「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「一週間で読めるくずし字」その後

2012年10月26日 | お茶三昧


「一週間・・」でなんていうわけにはいかないでしょうに、
と疑いつつも始めて見ましたが・・・・
この本はなかなかのすぐれ物でした。

二週間近くかかりましたが、一応終了。
確かに90%は読めるようになりましたから。

でもここで止めたら、せっかく覚えたくずし字の特徴を忘れてしまいます。
語学の勉強と同じだと思いました。
それでこの後は、他のテキストにも挑戦してみることにしました。

例題の中には、よく知っている和歌もありました。

その一つが、「三夕の歌」です。



こんな風に書かれていたのですが、
読み始めて、これはとすぐ気がつきました。

どの歌も「・・・・秋の夕暮れ」でおわる三首で、
「三夕の歌」と言われていますね。

                    寂蓮法師
さびしさはその色としもなかりけりまきたつ山の秋の夕ぐれ

                    西行法師
心なき身にも哀れはしられけりしぎたつ沢の秋のゆふぐれ

                    藤原定家
見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕ぐれ


中でも最後の定家のうたは、
茶の侘びを表現した歌として有名です。

例題を見て、このようにます目に読み方を入れていきます。



お稽古の皆さんを待つ間に楽しくできましたよ。






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