「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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古い物には気をつけて

2016年02月29日 | 和服生活

母が残していったウールの着物があります。
まだ着られるようなのでお稽古で着てみました。
私たちの若いころはウールの着物というのが普段着に流行りました。
今はもう作る人もいないかもしれませんね。

二三日着たある日ふと見ると、
腰の横のあたりがほころびているのに気が付きました。
もう四・五十年も前に仕立てたものですから、
糸も弱くなっていたのでしょう。
稽古途中でしたから、なんとなく袖で隠して、
そのまま最後までやり過ごしましたが。
その晩慌てて繕いました。
長く着なかった着物には気をつけないといけませんね、

他は大丈夫かよく点検して、もう少し着るつもりです。

ところで、四年ほど前に、
別のブログで書いた記事を見つけて持ってきました。

「私は30年以上も前に手に入れた帯を、今も気に入って使っています。
毎年『もうこの帯も今年で終わりかしら』と思いながらも、
次の年になると又出してきてお稽古で使います。
もう汚れていて、外出には恥ずかしいのですが、
お稽古の普段着にはまだ行けそうと。
締めてしまえば、全体的に汚れていても、
あまり気にならないのです。

         

若いころに紬や、その頃流行ったウールに合わせて締めていました。
今も普段着の紬にはこれが一番締めやすいのです。
どんな着物にも合いますし。
帯は、着物よりも丈夫で長持ちするのですよね。
「この花がここに来なければいけない」という柄ではありませんしね。
体型が変わっても大丈夫!
また来年もきっと締めるでしょう。」

なんとこの記事のこの帯を、
諦めずに今年も、
そのほころびの見つかったウールの着物に締めていますよ。

 

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