五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想②

2011年05月11日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2011年6月号 のつづきです。 

 ①は、『おとぼけ課長』 『ナイショのおままごと』の感想です。

 

 うーん、画像使いたい・・・けど手間がかかるのと重くなるので、ジレンマ陥る今日この頃。

 ここをご覧の方はどうなんでしょうね、どちらがよいとか見やすいとか・・・

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

●みそララ (宮原るり 先生)

 今回、語りたい点は主に2つ!

 1つ目は、文章の構成講座。

 しかし、これがチーフの口から語られるとは(^◇^;) デザイン畑の人なのに・・・

 

 「つかみが大事」

 ハイ、私が苦手としているところですね! じゃあ、その他はマトモか?と言われると(;´`)

 チーフ先生の説明は、一番ドラマ性のある要素を、ウマく調理して初っぱなに持ってくる

 というものでしたが、これがなかなか簡単にはいきませんよね~。

 まあしかし、それがウマくいけば最高の「つかみ」になるというのは、よくわかります。

 

 そのこと自体もなのですが、 私が何より感服したのは、ここでの絵的な表現ですね。

 「文章の構成」をわかりやすく絵にしているというだけでなく、

 その構成部分をちぎっているシーンがウマい表現だな~と、そんな風に感じました、

 感覚的に「わかる」気にさせられますね~。

 

 あと、脚色・誇張して記事を装飾するという話に、

 麦みそさんが「できるだけそのままに出したいなぁ」と語っていたのは印象深い。

 私もその方が好感持てるし、安心感を得られますからね。

 

 

 そして、それを受けてもう1点!

 麦みそさんにカジさんの一言、「俺はお前がいい」・・・・・・Σ(゜Д゜;) 告白かよッ!!

 

 棚橋さんの「ナチュラルにたらし台詞」には笑った!

 いや、本当そんな感じなんですよ、カジさん。 で、最後にオチつけちゃう。

 私は彼なりの照れ隠しみたいなもんかな~と思ってるんですけどね、単に性格ですかね。

 

 はじめのやりとりも、カジさんの一方的な毒舌で終わらず、

 麦みそさんが「罰」を与えたりと、今までとは違った「対等な関係」を見せつけてくれて、

 この2人アヤシイぜニヤニヤッ、とさせてくれる感じが面白い!

 まだまだ全然、くっつきそうとかじゃないんですけどね、微妙な距離感がむしろイイ。

 

 やっぱ時代は「カジみそ」ですかね~。

 インタビュー記事作成も無事終了、良い仕事がまた1つ積み上げられて、めでたさ2倍?

 なんて余韻を引きずりつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

●うえぽん! (なつみん 先生) 

 最終回!

 ということで、最後にキャノンちゃんのお父さん登場!

 いや、これ、中にいるの? それともコレそのものがお父さんなの・・・?( ̄▽ ̄;)

 

 そのスケールの大きさが、さすがキャノンちゃんのパパさんだと驚きますけど、

 なぜにアメリカなのん・・・? キャノンちゃんて、姓は田中でしたよね? 日系??

 あと、お母様がさらにスゴイんですけど・・・はたして人なのかどーなのか!?

 そーゆー意味では、大佐も最後までナゾだったか・・・

 

 それにしても、トビラの「空母から飛び立つキャノンちゃん」。

 最終回を飾るにふさわしい絵だったわけですが、「空母」なのに「父」というのは面白い!

 

 最初のネタで、先生が語る「父の日」。

 生徒から「母の日」ですよとツッコミを入れられていますけど、

 これが「空母」=「父」でしたという展開を暗示していたのかもしれませんね。

 ・・・考えすぎか!?

 

 

 まあそうした感じで、

 明日香さんとキャノンちゃん、そして山本さんと、

 最後に大騒ぎで楽しかったのですが、今回で最終回!

 私は好きな作品でして、ほぼ毎月感想書いていたくらいだったので、終了は残念です。

 

 当初は、キャノンちゃんに明日香さん、そして音羽さんの3人組で動いていたのですが、

 やがて2人中心になってしまって、音羽さんの無軌道なハチャメチャぶりを

 あまり見られなくなってしまったのは、物足りなかったものです。

 けれどここ最近は、キャノンちゃん大好き軍事マニアの山本さんが登場し、

 良い具合にアクセントが加わったな~と感じていたのですが・・・終了とは。

 

 先生や大佐、クマさんなど、準レギュラー・キャラクターも楽しくて、

 毎度楽しみにしていたんですけどね・・・

 

 

 頭にキャノン砲をつけているけど、心優しく控えめなキャノンちゃん。

 砲塔が物騒な印象を与えながら、平和を願う少女の心を持っているというギャップ感。

 その面白さはもちろんなのですが、そうしたものが、「軍事」と「平和」の良好な関係を

 象徴しているような気がして、私はかなり興味を持って読んでおりました。

 

 最後の平和な4コマも最高じゃないですかー!

 キャノン砲という、いわば「軍事の象徴」が「平和」を喜ぶ情景、私は大好きですね。

 キャノンちゃんの表情がイイ!

 そうした感じで本作品、とても楽しませていただきました!!

 

 

③へつづきます。