雑多に4作品、うち歴史モノ2作品です。
1巻表記のない作品は、続編を期待したいほど良作でした・・・もったいないなあ。
『げんしけん 弐代目の壱』10巻 (木尾士目 先生)
「現代視覚文化研究会」、新シリーズ!
とある大学のオタク系サークルでくり広げられる、痛々しくも充実した日々。
代替わりも完了した新生「げんしけん」を舞台として、新たな青春物語、ここにスタート!!
新人獲得から始まり、スーをはじめ個性派な面々が参加することになった「げんしけん」。
当初、代替わりに不安もありましたが、変わらぬ楽しさ満載で、とても良い感じです。オタク知識があればより楽しめますが、1つのサークル青春物語としても完成度の高い作品なので知識のない方でも・・・?
斑目さんが相変わらず良い味出してますね~。あと、スーの存在も。
『みんなの呉』1巻 (宮条カルナ 先生)
「呉の孫権が主役のまったり三国志」(オビ文)
三国の一角をしめる勢力〈呉〉。
その君主となった青年・孫権の苦難の日々を、ゆるめに描く「三国志」絵巻です。
映画『レッドクリフ』で有名になったと思われる「赤壁の戦い」の主役は〈呉〉!
その〈呉〉の人々が続々登場し、孫権を中心に様々なエピソードで楽しませてくれますが、正直『三国志』を知らないと、やや入りにくいのではないか?と思われる雰囲気はあります。
とはいえ絵はキレイだし、あまり殺伐としていない空気感は、読みやすさにつながってもいますので、三国志好きはもちろん、そうでない方も楽しめるかも?
『ホークウッド』 (トミイ大塚 先生)
伝説の傭兵隊長が駆けめぐる戦場!
14世紀フランスを舞台に、ジョン・ホークウッド率いる傭兵団の活躍を描きます。
大軍に襲われ、陥落間近の小都市に入城したホークウッドの戦い方とは?そして、迫るイングランド軍を率いる黒太子エドワードとの戦いの行方は・・・!?
これは面白い!ゆえに1巻表記ないのがもったいなさすぎます!!(web連載していたサイトがもうすぐ終了します)
「金のため」に戦う冷徹な姿勢と卓越した戦術眼。実在した伝説の傭兵らしいホークウッドはもちろん、黒太子エドワードの強さの描き方など、かなりイイ感じでしたので、どこかしらで続編なぞ出していただきたいものであります。
『漫画でわかる萌えビジネス』 (浜田ブリトニー 先生)
「かつてない画期的なビジネス指南書!!」(オビ文)?
渋谷系ギャル漫画家として知られる浜田ブリトニー先生が、担当編集者の有井さんとともに、「萌えビジネス」の秘密の迫ります!
正直、タイトルに惹かれて購入しただけで、浜田先生(ギャル系な方)が「萌え」について描くということに関しては全く期待しておりませんでした。
が、これが想像以上に面白かった!「萌え」を知るため、アニメショップ行ってビジネスとしての側面を理解したり、コミケ行って同人誌について勉強したり・・・
さらに、作中でも言われているのですが浜田先生の作風が「テンポがよい」ため読みやすく、自然に引き込まれていて、かなり楽しむことができました。
しかし、表紙がどこかで見たことあると思ったら・・・