クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-05 No.28-1

2009年05月26日 11時55分28秒 | Weblog
<Glossa>
GCD 920915 \2300
モンテヴェルディ:音楽の戯れ(1632) ――
何と甘美に/ああ、私は傷つき倒れる/苦しみが甘美なものならば/憎むべき
あの面影/あの蔑みの眼差し/あなたはかつて私のものだった/甘美な光で/
それはやはり本当なのだ/いとしい私のトルコ女/死んでしまいたい/あなた
はもう私に微笑もうとはしない/私を憎むならなぜに/アリアンナの嘆き
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、ラ・ヴェネクシアーナ
"ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009"で来日を果たし、その素晴らしき
ハーモニーと抜群の存在感を日本の聴衆に深く印象付けたイタリアのヴォーカ
ル・アンサンブル"ラ・ヴェネクシアーナ"。
この「音楽の戯れ」のマドリガーレは、独唱、もしくは二重唱と通奏低音とい
う小規模な編成、アリアやレチタティーヴォのような形式など、「マドリガー
レ集」に収められたマドリガーレとは違う編成や作風が特徴的。
モンテヴェルディが作曲したオリジナルの「音楽の戯れ」に自身がアレンジを
施した不朽の名作「アリアンナの嘆き」などを加えてプログラムの再構成を行
った鬼才カヴィーナ。
鬼才のユーモアとアイディアが生み出した"ヴェネクシアーナ版"「音楽の戯れ」
が、革新的な「マドリガーレ集第5巻」や大規模な歌劇「オルフェオ」とはまた
違ったモンテヴェルディの魅力を堪能させてくれることだろう!
2008年2月、サン・カルロ教会(モデナ)での録音。




<DELOS>
DE 1038 \1750
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57 
シュニトケ:ピアノ五重奏曲
コンスタンティン・オルベリアン(ピアノ) 
モスクワ弦楽四重奏団
類稀な名録音を数多く残している「ロシアのアメリカ人」ピアニスト&指揮者
オルベリアン。近年はピアニストとしての活躍が著しい彼が、ショスタコーヴィ
チとシュニトケのピアノ五重奏曲に挑んだ当盤では、ロシアとアメリカという
2つの偉大な社会を調和するような、圧倒的な洗練とテンペラメントを聴かせて
くれます。また、生前のシュニトケが愛してやまなかった名門モスクワSQの精
緻で華麗なアンサンブルも大きな聴きどころです。

DE 3369 \2080
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》-前奏曲と愛の死
ベルリオーズ:劇的交響曲《ロメオとジュリエット》Op.17-愛の情景
チャイコフスキー:幻想序曲《ロメオとジュリエット》
オレゴン交響楽団 
指揮:ジェイムズ・デプリースト
デロス・レーベル35周年を祝う当盤には、当レーベルに33年間にわたって17枚
の録音を残してきた巨匠デプリースト&オレゴン響の演奏を収録。ワーグナー、
ベルリオーズ、チャイコフスキーらが綴った甘美な悲劇愛の調べは、2003年に
オレゴン響を退任したデプリーストにとって、同響との最後のレコーディング
になりました。そんな万感の思いが詰まった名演の数々を、心ゆくまでお楽し
みください。

DE 3376 2枚組 \2950
バラキレフ:コンプリート・ロマンセス
CD1(全23曲)
君は魅力的な優しさにあふれ/輪/スペインの歌/ブリガンドの歌/舟歌/抱
いて、キスして/勇士/私のそばに来て/ララバイ/セリームの歌/私の胸は
こんなにも高鳴り/シュド・アイ、ア・ブレイヴ・ラッド/ホエン、ケアレス
/アップ・イン・ザ・スカイ/夜よ、密かに私を連れ去り/熱狂/ユダヤの歌
/金魚の歌/なぜに/老人の歌/グルジアの歌/あなたの澄んだ美しい声が聞
こえて/夢
CD2(全20曲)
湖畔にて/砂漠/私はあの人を愛していた/人はいつも言った/松/海は波立
たず/夜の曲/花々のあいだで/赤い夕焼けは燃え尽きて/色づいた麦畑が波
打つとき/前奏の歌/夢/私はあなたに挨拶にきた/友よ、見て/ささやき、
密かなため息/歌/神秘的な冷たい仮面の下から/眠れ/夕暮れ/ザ・クリフ
マルガリータ・アラヴェルディアン(ソプラノ) 
アレクサンドル・ゲルガロフ(バリトン) 
リュボフ・ソコロワ(メゾ・ソプラノ) 
ジョルジー・セレズニェフ(バス) 
ユーリ・セロフ(ピアノ)
ここ数年に渡って、ロシア人作曲家の歌曲やロマンスの全集録音を積極的に行っ
てきたデロス・レーベル。2枚組からなる当盤には、「ロシア5人組の巨匠」バ
ラキレフが残した全てのロマンス歌曲を収録。詩を愛し、それらに適切な繊細
で美しい音楽をつける彼の作曲技法は、しばしばボロディンやチャイコフスキ
ーの高みに達しています。名ピアニスト・セロフと、実力派歌手陣の、明晰な
知性に彩られた歌唱でお楽しみください。

DE 3391 \2080
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ集
1.トリオ・ソナタ ト長調BWV.1038
2. 同 ト長調BWV.1039
3.音楽の捧げものBWV.1079-第9曲 無窮カノン
4.フルートとチェンバロのためのソナタ第3番BWV.1032
ラファエレ・トレヴィサーニ(フルート) 
パオラ・ジラルディ(ピアノ) 
ピエト・コーンホフ(ヴァイオリン)
イタリアを代表するフルート奏者トレヴィサーニは、天才ゴールウェイが才能
を認める数少ない弟子の一人で、現在は彼の愛器ムラマツ製の14金フルートを
所有しています。当盤には、イタリアのピアニスト・ジラルディと、南アフリ
カのヴァイオリニスト・コーンホフとともに録音した、J.S.バッハのトリオ・
ソナタ集を収録。当レーベルに多くの名録音を残している彼らが、精緻で輝か
しい「黄金のアンサンブル」をお届けします。

DE 3394 2枚組 \2950
ヘンデル:8つの偉大なクラヴィーア組曲集
組曲第1番イ長調HWV.426
組曲第2番ヘ長調HWV.427
組曲第3番ニ短調HWV.428
組曲第4番ホ短調HWV.429
組曲第5番ホ長調HWV.430
組曲第6番嬰へ短調HWV.431
組曲第7番ト短調HWV.432
組曲第8番へ短調HWV.433
シャコンヌ ト長調HWV.435
ジョリィ・ヴィニコーア(チェンバロ)
名チェンバロ奏者ヴィニコーアが、ヘンデル没後250年を記念して、偉大な8つ
の《クラヴィーア組曲》と、今回のために特別ヴァージョンで仕上げられた
《シャコンヌ》を奏でます。各曲にただよう高貴で、柔軟で、温かく、しかも
バラエティにあふれた雰囲気は、鍵盤奏者だけでなく、指揮やオペラでも活躍
する彼のマルチな才能とキャリアのあらわれと言えるでしょう。

DE 3395 \2080
1.レオンカヴァッロ:《道化師》-ごめんください、皆さまがた
/ホロストフスキー
2.チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》-苦い喜び、甘い責め苦を
/ドマシェンコ
3.ラフマニノフ:春の洪水Op.14-11/グリャコヴァ
4.チャイコフスキー:《スペードの女王》-エレツキーのアリア
/ホロストフスキー
5.ボロディン:《イーゴリ公》 -コンチャコーヴナのカヴァティーナ
/ポドレシ
6.リムスキー=コルサコフ:《五月の夜》-レフコの歌/シュトーダ
7.ヴィラ=ロボス:《アマゾンの森》-センチメンタル・メロディ
/フレミング
8.ヘンデル:《アレクサンダーの饗宴》-王子/オジェー
9.ヘンデル:《リナルド》-風よ、旋風よ/ポドレシ
10.ヴェルディ:《トロヴァトーレ》-君の微笑み/ホロストフスキー
11.アレンスキー:《ラファエロ》-デュエット
/ドマシェンコ&パヴロフスカヤ&グリヴノフ
12.チャイコフスキー:《オプリーチニク》-ナターリャのアリオーソ
/グリャコヴァ
13.ラフマニノフ:《アレコ》-アレコのカヴァティーナ/ゲレロ
14.プッチーニ:《トゥーランドット》-この宮殿の中で/マルク
15.コルディフェッロ:カタリ・カタリ(つれない心)/ホロストフスキー
ディミトリー・ホロストフスキー(バリトン) 
マリーナ・ドマシェンコ(メゾ・ソプラノ) 
オリガ・グリャコヴァ(ソプラノ) エヴァ・ポドレシ(アルト) 
ダニール・シュトーダ(テノール) ルネ・フレミング(ソプラノ) 
アーリーン・オジェー(ソプラノ) タチアナ・パヴロフスカヤ(ソプラノ) 
フセヴォロド・グリヴノフ(テノール) ヴァシリー・ゲレロ(バリトン) 
アレッサンドラ・マルク(ソプラノ) 
ロシア・フィルハーモニア 指揮:コンスタンティン・オルベリアン他
デロス・レーベル35周年を祝うオペラ・ガラは、レーベル創設者のアメリア・
ヘイグッド(1919‐2007)に捧げるために製作されたアルバムです。誰よりも歌
を愛してやまなかったアメリアにふさわしい、新鮮で、宝石のように輝かしく、
しかも身近に感じられる、完璧なプログラムをご用意しました。当レーベル初
の偉大な歌手となった亡きオジェーから、現代最高のスター歌手ホロストフス
キーまで揃えた、豪華な名歌唱をお楽しみください。




<コウベレックス・レーベル>
KRS448 \2800
「桑原康雄の音楽2」
桑原康雄(1946-2003):火祭りの踊り(2001)
日本民謡による3つの幻想曲(1987)(木曽節、よさこい節、じょんがら節)
詩的序曲(1987)/シベリアの春(2000)/森の外へ(2002)
虹の向こうに(1991)/キラキラ星のうた(2003)
(計7曲/約61分)
演奏:アンサンブル・フィルムジカ(コンサートマスター:横田綾子)
録音:セッション録音2009 年3 月(西脇市アピカホール)、第37 回定期演奏会ラ
イブ(兵庫県立芸術センター小)、ジョイントコンサートライブ(神戸市東灘区民
センター)、第38 回定期演奏会ライブ(神戸市東灘区民センター)
日本を代表する国際的マンドリン演奏家で作曲家である桑原康雄(1946-2003)の
マンドリン・アンサンブル作品集。鮮烈なリズム感をもつ独自の情景とオリエ
ンタリズムが、国内外の演奏家や多くのファンを魅了してやまない。演奏は、
桑原が創設し現在は横田綾子が率いる神戸のグループ 「アンサンブル・フィル
ムジカ」。マンドリン属のみ+コントラバスの編成によるクリアで明るい音と、
あたたかいバランスでまとめあげている。人気作品「虹の向こうに」「森の外
へ」「キラキラ星のうた」など計7曲を収録。今回の新譜は「桑原康雄の音楽2」
ですが、「1」は自主制作で2003年に出ており、演奏者の手元にわずかに残っ
ているだけだそうです。来年に再プレスを予定しています。
桑原康雄(1946-2003)
日本を代表する国際的マンドリン演奏家・作曲家。 その演奏活動はヨーロッパ
諸国を始め、アメリカ合衆国、ロシア、オーストラリアに至り、1985年スウェ
ーデン政府委嘱の自作曲・マンドリン協奏曲「籟動」の放送初演、 1986年詩人
・萩原朔太郎生誕100年祭での音楽監督、1995年ユネスコ国際会議での阪神淡路
大震災レクイエムの放送などを始め、各国現代音楽祭に主要ゲストとして招待
を受けた。
1992-2000年にかけて計5回開催された神戸国際音楽祭は彼のライフワークであ
った。世界中のトップアーチストを一堂に会したその音楽祭は、「桑原康雄」
だからこそ実現しえた、まさに夢のようなフェスティバルとなった。桑原マン
ドリン研究所、アンサンブル・フィルムジカ及び弦楽グループGENを主宰。
作曲作品の多くはドイツ・フォクト&フリッツ社、ドイツ・トレッケル社より
出版されている。ドイツで行なわれている国際マンドリン独奏コンクールは、
2005年以降桑原氏の功績を讃えて"桑原康雄"国際マンドリン独奏コンクールと
改称された。無伴奏マンドリンのための6つの作品を含む室内楽作品はプロマン
ドリン奏者たちの必須曲ともなっている。近年その作曲作品はますます高く評
価され、世界中で愛奏されている。





<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0007 \2800
「沖縄の響き-金井喜久子管楽作品集」
(1)沖縄復帰祝典序曲「飛翔(はばたき)」(1972)*
(2)沖縄ラプソディ-ピアノと吹奏楽のための(1966)*
(3)フルートとピアノのための「てぃんさぐの花変奏曲」(1973)
(4)トロンボーンによる「3つの奇想組曲」(1966)*
 【激情/哀愁/嬉遊(ましゅんこ)】
*世界初CD化
【演奏】
(1)(2)福田滋(指揮)リベラ・ウインド・シンフォニー
(2)(3)(4)(5)(6)高良仁美(ピアノ)
(3)江尻和華子(フルート)
(4)箱山芳樹(トロンボーン)
日本人女性で初めて交響曲を作曲した金井喜久子の管楽作品集のCD化です。
金井喜久子(1906-86)は著書『ニライの歌』で沖縄音楽について「誇るべき美し
い南国のメロディー」と書いています。素晴らしき沖縄音楽を世界共通語であ
る五線譜に乗せることで、世界へ紹介しようと多くの作品を発表しました。そ
の音楽は、沖縄の伝統・芸能・文化を基に発想され、いずれも親しみやすいメ
ロディ・リズム・ハーモニーに溢れています。
収録作品は、沖縄が祖国へ帰る姿を伝説の大鷲になぞらえた沖縄復帰祝典序曲
「飛翔」、初演では3万人の聴衆を集めたというピアノと吹奏楽のための「沖
縄ラプソディ」(初演は山本直純がピアノ!)、誰もが知る沖縄民謡をフルート
とピアノで奏でる「てぃんさぐの花」、晩年の隠れた傑作トロンボーンとピア
ノの「沖縄奇想曲」。ほとんどが世界初録音で、まさに、沖縄が世界に誇る作
曲家の代表的管楽作品集と言えましょう。
演奏は、沖縄出身の金井作品のスペシャリスト高良仁美(ピアノ)、伸びやかで
量感豊かな演奏で高い人気を誇る箱山芳樹(日フィル首席トロンボーン奏者)、
別宮貞雄作品集の清らかな音色で注目された江尻和華子、そしてJapanese
composers archives seriesに欠かせない福田滋率いるリベラ・ウインド・シ
ンフォニーです。
この5月15日で沖縄本土復帰から37年、CDリリースは6月6日(土)を予定してい
ます。

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