まんがタイム 2011年10月号より
今回、駄文猛省(^^;
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●みそララ (宮原るり 先生)
麦みそさん、テンパり中!
忙しすぎて後回しにしておいた仕事に問題アリ。 気づいたときは後の祭り状態という・・・
〆切が明日という状況で、ミスに気付くおそろしさ(((( ;゜д゜)))) 背筋凍りつきますよ。
麦みそさんの不安感は、「仕事上の大ポカ」をやらかしたことある人間であれば、
誰しも共有できるものでしょう。 とうぜん、私もたくさんね! ← 自慢できることではない。
それを知ったカジさん、激怒&叱責!
麦みそさんのミスを主に2点指摘しています。
「少しでも確認するのを怠ったこと」と、「すぐに連絡しなかったこと」。
反論の余地なし、大正論ですね。
忙しい、なんてことは言い訳にならない・・・どころか、逆にお客様に対して礼を失する言葉。
そうしたことがカジさんの口から語られて、麦みそさんが“思い知る”という苦めの展開に
心苦しくなってしまいますが、これは大切なことだし、受け止めなくてはならないこと。
「仕事」というものを描くうえで、とても重要な内容となっていますね、今回のエピソードは。
カジさんの先方へのフォロー。
その姿を見て、自分の無力をかみしめる麦みそさん。
そして、先輩・カジさんの陰での尽力を感じる麦みそさんの、おさえた感激っぷりに(;;)
「申し訳ありません」がどれだけ必要だったろう、という言葉にはジーンときちゃいました。
カジさんが用意した舞台の上で、麦みそさん名誉挽回へチャレンジ!
「失敗」をとりもどそうと、意気ごむ気持ちはよくわかります。
それでさらなる「失敗」の上塗りしちゃうこともあるんですけど(^^;
ここで、やっぱりさすがだな~と感じたのは、カジさんですね。
フォローだけでなく、“一緒に”お仕事までしてますよ、この人。 やさしいな~、まったく。
場合によりけりですけど、自分の時間にロスをつくられ、よけいな負担をかけられることは、
かなりイヤなもんです。 少なくとも、私なんかは慣れませんね。
他人様に負担かけてしまう時は、まことに申し訳なく思っておりますけども。(ホントかよ)
なので、きちんと仕事仲間として、持ちつ持たれつでやってゆける関係というものは、
本当に素晴らしいものだと感じます。 仕事仲間、そして人としての信頼関係。
叱責されている時の麦みそさんが・・・もちろん自分のミスを自覚していることもありますが、
素直にカジさんの言葉を受け止めることができているのも、彼に対する信頼がベースに
あるためだし、その後、カジさんが麦みそさんの失敗をネチネチ引きずっていないことも、
彼の彼女に対する信頼感が根っこにあるからこそなんですよね。
最後のコーヒーのことも、そんなカジさんの自分に向けられた信頼を感じたことや、
それに対する自分のミスとか申し訳なさ、そして感謝の気持ちなどなどが、
いっぺんにあふれていたんだろうな~・・・なんて感じさせてくれる「間」になっていて、
見事な描き方でした。 麦みそさん、目が赤いんじゃないかい?
麦みそさんの仕事上での大失敗という重要エピソード。
忙しさと油断からのミス、緊張感と心苦しさ、先輩のフォローと尽力、そして信頼関係。
話の流れの中で描かれたすべてが素晴らしかったです。
しかしこれでますます、カジ&みその関係が深まることになったわけですね~。
仕事上の関係とプライベートでの関係のバランス・・・なんてものも、
いつか描かれたりするのでしょうか? そのあたりにも期待しつつ、今後も楽しみです!