五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のタイオリ!

2011年05月29日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2011年7月号

 「まんがタイムオリジナル」、今月号のピックアップ!

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 あらかじめ申し上げておきますが、この形式で毎月書けるわけではございません。

 正直ムリしてます・・・でも、書かずにいられない。

 

 

 それはさておき、

 今月の「とても笑ったで賞」は、『ひよりすと』の新キャラクター・トーマスくんでした。

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 本当にわかってないのか、それともわかっていてやってるのか・・・Tシャツとか。

 そんな不明瞭さが面白味につながってる気がします(^^;

 

 また、今月の「共感しちゃったで賞」は、『恋は地獄車』の後藤さん。

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 私なんかは、それなりにマンガやらアニメやらの趣味に溺れちゃってますけど、

 小市民を気取る後藤さんの姿に、ため息まじりに「わかるわ~」とか思った私も小市民。

 

 

 

●先生のたまご (みなづき忍 先生)

 コミックス1巻、6月7日発売!!

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 ちっこくて可愛らしい新米教師、国分寺たまこ先生の明るく元気な学園生活!

 はじめは、ちょこっと変わった同僚教師たちとのやりとりが中心でしたが、

 最近はたまこ先生が担任を務めることになったため、生徒たちとの交流も生まれています。

 

 たまこ先生のちっこさと、その天真爛漫ぶりから生じる愛らしさが大きな魅力!

 小っちゃい先生のがんばる姿に、愛着がわいてしまう感覚。

 そんなたまこ先生と、同僚教師や生徒たちとのやりとりが、

 とにかく楽しい気分にさせてくれる4コマ漫画ですね~。

 

 

 今回は、1年生の初テスト・シーズン!

 ということで、生徒はもちろん先生たちも、がんばらなきゃいけない時期。

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 お調子者・宮澤よだかくん、ツンデレ少女・夏目こころさん、

 そして兄のエロ本さがす中原カナさんと、3人ともたまこ先生のクラスの生徒さん。

 

 先生たちもテスト問題作りに苦心しているようですが、

 たまこ先生もよだかくんにカマかけられ、出題傾向をさぐられて、

 まだまだ新米「先生のたまご」なんだな~と、ほのぼの思わされました(^◇^;)

 身長ネタで生徒たちにも気をつかわれたり・・・先生ェ~。

 

 そうした感じで、ゆったり学園生活が描かれる本作品。

 「先生のたまご」ゆえ、たまご先生なんて呼ばれちゃう、

 そんなたまこ先生の活躍は、6月7日発売のコミックス1巻にて、ご堪能あれ!

 

 

 

●花咲だより (高原けんじ 先生) 

 最終回!

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 親元離れて暮らす春野咲太くんの部屋に、姉・花さんが転がり込んできて始まった本作品。

 傍若無人といえるほど乱暴に騒がしかった姉・花さんにふり回されつつ、

 大学の友人はじめ様々な人々との交流が、面白おかしく描かれていた4コマ作品でした。

 

 しかし、その花さんが実家の旅館を継ぐために帰郷。

 「嵐」の去った部屋でその静けさを感じながら、寂しさ覚える咲太くん。

 梅ちゃんも龍平くんも、それぞれお姉ちゃんを想っています・・・想っているよね?(^^;

 

 

 春野旅館がテレビで紹介され、お姉ちゃんも映っていたけど、

 いつもどーりの奔放ぶりでNG連発に笑った笑った!゜(*゜´∀`゜)゜

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 でも、咲太くんに声かけたり、梅ちゃんにもメッセージ送ったりと、

 「こっち」のことも考えていたのには安心したというか何と言うか・・・

 最後のオチも、ありがちといえばありがちなんだけど、

 お姉ちゃんらしさが出ていて良い感じでした。 人形たちが、これまたイイ味出してます。

 

 暴風のような姉が、弟に迷惑かけつつ日々をすごすというカタチではあったけど、

 それが刺激となって面白味をかもし出していた本作品。

 私は咲太くんの大学の桃山教授が、面白いキャラクターだったとお気に入りでした(^∇^;

 もう4~5年くらいは連載していましたよね・・・そう思うと本作品の終了は感慨深い。

 そんな感じで、長い間楽しませていただきました!

 

 

 

●文豪ちゃん (よしむらなつき 先生)

 最終回!・・・ですけども、本作品はゲストではありませんでしたかね?

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 さまざまな文豪と呼ばれた人々の、“イメージ擬人化”とでも申しましょうか、

 それぞれの文豪の個性がキャラクターとなり、かつ男女逆転しているという

 思い切ったカタチで描かれたコメディ4コマでありました。

 アイデアは面白かったというか私好みで、いろんな文豪エピソードや作品の個性が

 うまくネタに反映されていて、クスッとしたりニヤニヤしたり大笑いしたりと楽しめました。

 

 しかし、僭越ながら私なりの意見を申し述べさせていただきますと、

 まずキャラクター(文豪)が多くて軸が定まらず、ゆえに全体を眺める視点が散漫となり、

 集中して読むことが難しかったかな?という印象。

 常に中心となるキャラクターがいてほしかったかも、といった感じでしょうか。

 さらに、文豪エピソードについて知らない方が読むと、「?」となってしまうネタが

 多かったような気もします。 そうなると、面白味を感じることが難しくなるのかな・・・と。

 

 でも、今回の「太宰さんが紫式部をモデルに書いた小説」は、わかりやすく面白かったりと、

 基本的には、よしむら先生の勢いあるドタバタな作風が楽しめた作品でした。

 短い間でしたけど、楽しませていただきました!

 

 

まんがタイムオリジナル感想につづきます。