「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

新島八重の茶事記

2013年02月01日 | お茶三昧

     

今話題の人の本を手に取りました。
本の名を目にした時に、読んでみようかしらと思っていましたが、
「もう買いました」という方がいましたので、みんなで買うこともないかしらと、
「読んだらみせてね」と回し読み態勢に入りました。

新島八重は、大河ドラマに取り上げられることで、
一躍脚光を浴びることになりましたが、
今日の茶道隆盛の一翼を担った女性だということが分かりました。
特に女性が茶道を楽しむ様になった今の姿があることには、
大きく貢献したようです。

内容は夫新島譲が亡くなった後、
茶道に賭けた情熱と、そこから得た安らぎの日々の様子と、
裏千家の茶道の明治期の様子を並行させて書かれています。

洋風のリビングの一角に四畳半の茶室をしつらえた話など、
私のお茶生活とオーバーラップして興味深かったです。
けして贅沢なお茶でなく、自分らしいお茶を極めた人のようですね。

字が大きくて、分量も適当で、
間に一回ティータイムを挟めばあっという間に読み終わりますよ。
持ち主の御許しをえて、皆さんで順番に目をとおしてみてはと思います。