数年前にベストセラーとなった「世界がもし100人の村だったら」を皆さんはご存知だろうか。
地球に住む世界の人口が約65億人といわれていますが、この地球の人口を、もし100人の村に縮めて現状のあり様をわかりやすく見てみるとどうでしょう。
そういうコンセプトの小さな本であり、池田香代子さんという東京生まれのドイツ文学翻訳家が訳されたものなのである。
私たちの地球のいろんな現実を人口、宗教、民族、性別、人種などで大まかに100人中なら何人になるかを国連統計や各種のデータをもとに類推し、子どもたちにもわかる形で表現されていて、国際理解と人類の諸問題について考える、いい材料となっているのである。
彼女は今年還暦を迎えられた小柄な女性なのだが、著書に「哲学のしずく」や「花ものがたり」があり、訳書としては「完全クラシック グリム童話」、ゴルテル「ソフィーの世界」、フランクル「夜と霧」、「やさしいことばで日本国憲法」などがある。
現在は多くのNGOや難民申請者の支援活動をされる傍ら、全国各地での講演活動をされていて、「世界平和アピール七人委員会」のメンバーでもある。
そんな彼女が「世界がもし100人の村だったら」の続編として出された「③たべもの編」と「④子ども編」を読んだので、少し紹介したいと思う。
村人100人のうち16人は一年を110万円以上で暮らし、いろんなものをたくさん食べています。そのうち2人は日本人で一年を平均360万円で暮らしています。
43人は一年を64万円で暮らし、きちんと食べています。
41人は一年を8万円以下で暮らし、ときどきしかたべられません。
12人は、戦争や干ばつや洪水や砂漠化のために、いつもお腹をすかせています。
また「子ども編」では、100人の村では、34が子どもです。
でも半数以上は、その存在が認められていません。・・・そして日本の子どもたちは50年前の半分以下に減りました。
世界の子どもがもし100人だったら、16人は働いています。
そのうち10人は、けがや病気の危険にさらされています。
こころに傷をおう子どもも、すくなくなく、ほとんどが学校に通っていません。
「たべもの編」に戻れば、この村でいちばん残飯を捨てているのは?
この村でいちばん太りすぎなのは?とも問うています。
2050年には、地球上の人類は90億人となります。
わたしたちの「たべもの」の未来はどうなるのでしょうか。
子どもたちが子ども時代をうばわれることは、人類が生き延びるのに欠かせない、しあわせの記憶がうばわれることです。
皆さんも、一度読んでみてください。
地球に住む世界の人口が約65億人といわれていますが、この地球の人口を、もし100人の村に縮めて現状のあり様をわかりやすく見てみるとどうでしょう。
そういうコンセプトの小さな本であり、池田香代子さんという東京生まれのドイツ文学翻訳家が訳されたものなのである。
私たちの地球のいろんな現実を人口、宗教、民族、性別、人種などで大まかに100人中なら何人になるかを国連統計や各種のデータをもとに類推し、子どもたちにもわかる形で表現されていて、国際理解と人類の諸問題について考える、いい材料となっているのである。
彼女は今年還暦を迎えられた小柄な女性なのだが、著書に「哲学のしずく」や「花ものがたり」があり、訳書としては「完全クラシック グリム童話」、ゴルテル「ソフィーの世界」、フランクル「夜と霧」、「やさしいことばで日本国憲法」などがある。
現在は多くのNGOや難民申請者の支援活動をされる傍ら、全国各地での講演活動をされていて、「世界平和アピール七人委員会」のメンバーでもある。
そんな彼女が「世界がもし100人の村だったら」の続編として出された「③たべもの編」と「④子ども編」を読んだので、少し紹介したいと思う。
村人100人のうち16人は一年を110万円以上で暮らし、いろんなものをたくさん食べています。そのうち2人は日本人で一年を平均360万円で暮らしています。
43人は一年を64万円で暮らし、きちんと食べています。
41人は一年を8万円以下で暮らし、ときどきしかたべられません。
12人は、戦争や干ばつや洪水や砂漠化のために、いつもお腹をすかせています。
また「子ども編」では、100人の村では、34が子どもです。
でも半数以上は、その存在が認められていません。・・・そして日本の子どもたちは50年前の半分以下に減りました。
世界の子どもがもし100人だったら、16人は働いています。
そのうち10人は、けがや病気の危険にさらされています。
こころに傷をおう子どもも、すくなくなく、ほとんどが学校に通っていません。
「たべもの編」に戻れば、この村でいちばん残飯を捨てているのは?
この村でいちばん太りすぎなのは?とも問うています。
2050年には、地球上の人類は90億人となります。
わたしたちの「たべもの」の未来はどうなるのでしょうか。
子どもたちが子ども時代をうばわれることは、人類が生き延びるのに欠かせない、しあわせの記憶がうばわれることです。
皆さんも、一度読んでみてください。