五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 最近読んだマンガなど

2011年05月17日 | ◆「お気に入り」  マンガ

完結作品1つと、1巻作品3つです。

魔法少女系2作品は、まだ読んでいないので次回以降に(^^;

 

 

『車輪の国、向日葵の少女』3巻

 (原作:あかべぇそふとつぅ  作画:宇佐美渉 先生)

“罪人たち”、贖罪の物語・・・ Sharinnokuni_himawarinoshoujo_03_2 

1巻「お気に入り」紹介) 

特別高等人をめざす少年・森田賢一が、「更生」させようとしている少女の1人、さち。

血のつながりがない“妹”まなが、異国へ売られようとしている状況で、賢一とさちはそれを阻止すべく、金を作ろうとするのだったが・・・

 

ということで、さち編の完結・・・なのですが、これで終了っぽいですね。本エピソードにはいわゆる「泣き」要素があり、そうした感動への階段をのぼるような話づくりになっていて楽しむことができました。

しかし他2名の少女に関しては中途半端、かつ伏線らしき設定も最後までナゾで、原作未プレイの私には、何とも言えぬモヤモヤ感が残ってしまいましたよ・・・

 

 

 

『数学ガール フェルマーの最終定理』1巻

 (原作:結城浩 先生  作画:春日旬 先生)

「数学ガール」第2幕! Mathematical_girl_fermats_last_th_2 

 

主人公の「僕」が数学を楽しむ日々を描く作品。

クールに怜悧なミルカさん、明るく素直な後輩テトラちゃん、そして「僕」を慕う「妹」ユーリ。そんな3人の少女と共に、今日も数学を探究しつづけるのです。

 

シリーズごとに作画が変わるようですが、いずれのシリーズも素晴らしい!なぜならば、私のようなド文系の人間でも「よくわからんけど面白い」と思えてしまう楽しさがあるからです。

数学への興味はある程度必要かもしれませんが、「僕」と3人の少女たちが織りなす青春ストーリーとしても楽しめる作品だと思いますので、これを機に数字に接してみるのも一興やもしれません。

 

 

 

『数学ガール ゲーデルの不完全性定理』1巻

 (茉崎ミユキ 先生  原作:結城浩 先生)

「数学ガール」第3弾! Mathematical_girl_godels_incomplete

 

あらすじについては、上記作品をご参照ください。

この第3弾では「数学を数学する」ことについて探究がなされてゆきます・・・

が、小難しいことは除けておいても、ユーリの学校の文化祭での「ネコウサの定理」など、面白おかしく数学を感じられる物語が描かれています。

 

数学といえば証明。その行程、道行きに、わくわくさせられる感覚を味わえるよさがある作品ですね、全シリーズ通して。

それにしたって、3人の少女たちがそれぞれ魅力的。この第3弾ではミルカさんの表情が豊かで、今までとは少し違った彼女を見られますね。数学でつながる青春・・・うらやましいなあ(ぇ

 

 

 

『数寄です!』1巻 (山下和美 先生)

山下和美先生、初エッセイコミック! Sukidesu_01

 

『天才 柳沢教授の生活』や『不思議な少年』などの作者・山下先生が、「和」に目覚めたところから始まる数寄者をめざす日々!

 

建築家・蔵田徹也氏と出会い、それが縁となって「和」の家を建てようと決意する山下先生。

そこから始まる前途多難な数寄屋建築の過程を描くエッセイ作品になるようですけど、これがまた先生の家に関する過去エピソードとともに苦悩苦悩の連続。

まずは土地を買うところから苦難のスタートではありますが、不動産購入における注意点など参考になることもなくはなく、エッセイとして楽しめる作品に仕上がっています。はたして、山下先生は数寄者としての道を極めることができるのか?期待です。