「マムシグサ」の咲く庭で野点を

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　マムシグサ

今日は個人のお宅で、茶道体験です。
年に二回、大人と子供でお茶をして楽しみます。
今回は茶箱を持参しましたので、
庭に出て野点風にやりましょうということになりました。

都会の真ん中ですが、
山歩きがご趣味のご主人のこだわりで、
お庭が山中の道を切り取ったように作られています。
ブナの木の緑の下には、「マムシグサ」が。
木漏れ日が下草を照らす空間は、
自分のいる場所を忘れさせてしまうようです。

その庭に張り出したテラスに敷物を敷いて、
茶箱でかわるがわるお茶を点てました。
お茶の稽古をしているわけではないので、
みなさんお点前はちゃんとできませんが、
私のリードで、お互いに点てあって、
つかの間の茶道体験というところです。
でも子供さんたちは半年前のことを覚えていて、
それなりに経験の蓄積を感じられるのは、
すごいことだと思いました。
子供達のおばあちゃんに当たる知人の発案で、
年に二度の贅沢な時間ということですが、
おとなになってからも幸せな体験として、
きっと心に残ると思いますね。

                                        

さてお茶が終わると、恒例の大人タイム。
美味しいお料理とお酒で、第二部になります。
これもまたおとなにとっての幸せな時間です。
グルメのご主人のとっておきのおつまみが、
お酒とおしゃべりを加速させ、
気づくと夕方になっていました。
次回は十月にしましょうと約束してお暇しました。

お茶を通して繋がった、不思議な縁です。