2011年6月号 ①のつづきです。
①は、『それでも町は廻っている』の感想です。
感想書けなかった作品も、いろいろ楽しかったですね。
今月号から『アスクライブ・トゥ・ヘヴン』が連載再開・・・とのことですが、
私あまり知らない作品なので、小冊子読んで勉強しときます(^^;
『裸者と裸者』は、やたらと戦時における性の話をからめてきますね~。
でもカイト君、マスコミ関係者を敵に回すのは得策でないと思うのだけど・・・
そして、訓練場でのイリイチ大尉の「価値」の演説はよかったな~。
実社会でも、あんまり変わらんことかも。
『ブロッケンブラッドⅦ』も5月21日に発売ですけど、「Ⅷ」の1。
今回は水着回ということで・・・(;´∀`) 健一くん、よく男の子ってバレないよね。
元戦場カメラマンもスゴカッタです、ハイ。
『アリョーシャ!』は1巻買いましたけど、まとめて読むとめっちゃ面白かった!
なんだか緊張感が出る展開になってきましたけども、
元暗殺者アリョーシャの平和な生活も、もっともっと堪能したいものです。
『ツマヌダ格闘街』は、カイン王子vs鷹羽和義戦、ついに決着!
頭のいいやつは同じことを繰り返すのが苦手という話は興味深かったですね。
面白かったー! この作品、全巻集めることを決心いたしました。
『並木橋通りアオバ自転車店』は計画停電と、それに伴う自転車無灯火の話。
震災以来、そのあたりのテーマを中心に持ってきていて、大変興味深い内容です。
しかし、わざわざ自転車店まで来てくれた男性2人って、根はいい人だよね(^^;
『ヘン集女王』は、コミックスのお話。
いつも何気なく読んでいるものにかかる手間と裏での苦労など、こちらも興味深かった!
ビジネスという面での編集の大変さが伝わってくる気がしました。 枠外のmyo*、おもろ。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
冒頭の一発で、私撃沈!!
「あ・・・あの・・・響さん」
「オレの・・・いや私の・・・私のソナーになっていただけませんか!」
この口説き文句に卒倒しそうになったよッ!
うん、いやしかし、ひと回り以上年下の17歳相手にコレはないだろ、駒城さんッ!!
まあオチついてましたけどね(^^;
ってゆーか、響さん17だったのかあ、若いなあ。
今回はコレにすべて持ってかれた・・・と思いきや、ラストもある意味すごかったか。
それはともかく、上陰次官補と元在日米軍グループがついに動きを見せる。
ここでのやりとりから、新型魚雷の輸送を北代議士の影響力が強い陸軍には任せられず、
ゆえに米軍に頼らねばならない上陰の選択の幅の小ささがうかがえます。
クルツは「信用してくれて良い」と語り、上陰もそれに応じているけれど、どうなんでしょうね。
輸送先が米国である以上、米軍に借りを作ることがはたして吉と出るのかどうなのか・・・
気になるところではあります。
また、蒔絵様とハルナさんのやりとりは、相変わらず面白い(^◇^;)
コートの下にランジェリーが標準装備のハルナさんには、そのままでいてほしい気も(ぉぃ
ただ、刑部博士のもとに行くことになるならば、ハルナ&キリシマ両メンタルモデルは、
そのままサンプルにされちまうんじゃないかという心配もあるのだけど・・・どーなるんだろ?
そして、ようやくドッグにたどり着いた群像たち・・・だったのだけど。
イオナ曰く、「妙なのが居る」。
うん、たしかに「うみゅ」だとか「・・・にょ」とか、のたまっている妙なのが居ました。
・・・タカオさ~ん!!(;´Д`)
あれ?でも以前、何者かに捕捉されてノックアウトさせられてませんでしたか、タカオさん。
その何者かはどうしたんでしょうか? 罠張ってる??
まあ、タカオさんのエロチックなお姿が見れたので、他のことはどーでもいいですけど(ォィ
暗喩っぽいことも言ってますし・・・エンジン=大切な部分ということですか! えっちぃな~!!
っつーか、ポテチ食うのか、メンタルモデルは!?
ということで、多方面での展開がどのように動くのか気になるところではありますが、
それより何より、「共同戦術ネットワーク」の4コマ漫画が面白い~!
弐号カワイイよ、弐号。
ここで和みまくってしまいました(^^;
ネットワーク内には、かの人も登場しましたし、今後もますます楽しみです!
●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)
5月30日にコミックス1巻発売だし、水鉄砲で遊ぼうぜ!
濡れるTシャツに、透けて見える下着。
通常なら、「な、何やってるんですか麻弓さん!みみみみ、見えてますよ!!」
と赤面しながらうろたえる男性キャラクターが描かれるんでしょうけどね。
宇佐くんはそーゆータイプではないと(^^;
そんな彼も、律さん相手ならいろいろ妄想。
しかも妄想やぶれてなお、ウザさ最高値更新して麻弓さんをイラつかせるとか・・・やるな。
宇佐くん=ウザくん、これが基本形になるのか。
それはともかく、今回の進展。
律さんの本を読む宇佐くん。
この読もうと思った理由が、なかなか鋭くて私は好きですね。
そこにある種の計算があるのだけど、それは決して邪なものじゃなくて・・・という点がよい。
さらに律さんからしてみたら、自分が楽しんだものを楽しんでくれたという、
「楽」を共有できた喜びが大きいでしょうし、宇佐くんにとってはいろいろ良いことだらけ。
やはり、趣味を通じて感情を共有できることは、人間関係で大きな接点となるでしょうから。
そんな感じで、進展が見られた2人の関係?
5月30日のコミックス1巻発売ともども、今後も楽しみです!
●ナポレオン -覇道進撃- (長谷川哲也 先生)
「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」 あまりにも有名ですね。
ということで今回は、イタリア遠征・アルプス越えが描かれました。
さっそく新しい陸軍大臣が辣腕をふるいつつ、ナポレオン自ら予備軍を率いての出征。
そこで、峠越えのための案内人として選ばれたのが、
サン・ピエール村の青年ドルサ。
彼は村娘のフランソワに恋しており、結婚を望んでいたものの、
経済的理由からプロポーズに踏み出せないという、何とももどかしい状況にいます。
このあたり、現代日本の男性の中には、思わず共感してしまいそうになる人も多いかも。
そうした意味では、目線が一般人目線になっていて、その点入りやすいエピソードだった
ような気もしますね、今回の話は。
しかし、そんな青年の夢を打ち砕く男がここに!
「教えてやる 女なんてどうしようもない生き物だ 命がけで守るもんじゃねえ」
ランヌさん、マジ男前!
まあ、カロリーヌとのことがあるからなんでしょうけどね(^^;
そこらへん、ドルサ君にもツっこまれて、痛いところ突かれたみたいなのも面白かった。
口ではなく足が出てしまったのも、反論できなかったということでしょうけど、
たぶんランヌさんは口答えしたドルサ君のことを、「男」とは認めていたんだろうなあ、
とは思うのです。
その後の山越えの展開も、ドルサ君の愚直ながらも誠実な気質が描かれていて、
本作品に出てくる粗野で自信過剰な男たちとは一線を画す男性像でありながら、
共通要素も持っている彼のキャラクターに好感が持てるようになっています。
ゆえにナポレオンも、彼を「男」と認めたのでしょうから・・・
最後の「オチ」は有名な話ですね。
でもドルサ青年には関係なく、彼は“英雄”ナポレオンを知っている人間になったと・・・
今回、ちょっと色合いの違った話になっているのが楽しかったのですが、
雑誌末の長谷川先生コメントを読んでみると・・・・・・゜(*゜´∀`゜)゜
参考にしてできあがったシーンはここですね!
参考にされた作品が『清々と』(谷川史子 先生)ということもあり、
全体的に甘々な男女の恋愛ムードが醸成されていて、
いつもの「ナポレオン」じゃないんですけども、おーもしろかったー!!
そんな感じで。今後も楽しみです!
●ドリフターズ (平野耕太 先生)
〈聖乙女〉キター!
もはや「聖」とか「乙女」とか言えないですけども。
英仏百年戦争の有名人、ジャンヌ・ダルク!
某魔法少女アニメでは、火あぶりの瞬間でも絶望していなかったんですけどね・・・
こちらの作品ではすべてを燃やし尽くそうとする絶望の塊となっています。
そしてジャンヌといえば、ジルドレ!
本作品では、やはり濡れ衣を着せられて処刑されたということになっているのでしょうか。
その無念により、〈廃棄物〉となった・・・と。
ジャンヌの信奉者、もしくは黒幕。
いずれにせよ、ここではジャンヌに忠実に従う闘士といった風情。
ジャンヌvs豊久、ジルドレvs与一という形ができる中、我らが信長さんは・・・?
「この俺は騎馬隊潰させたら 三千世界で一等賞よ」
長篠・設楽ヶ原の戦いのことですかー!!?
武田騎馬軍団なんていなかったんだ!・・・なんてツッコミは無粋なので無用に願います。
ヌミディア騎兵とか、スキタイとか、モンゴルとかとも戦ったら面白いかもですね(ぉぃ
冗談はさておき、信長さんはジャンヌが率いて来た騎兵の相手。
そこらへん「らしい」といえばらしいのですが、それにしたって相手は黒王の軍団。
ただの騎兵かどうなのか?
そして、〈廃棄物〉は超常的な力を有する輩。
いかに豊久や与一が人に過ぎたる力を持とうとも、その力には抗しがたいのではないか?
という不安がよぎる展開でしたね。
このあたり、異世界ファンタジーの魔導戦記っぽく肉付けすることになるのでしょうか。
豊久たちが魔導の力をもって〈廃棄物〉に対抗することになるのかな?
なんにせよ、今後も楽しみです!