五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月の『みそララ』!

2011年09月08日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

まんがタイム 2011年10月号より

 今回、駄文猛省(^^;

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

●みそララ (宮原るり 先生)

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 麦みそさん、テンパり中!

 忙しすぎて後回しにしておいた仕事に問題アリ。 気づいたときは後の祭り状態という・・・

 〆切が明日という状況で、ミスに気付くおそろしさ(((( ;゜д゜)))) 背筋凍りつきますよ。

 麦みそさんの不安感は、「仕事上の大ポカ」をやらかしたことある人間であれば、

 誰しも共有できるものでしょう。 とうぜん、私もたくさんね! ← 自慢できることではない。

 

 

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 それを知ったカジさん、激怒&叱責!

 麦みそさんのミスを主に2点指摘しています。

 「少しでも確認するのを怠ったこと」と、「すぐに連絡しなかったこと」。

 反論の余地なし、大正論ですね。

 

 忙しい、なんてことは言い訳にならない・・・どころか、逆にお客様に対して礼を失する言葉。

 そうしたことがカジさんの口から語られて、麦みそさんが“思い知る”という苦めの展開に

 心苦しくなってしまいますが、これは大切なことだし、受け止めなくてはならないこと。

 「仕事」というものを描くうえで、とても重要な内容となっていますね、今回のエピソードは。

 

 カジさんの先方へのフォロー。

 その姿を見て、自分の無力をかみしめる麦みそさん。

 そして、先輩・カジさんの陰での尽力を感じる麦みそさんの、おさえた感激っぷりに(;;)

 「申し訳ありません」がどれだけ必要だったろう、という言葉にはジーンときちゃいました。

 

 

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 カジさんが用意した舞台の上で、麦みそさん名誉挽回へチャレンジ!

 「失敗」をとりもどそうと、意気ごむ気持ちはよくわかります。

 それでさらなる「失敗」の上塗りしちゃうこともあるんですけど(^^;

 

 ここで、やっぱりさすがだな~と感じたのは、カジさんですね。

 フォローだけでなく、“一緒に”お仕事までしてますよ、この人。 やさしいな~、まったく。

 場合によりけりですけど、自分の時間にロスをつくられ、よけいな負担をかけられることは、

 かなりイヤなもんです。 少なくとも、私なんかは慣れませんね。 

 他人様に負担かけてしまう時は、まことに申し訳なく思っておりますけども。(ホントかよ)

 

 

 なので、きちんと仕事仲間として、持ちつ持たれつでやってゆける関係というものは、

 本当に素晴らしいものだと感じます。 仕事仲間、そして人としての信頼関係。

 叱責されている時の麦みそさんが・・・もちろん自分のミスを自覚していることもありますが、

 素直にカジさんの言葉を受け止めることができているのも、彼に対する信頼がベースに

 あるためだし、その後、カジさんが麦みそさんの失敗をネチネチ引きずっていないことも、

 彼の彼女に対する信頼感が根っこにあるからこそなんですよね。

 

 最後のコーヒーのことも、そんなカジさんの自分に向けられた信頼を感じたことや、

 それに対する自分のミスとか申し訳なさ、そして感謝の気持ちなどなどが、

 いっぺんにあふれていたんだろうな~・・・なんて感じさせてくれる「間」になっていて、

 見事な描き方でした。 麦みそさん、目が赤いんじゃないかい?

 

 麦みそさんの仕事上での大失敗という重要エピソード。

 忙しさと油断からのミス、緊張感と心苦しさ、先輩のフォローと尽力、そして信頼関係。 

 話の流れの中で描かれたすべてが素晴らしかったです。

 

 しかしこれでますます、カジ&みその関係が深まることになったわけですね~。

 仕事上の関係とプライベートでの関係のバランス・・・なんてものも、

 いつか描かれたりするのでしょうか? そのあたりにも期待しつつ、今後も楽しみです!

 

 

まんがタイム感想①はこちら