四万六千日、暑さも盛りであります。
京都はひと月続く祇園祭もいよいよ大詰め。
後祭の山鉾巡行が残されている。
大阪はというと、天神祭ということになる。
天神祭で今年、神童に選ばれたのは西天満の「なにわ翁」の息子、勘田偉生くん(10)。
神童には条件があり、神鉾講の氏子であり、西天満小学校に通う男子でなければいけないらしい。
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天神祭の神童に任命された勘田偉生君(10)=西天満小5年=の家をはらい清める「自宅清祓
(きよはらい)式」が2日、大阪市北区で執り行われた。
神童は7月24日の鉾流(ほこながし)神事で船の上から堂島川に神鉾を流す重要な役割を担う。
本人や家族らは、天神祭が終わるまで日々の礼拝や食べ物の制限などさまざまな取り決めを
守って過ごす。
式には、大阪天満宮の神職をはじめ、勘田君の家族、勘田君を神童に推薦した西天満連合神鉾講
の関係者が出席。神職たちが室内に神座を設けて祝詞を読み上げ、各部屋を清めて回った。勘田君
は「毎日お参りして、きれいな心と体で(神事に)臨みたい」と決意を示した。
勘田君の父・拓志さん(46)は老舗そば屋「なにわ翁」の3代目。同店は、大阪天満宮の神水を使用
しており、天神祭には代々、神鉾講の一員として参加している。拓志さんは「身の引き締まる思い。
今年は家族で特別な年になると思います」と話していた。 (7月3日 大阪日日新聞)
なにやら大変そうなのである。3代目を神童にできなかった3代目のご両親にしてはまさに悲願。
神童になったからには、風邪もひかせられぬ、転んでケガはもってのほか、頭などパカ~ンと
張り倒しもできない。神の子なんだから…ともかく、祭り期間中は。
店の前だってこの通り。
なんとなく華やいだ店内で、
いつものように、お酒を所望。
今年は奉納した花火も打ち上げられるという。
これだってバカにならぬ金額。 いえ、ウチは結構ですなんて言えないだろう。
夜の忙しい時間帯に来てるんだから悪いけど、なんかいただいて…。
鱧の卵とじ、 アスパラの味噌和え。
酒は豊の秋。
サゴシの生ずし
ちりめんじゃこの大根おろし
きゅうりの浅漬け 最後だというのでいただいたが、次々に頼む人がいて
売り切れだから、こっち独りポリポリ大きな音たてる訳に行かない。
遠慮がちに。
もう一本たのんだまま、蕎麦に突入。
ここの蕎麦打ちには天満宮のご神水を使っている。
そういう意味で天神さんとは切っても切れない間柄。
7月24,25の両日。 24日は鉾流し神事などがあり、25日は陸渡御に船渡御と聞いた。
一世一代の晴れ姿、この目に焼き付けて、冥土の土産とするかぁ。
孫持つ、ジジイの気持ちになってしまう。
蕎麦はこの日も快調。 ちょっと乾いたところに酒を箸でちょいちょいと振りかけると、
簡単にさばける。
へへっ、こいつは仕事を通してだけど、古今亭志ん朝師匠に教わった。
粋な噺家だったなぁ。
天満駅に来れば、天四北の御旅所で神輿のスタンバイがされ、
チキチン・チキチンと 地区の子供衆が鉦太鼓を叩いていた。
祭なんかずっと遠くで眺めてたから、羨ましくてしょうがないが、
祭が終わったら、また来年必ず巡って来るのだと思うと、大変だと思うばかり。
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