二月というと、「逆勝手」のお点前をお稽古することが恒例になっていますが、
今年はその前に八炉の一つの『台目切』のお点前をしたいと思います。
お稽古場に八炉それぞれの茶室が揃っているわけではありませんから、
そこはいろいろと工夫してお稽古しますが。
丁度リビングにかけてあるカレンダーの写真が、台目切の御茶室でしたので、
それを参考にイメージを膨らませていただいて、
あとは点前畳を台目に区切って、お点前をするというわけです。
台目畳は標準の畳の四分の三の長さしかありませんから、道具畳の奥行きがありません。
それで道具の置き場所と、足の運びが少し違いますが、
お点前が難しいわけではないのです。
台目切の御茶室は良く目にしますので、必要な稽古ですね。
回り茶道口が正面になるだけで、まごまごしてしまいますから、
四畳半本勝手をちゃんと理解できてからではないと混乱しますが。
でも違う形を体験することで、わかってくることもあります。
次は向切や、隅炉なども。それに逆勝手と続けて稽古してみましょう。
皆さん、二月は頭のリフレッシュをお楽しみください。