2011年7月号
「まんがタイムオリジナル」、今月号のピックアップ!
あらかじめ申し上げておきますが、この形式で毎月書けるわけではございません。
正直ムリしてます・・・でも、書かずにいられない。
それはさておき、
今月の「とても笑ったで賞」は、『ひよりすと』の新キャラクター・トーマスくんでした。
本当にわかってないのか、それともわかっていてやってるのか・・・Tシャツとか。
そんな不明瞭さが面白味につながってる気がします(^^;
また、今月の「共感しちゃったで賞」は、『恋は地獄車』の後藤さん。
私なんかは、それなりにマンガやらアニメやらの趣味に溺れちゃってますけど、
小市民を気取る後藤さんの姿に、ため息まじりに「わかるわ~」とか思った私も小市民。
●先生のたまご (みなづき忍 先生)
コミックス1巻、6月7日発売!!
ちっこくて可愛らしい新米教師、国分寺たまこ先生の明るく元気な学園生活!
はじめは、ちょこっと変わった同僚教師たちとのやりとりが中心でしたが、
最近はたまこ先生が担任を務めることになったため、生徒たちとの交流も生まれています。
たまこ先生のちっこさと、その天真爛漫ぶりから生じる愛らしさが大きな魅力!
小っちゃい先生のがんばる姿に、愛着がわいてしまう感覚。
そんなたまこ先生と、同僚教師や生徒たちとのやりとりが、
とにかく楽しい気分にさせてくれる4コマ漫画ですね~。
今回は、1年生の初テスト・シーズン!
ということで、生徒はもちろん先生たちも、がんばらなきゃいけない時期。
お調子者・宮澤よだかくん、ツンデレ少女・夏目こころさん、
そして兄のエロ本さがす中原カナさんと、3人ともたまこ先生のクラスの生徒さん。
先生たちもテスト問題作りに苦心しているようですが、
たまこ先生もよだかくんにカマかけられ、出題傾向をさぐられて、
まだまだ新米「先生のたまご」なんだな~と、ほのぼの思わされました(^◇^;)
身長ネタで生徒たちにも気をつかわれたり・・・先生ェ~。
そうした感じで、ゆったり学園生活が描かれる本作品。
「先生のたまご」ゆえ、たまご先生なんて呼ばれちゃう、
そんなたまこ先生の活躍は、6月7日発売のコミックス1巻にて、ご堪能あれ!
●花咲だより (高原けんじ 先生)
最終回!
親元離れて暮らす春野咲太くんの部屋に、姉・花さんが転がり込んできて始まった本作品。
傍若無人といえるほど乱暴に騒がしかった姉・花さんにふり回されつつ、
大学の友人はじめ様々な人々との交流が、面白おかしく描かれていた4コマ作品でした。
しかし、その花さんが実家の旅館を継ぐために帰郷。
「嵐」の去った部屋でその静けさを感じながら、寂しさ覚える咲太くん。
梅ちゃんも龍平くんも、それぞれお姉ちゃんを想っています・・・想っているよね?(^^;
春野旅館がテレビで紹介され、お姉ちゃんも映っていたけど、
いつもどーりの奔放ぶりでNG連発に笑った笑った!゜(*゜´∀`゜)゜
でも、咲太くんに声かけたり、梅ちゃんにもメッセージ送ったりと、
「こっち」のことも考えていたのには安心したというか何と言うか・・・
最後のオチも、ありがちといえばありがちなんだけど、
お姉ちゃんらしさが出ていて良い感じでした。 人形たちが、これまたイイ味出してます。
暴風のような姉が、弟に迷惑かけつつ日々をすごすというカタチではあったけど、
それが刺激となって面白味をかもし出していた本作品。
私は咲太くんの大学の桃山教授が、面白いキャラクターだったとお気に入りでした(^∇^;
もう4~5年くらいは連載していましたよね・・・そう思うと本作品の終了は感慨深い。
そんな感じで、長い間楽しませていただきました!
●文豪ちゃん (よしむらなつき 先生)
最終回!・・・ですけども、本作品はゲストではありませんでしたかね?
さまざまな文豪と呼ばれた人々の、“イメージ擬人化”とでも申しましょうか、
それぞれの文豪の個性がキャラクターとなり、かつ男女逆転しているという
思い切ったカタチで描かれたコメディ4コマでありました。
アイデアは面白かったというか私好みで、いろんな文豪エピソードや作品の個性が
うまくネタに反映されていて、クスッとしたりニヤニヤしたり大笑いしたりと楽しめました。
しかし、僭越ながら私なりの意見を申し述べさせていただきますと、
まずキャラクター(文豪)が多くて軸が定まらず、ゆえに全体を眺める視点が散漫となり、
集中して読むことが難しかったかな?という印象。
常に中心となるキャラクターがいてほしかったかも、といった感じでしょうか。
さらに、文豪エピソードについて知らない方が読むと、「?」となってしまうネタが
多かったような気もします。 そうなると、面白味を感じることが難しくなるのかな・・・と。
でも、今回の「太宰さんが紫式部をモデルに書いた小説」は、わかりやすく面白かったりと、
基本的には、よしむら先生の勢いあるドタバタな作風が楽しめた作品でした。
短い間でしたけど、楽しませていただきました!
まんがタイムオリジナル感想につづきます。