約2:1で捏ねて、よく混ぜて一時間ほど寝かしたものを、麺棒と手で上手に延ばして、適当な餃子の皮の大きさに丸めて、各々が具を入れて餃子を包むので、なかなかユニークな形も出現する。
私の孫のK君、六歳も真剣に「餃子作り」に集中し、何と百個以上の餃子が、約二時間ほどで出来上がった。
あっさりとした食感のおいしい「モンゴル餃子」としてたくさん食したのだが、ほんとうは羊肉で作ることや、ニンニクを入れる場合もあるので、少し子供向きと言った感じではあったが、翌日の朝は「焼餃子」にして食べたり、煎り卵入り餃子は大好評であった。
彼女は、私が1990年に初めて内蒙古自治区のダライノール近郊の町で出会って以来の交流を続けている、包海岩君の妹さんで、来日から二年間は京都の同志社大学留学生別科で日本語を学んでいたので、宇治市に在住していたのだが、現在は名古屋の大学に通学しているので、名古屋から夏休みの一日を京都まで来てくれたのである。
彼女は、内蒙古の地元で高校を卒業後、親元を離れて単身、大連の歌舞団の学校に入学し、モンゴルの民族的踊りを中心に、ウイグルの踊りや馬頭琴の演奏までやる、とても素敵なお嬢さんなのである。
現在は名古屋の大学で環境マネージメントを学ぶ傍ら、生活費と学費を稼ぐために、近くのスーパー銭湯でアルバイトに忙しい女子学生でもある。
昨年のクリスマスに、私が名古屋に彼女と兄貴を訪ねて、共にクリスマスディナーを、名古屋のモンゴルレストランで楽しんで以来の再会だったのだが、彼女はガリバーさんちに行ったら、餃子を作りますと言って来てくれたのである。
毎年夏に、私が数人の友達やモンゴルに行きたい仲間を集めて、彼女たちの住む町に近い大草原に行って、モンゴル草原の移動式住居であるゲルを中心に交流しながら四五日宿泊するのだが、この草原でも羊の解体料理と共に、必ず「餃子作り」はしている恒例の「モンゴル餃子」なのである。
しかし、今回は彼女の得意のレシピというべきか、日本ではあまり「羊肉」を食することがないので、羊肉とは違う、鶏肉と豚肉の二種類の「餃子」を作ることになった。
中国やモンゴルでは日本と違って、餃子は焼くより水餃子として茹でて食することが普通で、しかも主食として食べる時には、びっくりするほど作って、ともかく食べるわ、食べるわ。
そこで、今回もお祝い事の時に、日本では「巻き寿司」などを作ったり、注文して皆で食事をするが如く、モンゴルでも家族や友人を交えて賑やかに楽しい宴を囲む時には、とてもたくさんの餃子を作って食べるのである。
二種類の餃子の「ナラングリ風」は、鶏肉と玉ねぎを主にしたものと、豚肉と韮を主にしたものであったが、特色は煎り卵をほぐして、どちらの包みにも入れたことである。
薄力粉と水を約2:1で捏ねて、よく混ぜて一時間ほど寝かしたものを、麺棒と手で上手に延ばして、適当な餃子の皮の大きさに丸めて、各々が具を入れて餃子を包むので、なかなかユニークな形も出現する。
私の孫のK君、六歳も真剣に「餃子作り」に集中し、何と百個以上の餃子が、約二時間ほどで出来上がった。
あっさりとした食感のおいしい「モンゴル餃子」としてたくさん食したのだが、ほんとうは羊肉で作ることや、ニンニクを入れる場合もあるので、少し子供向きと言った感じではあったが、翌日の朝は「焼餃子」にして食べたり、煎り卵入り餃子は大好評であった。