皆さんもご存知かも知れませんが、現在京都市の門川市長は梅小路公園の再整備計画の一環として、民間業者であるオリックスの提案を受けて仮称京都水族館なるものを建設し、屋外における文化芸術活動の拠点とすることを目指すと取り組んでいるようです。
昨年6月に発行された、京都市建設局水と緑の環境部緑政課の「梅小路公園・再整備の方向性(案)~地域活性化の核として公園の魅力が向上~によると、市は3つの基本構想と6つの基本方針に基づき再整備の具体化を図るが、市民の皆様からの意見を踏まえ諸課題の解決に取り組むとしている。
しかし、計画によると、梅小路公園の現在の「梅小路蒸気機関車館」の西北部分に(仮称)京都鉄道博物館を建設し、東北部側に隣接する京神倉庫跡地及び園内のメイン園路北側区域の一部に、(仮称)京都水族館(敷地面積約1万㎡、床床面積約1万4千㎡の鉄筋3階建)を建て、国内最大級の内陸型水族館、環境共生型水族館、地域に愛される水族館を特徴として、年間約200万人の入場者を見込んで平成23年度開業予定で、オリックス不動産が設置、運営に当たるとしている。
そもそも、この計画はあの郵政事業の一環として建設された「カンポの宿」の一括売却問題でも問題になった、株オリックス不動産が京都市に提案したものとされているのだが、果たして巨大資本が、収益性を見込んで周辺不動産の購入ならびにマンション建設なども計画し、包括して事業化しようとしている向きがあり、財政的にも余裕のない自治体が、一民間企業の収益的目的のために「乗せられた」と言っても過言ではない計画である。
この水族館建設構想が新たな観光客誘致や地域活性化の拠点になるとする京都市の説明には説得力もなく、地域交通環境だけでなく、建設、運営に係わる多大なCO2の排出などのリスクや温暖化防止のスローガンを掲げた京都市としても、諸問題が山積している状況下で、市民の7割の反対意見をよそに着々と準備が進行しているといわれている。
京都市は、ゆるやかな山々に囲まれた盆地の中央部にある政令指定都市の遷都1200年を超す古き都であり、平安京の時代から「海には遠い」町であり、舞鶴などな日本海沿岸の都市ならいざ知らず、人工海水などを大量に要して、海の生き物を大量に捕獲して飼育するにはふさわしい環境では全くないし、大阪の海遊館や神戸須磨水族館などもあるのに京都市内に水族館は不要だと思う。
市の基本的考えとしては、①地域活性化の核と交流の場の創出、②多様な「いのち輝き・つながり」を学ぶ都心のオアシスの充実、③京都力を代表する「文化」を継承・発展する拠点の創出などと基本構想で記されていて、「よくも言うわ」と思うくらいの「とって付けた様な行政文」であり、全く説得力に欠けると共に、民間企業の大きな資本力との何らかのバーター的利得が背景にあるとしか考えられない「無駄な計画」と断言せざるを得ない。
昨年6月に発行された、京都市建設局水と緑の環境部緑政課の「梅小路公園・再整備の方向性(案)~地域活性化の核として公園の魅力が向上~によると、市は3つの基本構想と6つの基本方針に基づき再整備の具体化を図るが、市民の皆様からの意見を踏まえ諸課題の解決に取り組むとしている。
しかし、計画によると、梅小路公園の現在の「梅小路蒸気機関車館」の西北部分に(仮称)京都鉄道博物館を建設し、東北部側に隣接する京神倉庫跡地及び園内のメイン園路北側区域の一部に、(仮称)京都水族館(敷地面積約1万㎡、床床面積約1万4千㎡の鉄筋3階建)を建て、国内最大級の内陸型水族館、環境共生型水族館、地域に愛される水族館を特徴として、年間約200万人の入場者を見込んで平成23年度開業予定で、オリックス不動産が設置、運営に当たるとしている。
そもそも、この計画はあの郵政事業の一環として建設された「カンポの宿」の一括売却問題でも問題になった、株オリックス不動産が京都市に提案したものとされているのだが、果たして巨大資本が、収益性を見込んで周辺不動産の購入ならびにマンション建設なども計画し、包括して事業化しようとしている向きがあり、財政的にも余裕のない自治体が、一民間企業の収益的目的のために「乗せられた」と言っても過言ではない計画である。
この水族館建設構想が新たな観光客誘致や地域活性化の拠点になるとする京都市の説明には説得力もなく、地域交通環境だけでなく、建設、運営に係わる多大なCO2の排出などのリスクや温暖化防止のスローガンを掲げた京都市としても、諸問題が山積している状況下で、市民の7割の反対意見をよそに着々と準備が進行しているといわれている。
京都市は、ゆるやかな山々に囲まれた盆地の中央部にある政令指定都市の遷都1200年を超す古き都であり、平安京の時代から「海には遠い」町であり、舞鶴などな日本海沿岸の都市ならいざ知らず、人工海水などを大量に要して、海の生き物を大量に捕獲して飼育するにはふさわしい環境では全くないし、大阪の海遊館や神戸須磨水族館などもあるのに京都市内に水族館は不要だと思う。
市の基本的考えとしては、①地域活性化の核と交流の場の創出、②多様な「いのち輝き・つながり」を学ぶ都心のオアシスの充実、③京都力を代表する「文化」を継承・発展する拠点の創出などと基本構想で記されていて、「よくも言うわ」と思うくらいの「とって付けた様な行政文」であり、全く説得力に欠けると共に、民間企業の大きな資本力との何らかのバーター的利得が背景にあるとしか考えられない「無駄な計画」と断言せざるを得ない。