浮世はまったくやな事件が多くって。末法の世の中であるぞよ。
いっそリセットできるなら…とも思うが、誰も賛同などしてくれるはずもない。小さなグラスや器の中からふと目をあげて、広い空を見たくなった。ってな訳で、mixiにも書いたがこっちにも転載いたす。
花間一壷酒 独酌無相親
挙盃邀明月 対影成三人
月既不解飲 影徒随我身
暫伴月将影 行楽須及春
我歌月徘徊 我舞影凌乱
醒時同交歓 酔後各分散
永結無情遊 相期遥雲漢
花咲く木陰で酒壺ひとつ
独りぽつんと手酌で飲るさ
月に向かって盃上げりゃ
俺らと影との三人だ
だが下戸だっけお月さん
影も飲んぢゃあくれないし
でも付き合えよ月と影
暮れ行く春を楽しもう
歌えば月はふらふら動き
踊れば影はゆらゆら揺れる
酔いにまかせて三人で
デキ上がったらお別れだ
いつでも逢える独りぢゃない
今度逢う時ゃ 天の川
(李白「月下独酌」 意訳/馬骨)
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