五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のくらオリ!

2011年05月21日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2011年7月号

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 4コマ誌「まんがくらぶオリジナル」から、今月号のピックアップ!

 なのですが、わざわざこういう形式にしなくてもよかったような気がしてきた・・・

 

 

●虹色ブックマーク (まご 先生)

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 スペシャルゲスト! 「オタクと一般女子のすれ違い(?)学園生活★」

 「まこっち」こと沢村真琴さんと、クラスメイトの松本さん。

 自覚ありすぎなオタク女子と、さばさば系なクラスの人気者。

 そんな2人の交流が始まる・・・かな? というお話。

 

 

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 まこっちさん、「誰も私みたいなキモオタと話したくないよ・・・」なんて悲しいこと考えてます。

 けれども席替えで後ろになった松本さんから、フレンドリーに話しかけられたため、

 舞い上がっちゃって思わず【オタクでごめんなさい】な対応。

 ところが、松本さんの方は気にもせず、普通にお話。

 素で「全然キモくないしオタクっぽくないじゃん・・・?」なんて言っちゃうイイ人です。

 

 

 そんな2人の交流が、まこっちさん視点で描かれていて面白い!

 まこっちさんのオタクな内面と、それを意識しすぎるあまりに挙動がおかしくなる様子。

 一方で、それを気にもせず、さばさばカラっと応対する松本さんの態度。

 

 オタク・スイッチ入ってしまって暴走気味になったり、それを後悔して1人枕を濡らしたりする

 まこっちさんの感情の乱高下が作品の流れを飽きさせないものにしているのと同時に、

 松本さんの存在が「落ち着き」となり、まこっちさんが作り出す感情の渦を安定させる要素

 になっているので、安心感のある面白さがウマく引き出されているように思います。

 

 この2人のキャラクター、私は好きですね~。

 まこっちさんの内面も誠実で可愛らしいし、私は好ましいものに感じます。

 自意識過剰でコミュニケーション下手な少女と、さわやか健全少女の交流は、

 ジトっとした感覚とカラっとした感覚の見事な融合となって、読み手を楽しませてくれそう。

 

 それにしても最近、「友達いない」という設定の作品多いですよね。

 コミュニケーション不全の時代を反映した空気が蔓延しているのでしょうか?・・・なんて。

 まご先生といえば、以前のゲスト作品『きせかえラベル』も期待していたもので、

 こちらのつづきもぜひとも読んでみたいものです。 ということで、今後に期待です!

 

 

 

●社食めしのススメ! (宮嶋星矢 先生)

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 「東映東京撮影所」の社食にチャレンジ!

 ということで、様々な社員食堂の味を確かめるため、全国を駆け回る宮嶋先生。

 

 特撮ファンらしい先生には、今回たまらん企画だったようで、

 「仮面ライダー」とか「ゴーカイジャー」とか撮ってる・・・って、喜んでます。

 なんか、社食よりも所内を案内されてるときの方が嬉しそうとか、正直すぎますよ!

 友人K氏も同じだし(^^;

 

 本命の社食も、500円以内で無事食べられたようでよかったですけど、

 でも今回の話の本命は、パートのおばちゃんノセさんでしたねえ~(´▽`;)

 こんな風に、いろいろな社食を食べるというだけの作品ですけど、

 なんというか「食」という味覚を通しながら、様々な企業もしくは団体(学食とかもありました)

 の風景を見られるというのも、なかなかオツだと思うのですよ。

 

 私としては、そんな雰囲気に楽しさを感じて読んでいるので、

 もっともっと多彩な場所の色とりどりな社食をと期待しております。

 そんなこんなで、今後も楽しみです!

 

 

まんがくらぶオリジナル感想へつづきます。