「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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吾が心秋月に似たり

2018年09月25日 | お茶三昧

吾が心秋月に似たり
碧潭清うして皎潔たり
物の比倫に堪うる無し
我をして如何が説かしめん(寒山詩)

昨夜の中秋の名月はとてもきれいでした。
今日のこの空模様を見上げて、一日違いで良かったと。

ことさら大きな月が、すぐそばにあるように感じられ、
月行の切符があっても、不思議ではない気もします。
誠に月とは不思議な存在です。

 

月見が近くなったころ、なんとなく出しておいた三方の蓋置。
水屋の棚から目ざとく見つけて使った方が。
この蓋置よく観ると、後ろ、内側と合わせて松竹梅が描かれています。

 



「なんで三方というのでしょうね。」
「三宝とも書きますよね。」

「三方」は三方に窓(多くは宝珠の形)が三方に空いているからとか。
「三宝」は仏教用語からとか。

お月様にお供えするお団子を木地の三方に飾りますね。
十五夜ということで、15個のお団子だそうです。

飾るときは、上の折敷の部分の綴じ目を自分に向けます。
つまり正面はお供えする月(神様)の方に向けるということですね。

お茶の道具をはじめ和の物は、本当に正面とか裏表がいつも気になりますね。

 

ところで、これは昨日のデートでいただいたフレンチのデザート。
洋食のお皿は、ほとんど正面を気にしないでOKですね。 


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