2011年11月号
今月の「アニメ化をひかえて絶好調で賞」は、『リコーダーとランドセル』より、盛山先生!
あつし君に指揮のやり方を教える盛山先生。 さすが先生、マジメな指導に熱が入ります。
ちなみに何が絶好調なのかは、画像をご参照いただき、お察しください。 アニメ化万歳!
●あにメカ (よしむらなつき 先生)
コミックス1巻、9月27日発売ー!!
そのためかトビラ絵に気合入ってます。 1ページ使って美麗な一枚絵、必見!
お兄ちゃんはメカ・・・!? な4コマ漫画。
佐々木ゆゆこさんの兄・一悟くんは、どこからどう見ても人間ではなさげ。
でも、ゆゆこさん以外の人たちは気にもしていない、という構図が面白味になっています。
まあ、科学部の部長をしている鏡見ネネさんは、知ってか知らずか一悟くんに興味津々、
恋焦がれてすらいますけども(^◇^;)
今回は、一悟くんに妙なモノが憑りついた?・・・というお話で、
いつもの一悟くんとは違って、変に行動的になった彼が、ひと騒動まき起こしています。
やたらと女性に執着しては、ゆゆこさんのスカートめくったり(きわどい下着はいてますね)、
ネネさんにとびかかったり・・・してますが、ネネさんにとっては、むしろカモンな状況(´▽`;)
しかし、ネネさんの弟・晶くん。 女装姿はともかく、胸をはだけさせるのはヤバいだろー!!
男と証明しようとして逆効果になってるし! 「別の世界の扉」開いちゃう男子続出だぞ(ぇ
最後も、別の世界が垣間見えたし・・・
そんな感じで、最後も妹かネネさんかの選択を迫られて、面白いオチがつきました(^^;
メカな兄と、それを不審に思いつつも何だかんだで気にしてしまう妹を中心に、
そのドタバタな日常をえがく作品。 ハイスピード・テンションなノリのよさが特徴でしょうか。
コミックス1巻発売ということで、今後も楽しみです!
●オフィスのざしきわらし (小坂俊史 先生)
感動の最終回!!
・・・とありますけど、べつに感動はしないです(ォィ
緑風商事に中途入社した志咲笑子さんは、いるだけで会社が存続するという
「ざしきわらし」な存在として重宝されていたのですが、会社員としてはサボり魔というお方。
ところが今回、笑子さんがいるのにもかかわらず、会社が民事再生法を適用!
やはり不況のビッグウェーブは巨大すぎたかと思ったら、なんかしょーもない理由で(^◇^;)
まあしかし、会社がつぶれることは避けられても、リストラは覚悟すべきかという状況。
なのに、そんな中でもブレない笑子さんがさすがでした。
立花さんですらマジメに働きだしたというのに!
さらに、南さんネタや再建計画などなど、いろいろ面白かったのですが、
ここはやはり最後の言葉、「お気楽道も決してラクではありませんが・・・」に注目ですね。
本作品については、以前に長文で書きましたけども、
そのグータラぶりにテーマがあると感じていた作品だったもので、この言葉は重要でした。
要するに、笑子さんたちが「お気楽」にサボっていた姿も、
単純に楽していただけじゃないんだな~、と理解できた気がするのです。
サボりはサボりだし、それをとがめられるのは当たり前なのだけど、
人間みんながみんな「働き蜂」になれるわけでもない。
ゆったり気楽に生きたい人間だっているんだよ、ということを語っている反面、
そういう生き方はこの社会の中では決してラクなものではない、と明示している・・・
そんな印象を受けたのですね。
気楽に生きたい、けどそれはラクではない。
なんとも矛盾に満ちた言葉ではありますが、それでもラクじゃない「お気楽道」を貫く
「ダメ人間」たちの生き様は、現代社会を生きる我々にとって反面教師である一方、
別の生き方としてある種の“逃げ道”を提示してくれているのかな・・・と感じたり。
単純に言えば、ダメさを肯定した生き方・・・かな。
不況下でも各所の忙しさは膨大で、そのストレスは高水準。
そんな中にあって「お気楽」という“遊び”の要素が存在している意味は、とてつもなく大きい。
ガチガチの緊張感ばかりでは、やがて糸が切れてしまうのだから、
ある程度の余裕は保持しておきたいよね、という願望はあると思うのです。
それはマジメに必死になって働く人間からすれば、眉をひそめるを通り越して嫌悪の対象
にすらなりかねないものですが、それでも必要なものなのかな~、と。
「ざしきわらし」という何をするわけでもない存在。
しかし、その存在がいることによって福がもたらされるというのは、
まさに笑子さんのもたらす“遊び”の要素が、緊張をやわらげる一助となっていることと
照らし合わせることができるのかもしれません・・・ ぜんぜん違うのかもしれないけど。
まあそんな生真面目に考えずとも、「ダメ人間」たちのおもしろ行動に笑いを誘われる
4コマとして楽しむことができた作品でもありました。 たまに眉ひそめましたが(^◇^;)
時折みられた「価値観の反転」をネタにしている点など、かなり秀逸な作品でしたね。
そんなものが、小坂先生流の脱力ギャグで描かれているのが好感触。
コミックスも10月27日発売! 私などは、かなり楽しませていただいた作品でしたー!!
●鬼畜☆彼女 (斎藤かよこ 先生)
スペシャルゲスト!!
大崎ミナミさん(25)は、「無表情に定評ありの鉄仮面女」らしい(^^;
そんな彼女とお付き合いしているのが、赤羽ケイスケくん(23)、雑誌編集者とのこと。
なにごとにも無感動で表情を変えないだけでなく、けっこうケイスケくんに冷たかったり、
そんなところがタイトルの「鬼畜」につながるのかな?とも思いますが、
そんなに鬼畜というわけでもないと思ったり・・・ 舌うちはヒドイと思ったけどさ(;´∀`)
問題なのは、ミナミさんの後輩・しおりさん。
どうも略奪愛が好みのタイプらしく、妙なデータベースで情報管理したり、ちとおかしい。
そんな彼女の動向がどうなのか気になりはしますけど、
今回はキャラクター紹介風なお話で進行したため、今一つつかみきれない作品という印象。
つづくんですかね? これだけだと消化不良というか、あまり楽しめないというか。
第1話的にはよいのですけど、単発作品としてはイマイチな感じでした。
なので、つづきを期待しておきたいと思います!
●社食めしのススメ! (宮嶋星矢 先生)
なんと最終回ー!?
まだ半年くらいですよ・・・ね? 連載期間。
全国の社員食堂をめぐっては、そのリポートを面白おかしくマンガにした作品。
私はけっこう好きでして、もっと学食とかも攻めてほしかったな~と思っていたのですが・・・
最後は、GMOインターネットグループの社食へGO!
なんかメチャメチャ美味しそうな社食だったり、社員限定ですけど備品のそろえが
はたから見るとうらやましかったりと、なんだか会社のイメージアップになってますよね。
そんな感じでしたけど、最後なのに友人K氏でなくて、M(森井?)先生が来てたのはなぜ?
何も語られずに当たり前のように進行していて、ミステリアスすぎたんですけど(^∀^;)
あまり、いた意味なかったし(ォィ
最後は打ち切りっぽく、あっさり終了してしまいましたが、私は好きだったというか、
いろんな社食(学食)を見れて楽しめていた作品だけに、ちと残念です。
でも、楽しませていただきましたー!